プロレスラーの三沢光晴さんという方が
相手のバックドロップを受け、
試合中に亡くなったとテレビの速報で知りました。
本日になって、
三沢さんの死因は「頸髄離断」だと知りました。
バックドロップというワザを受け、頭から落ちたことで、
すでに痛めていた頸椎がずれたことで、
中を走る神経の頸髄が離断した状態になっていたそうです。
(頸髄離断とは?)
なんとも痛ましい原因です。
死因を聞くだけで胸がしめつけられます。
バックドロップで首から落ちたことによって、
頸髄が切れてしまうとは・・・・・。
私は格闘技は大嫌いで今まで全く見たことがないため、それまで、
三沢さんという方が、どういう方なのか存知ませんでしたが、
「二代目タイガーマスク」だったのですね・・・。
心からご冥福をお祈り申しあげます。
でも、
私は、脳脊髄液減少症とわかる前から、
格闘技は大嫌いでした。
すでに、脳脊髄液減少症だった体がこれ以上危険から身を守るために、
本能的にすべての危ないものから身を遠ざけようとしたのかどうかわかりませんが、
危険なものや映像に対する恐怖心と嫌悪感が
異常なまでに高まっていた感じでした。
格闘技に限らず、体に衝撃が加わるようなドラマや映画のアクションシーンや、
スタントマンのスタントシーン、
バンジージャンプ、などなど、
脳脊髄液減少症を引き起こしそうな行為をテレビで見るのが当時不快で
たまりませんでした。
そんな私ですが、
生きるためのお仕事として、
また、スポーツとしての格闘技があることは理解していましたが、
嫌いなので見ないですむものは見ないで生きてきました。
家族がテレビで見ているだけで不快になるくらい、
格闘技が嫌いでした。
命の危険を伴うような行為は
見ることさえ、とても怖かったのです。
テレビ報道によると、
三沢さんは、長年の激闘による首へのダメージで
頚椎が変形していたそうで、首の骨の前方に骨棘ができていたそうです。
3月ごろから「体調が悪い」と常々体調不良を訴えていたそうで、
当日も無理をしてリングにあがったのでしょうか?
当日は、いつもの三沢さんと違って、精彩のない動きだったそうです。
「受身の天才」とまで言われた三沢さんに
いったいどんな体調不調が起こっていたのでしょうか?
46歳という決して若くはない年齢で
リングにあがっておられたのは、
プロレス・ノアの社長として、
自分がリングに上がらなければ、観客を集められないと
思われて頑張っておられたのでしょうか?
奥様もお子様もいらっしゃるでしょうに、
今月6月18日が47歳のお誕生日であったのに、
その数日前に、リングで亡くなるなんて、
報道を聞いただけで、
あまりの痛ましさに胸が張り裂けそうです。
女子プロレスの世界でも過去に、
プラムまり子さんや
門恵美子さんなど、過去にも何人か亡くなっているそうで、
(競技中に亡くなった人たち)
頭や首から落とすわざは、スポーツを超えていて
危険すぎると思うし、
このような事故で命を落とす方が
出ることは非常に残念に思います。
ご遺族はもちろん、
試合相手の方も、さぞかしお辛いことと思います。
大事故や、交通事故に限らず、
このような思わぬ事故も、
人を一瞬にして悲しみのどん底に突き落としてしまいます。
事故は本当に冷酷です。
無力な私には、
この世の中から悲惨な事故が少しでも減ることを願うことしか
できません。
今回のことで思いだしたのですが、
私はかねてから、格闘技の選手で、体調不良を訴える方の中に、
脳脊髄液減少症になっている方がいるのではないか?とも考えていました。
脳脊髄液減少症は、体に激しい衝撃が加わることで起こるのですから、
何も交通事故に限ったことではないはずです。
スポーツ事故で起こる可能性もあるのですから、
首や全身や頭に衝撃が加わるスポーツである、
ボクシングやプロレスなどならなおさら
脳脊髄液減少症を発症する可能性は高いと思います。
しかし、そのことにどれだけのリングドクターが
気づいておられるでしょうか?
