これから秋の行楽のシーズンがやってきますね。
まだまだ暑い日が続いていますが、ふと木々に目をやると、
ずいぶん葉が落ちていて、秋に向かっている気配を感じます。
今回はキャンプや運動会また持ち寄りパーティーなどにぴったりの
見た目も華やかな飾りいなり寿司をご紹介いたします。
のせる具材や、巻き方で色々なバリエーションができ、おかずいらずのいなり寿司です。
油揚げは下ごしらえをちゃんとすることで、出汁をしっかり含み美味しく仕上がります。
今日はお気に入りの赤梅酢にアガベシロップをプラスして、
梅の風味が爽やかな寿飯にしてみました。
ほんのりとピンク色に染まったご飯が綺麗です。
いなり寿司弁当
<材料・下ごしらえ> 10個分
●米300cc
●だし昆布6g+水300cc(水の中に昆布を30分以上つけておく)、酒30cc→合計300ccの水分
●合せ酢...酢大さじ2.5+アガベ大さじ1.5+塩小さじ1/2(早めに合せておく)
●白炒りごま 小さじ5
●油揚げ4枚
調味料A…一番だし250cc、アガベ、みりん、酒 各大さじ2.5、しょうゆ大さじ2
<飾り用具材>
●茹で海老 2尾(1尾を2枚にスライス)、さっと茹でた三つ葉 4本
●卵1個+アガベ小さじ1/4、塩少々
●いくら 適量、絹さや3枚→塩茹でして斜め2等分に切る
●牛肉薄切り30g 、ごぼう20g、生姜1/2かけ
調味料B・・・醤油、みりん、酒 各小さじ1、アガベ 小さじ1/2
●紅しょうが 適量、大葉3枚
<作り方>
●酢飯
1.洗米して30分吸水後、昆布だし270ccと酒30cc、計300ccの水分で硬めに炊く。
2. 濡らした盤台にご飯を移し、熱いうちに合せ酢をしゃもじに伝わせ、
回しかけて切り混ぜる。
3.ご飯が合せ酢を吸収して重い感覚になったらうちわで扇ぎ、余分な水分を飛ばす。
4.白ゴマを加え切り混ぜ、濡らしてかたく絞ったさらしをかけ蒸らす。
●いり卵
1.卵を1個をよく割りほぐし、アガベ、塩を合わせる。
2.サラダ油を馴染ませて、温めたフライパンに卵液を流し入れ、箸4本で混ぜながら加熱。時々濡れ布巾の上に置きながら混ぜ、炒り卵を作る。
●牛肉とごぼうの時雨れ煮
1.ゴボウは洗い、ささがきにして酢水につけアクを抜く。牛肉は1cm幅に切る。生姜はみじん切りにする。
2.鍋にサラダ油を熱し、生姜、牛肉、ごぼうの順に炒め、Bの調味料を加えて汁けがなくなるまで煮詰める。
●油揚げ
1.油揚げは菜箸をあてて転がし、中を広げて袋状にする。お鍋に湯を沸かし油揚げを入れ、3~5分ゆでて油抜きする。
2.ザルに上げ流水で洗い、手に挟み水気をしっかりと切る。
3. おなべにAの調味料を入れ、よく混ぜ溶かしたところに油揚げを入れ、全体に調味液を馴染ませる。
4.落し蓋をして中火強で加熱。途中上下を返しながら、15分煮る。
5.鍋止めをして、味を馴染ませ網付きのバットに油揚げを広げてさましておく。
●成形
1. 酢飯を10等分にして、1個分ずつラップに包み、俵型に軽く握っておく。
2.油揚げは2つに折りたたみ、両手ではさみ軽く汁気を切る。
3.酢飯を2に詰め、揚げの口を内側1~2cm折込み、ごぼうの時雨れ煮をのせ、
紅しょうがを飾る。
4. 酢飯を2に詰め、揚げの口を内側1~2cm折込み、炒り卵をのせ、絹さや、いくらを飾る。
5. 酢飯に2等分に切った揚げを巻き、海老を置き、三つ葉で縛る。
秋の行楽、色とりどりの飾りいなり寿司で楽しいお食事タイムを演出みてはいかがでしょうか。
<レシピ提供:柳瀬真澄>