パーキンソン病を発症したという、
手足の振るえが止まらない様子の元ボクサーのモハメド・アリ選手が
オリンピックで聖火を持って走るのを過去に拝見しましたが、
モハメドアリ選手も、長年のボクシングによる頭部への衝撃で、
もしかしたら、脳脊髄液漏れも起こしているのかもしれないと
後で思いました。
さらに「パンチドランカー」とだといわれていた方の中にも、
もしかしたら、
脳脊髄液減少症の高次脳機能障害の方がいたのではないか?とも思っています。
以前、事故の報道で、
柔道で投げ飛ばされ、直後は大丈夫と起き上がり、
試合終了後に、倒れ急死された方の新聞記事を読んだ時も、
走っている車から転落し、直後は元気そうだったのに、その日のうちに亡くなった方の報道をネットで知ったときも、
「見た目元気そう」「見た目軽症」「そのうちに容態が急変して
死亡」という「事故との時間差での死亡記事」の中に、
脳脊髄液減少症の気配をも感じてしまいました。
首や体や頭に激しい衝撃が加わって、
たとえば、もし、急激で大量の脳脊髄液漏れが引き起こされたとしたら、
急死や、
多少の時間差があっての死が起こりうるのではないか?
とついつい考えてしまうのです。
私は専門家ではないので、単なる私の想像にすぎませんし、
同病の患者さんの不安をあおるつもりもないのですが、
この病は、自殺以外にも人の命を奪う可能性があるように思えて
しかたありません。
脳の下垂で
脳幹の機能障害が起きれば、
呼吸や心臓の動きに異常をきたし、
急死することもあるのではないか?とも思っています。
実際、私が原因不明であった時、
医師がわからないなら自分で原因を探そうと思い、
自分の症状から必死に原因を医学書でさぐっていた時、
顔から、体、足にかけての体をタケを縦に割るように、
頭から足まで縦に割って左右に分けたような、半身の感覚障害の分布が、
「中脳以上視床までの異常」である、「高位脳幹障害」の感覚障害の分布に
とても似ていたので、
私の症状の原因は、もしかして「脳幹の障害?」と思ったことがありました。
当時は、まだ最悪の状態を経験せずにすんでいたし、
働くことも、
自分で医療機関を受診することもできていたころでしたので、
「まさかね・・・」で終わってしまいましたが・・・。
まさか脳脊髄液が漏れていたとは、
後に、さらに激しい呼吸困難や、心臓の急激な頻脈、徐脈、など、命の危険も感じるほどの激しい症状が出るとは、当時の状況では、
まだそれほどの症状までは
当時は想像もできませんでした。
脳脊髄液減少症が激悪化するまで、
まさか、このような恐ろしい症状が出て動けなくなり、
外出はもちろん、歯磨きや入浴という自分の世話さえ支障がでるほどになるとは、
思ってもいませんでした。
脳脊髄液減少症での悪化を経験し、
さらに激しい症状を体験してから、
この症状がさらに悪化した先にあるものは
急死ではないか?
と真剣に考えるようになりました。
でも、
たとえ、この病で亡くなった人がいたとしても、
誰も死因が「脳脊髄液減少症」だとは
気づかないでしょう。
死因としての「脳脊髄液減少症」なんて
考える医師もいないでしょうから、
脳脊髄液が急激に大量に漏れていたか?
それが原因で、脳が急激に下垂し、
脳幹に機能障害が起きたか?なんて医学的視点では
検死はされないでしょうから・・・。
でも、
脳脊髄液減少症は、「死に至る可能性のある病」だと私は個人的には
ずっと思っています。
それは「自殺」に限ったことではないと思っています。
自分がこの病の症状に何度も殺されそうになった経験から
そう考えるようになりました。
「人知れず、脳脊髄液減少症に殺されている人もいるのではないか?」と私は思っています。
「脳脊髄液減少症では死なない。」
「他の病の患者をうらやましいとは思わない。」
もし、そういうお考えの脳脊髄液減少症患者さんがいらっしゃるとしたら、
それは、
脳脊髄液減少症という同じ病名の患者の中でも、
とても幸運な脳脊髄液減少症患者様たちかもしれません。
だって、
「脳脊髄液減少症は自殺や事故死や急死などで死に至る可能性のある病」とか、
「脳脊髄液減少症の症状で急死したり、突然死したり、
高次脳機能障害での不慮の事故にあって亡くなっている人もいるのではないか?」
という考えに至ってしまうほどの、
激しい症状や苦しく孤独な経験をしないですんだと思われるからです。
つまり、
身の置き所のないほどの耐え難い悶絶するほどの激しい症状や、
自殺を考えるほどの周囲や医師の無理解による絶望感や
事故死しそうになるほどの、
恐ろしい高次脳機能障害の症状を免れることができ、
「この病での自殺や、
高次脳機能障害が引き起こす不慮の事故死の可能性や、
症状での急死、突然死の可能性を想像してしまうほどの症状を体験しないですみ」、
脳脊髄液減少症が長年放置されることで巻き込まれていく
人生のさまざまなトラブルや、
他に類をみないこの病の理不尽さを
「経験しないですんだ」、
または「経験しても受けた心の傷が浅くてすんだ」、
「不幸中の幸い」とでもいうべき、
幸運な患者様たちであるように私には思えます。
脳脊髄液減少症は
誰にでも明日にでも起こりうる
決してまれではない、事故後遺症だと思います。
すでに何らかの不定愁訴や
慢性的な原因不明の体調不良を感じている方、
医師によって別の病名をつけられていて治療をしても
なかなか良くならない方の中に
脳脊髄液減少症の方がいると思われます。
まれではなく
非常にありふれているのに、
症状があまりにありふれていて、
または他の病名にそっくりで、多くが見逃されているように思います。
まして、
常に体に衝撃を受け続ける格闘技に関わる選手や医師の皆様には
脳脊髄液減少症のことは、
これからは「知らない」ではすまされないと思います。
交通事故やスポーツ事故など、
体への激しい衝撃で起こることが、
多くの患者たちの証言でわかっている以上、
格闘技の選手の治療に関わる医師の皆様、
リングドクターの皆様には
体調不良を訴える選手に対して、
いつも
脳脊髄液減少症の可能性についても、
頭に置いて、診察をしていただきたいと思います。
また、このような事故が二度と起こらないよう、
できるだけ首や頭への危険を回避した上で
スポーツや、格闘技が
安全に行われてほしいと
心から願っております。
スポーツはやってもいいし、楽しんでもいいけど、
人の命は大切にしてほしい・・・。
追加
中国新聞ニュース記事
記憶を失くす?頚椎ねんざと脳震盪?肩がきつい?
それって・・・・
私プロレスラーではありませんが、
脳脊髄液減少症で、似た症状経験してますけど・・・・
新日本プロレスコミッションドクターの富家孝さんって方、脳脊髄液減少症って病態の存在をご存知なんでしょうか?
循環器系にも呼吸器系にも異常がでるんですけど・・・(患者実経験談)
いくらリングドクター歴34年でも、
脳脊髄液減少症については、何も知らないかもしれないなぁ・・・。
相手のバックドロップを受け、
試合中に亡くなったとテレビの速報で知りました。
本日になって、
三沢さんの死因は「頸髄離断」だと知りました。
バックドロップというワザを受け、頭から落ちたことで、
すでに痛めていた頸椎がずれたことで、
中を走る神経の頸髄が離断した状態になっていたそうです。
(頸髄離断とは?)
なんとも痛ましい原因です。
死因を聞くだけで胸がしめつけられます。
バックドロップで首から落ちたことによって、
頸髄が切れてしまうとは・・・・・。
私は格闘技は大嫌いで今まで全く見たことがないため、それまで、
三沢さんという方が、どういう方なのか存知ませんでしたが、
「二代目タイガーマスク」だったのですね・・・。
心からご冥福をお祈り申しあげます。
でも、
私は、脳脊髄液減少症とわかる前から、
格闘技は大嫌いでした。
すでに、脳脊髄液減少症だった体がこれ以上危険から身を守るために、
本能的にすべての危ないものから身を遠ざけようとしたのかどうかわかりませんが、
危険なものや映像に対する恐怖心と嫌悪感が
異常なまでに高まっていた感じでした。
格闘技に限らず、体に衝撃が加わるようなドラマや映画のアクションシーンや、
スタントマンのスタントシーン、
バンジージャンプ、などなど、
脳脊髄液減少症を引き起こしそうな行為をテレビで見るのが当時不快で
たまりませんでした。
そんな私ですが、
生きるためのお仕事として、
また、スポーツとしての格闘技があることは理解していましたが、
嫌いなので見ないですむものは見ないで生きてきました。
家族がテレビで見ているだけで不快になるくらい、
格闘技が嫌いでした。
命の危険を伴うような行為は
見ることさえ、とても怖かったのです。
テレビ報道によると、
三沢さんは、長年の激闘による首へのダメージで
頚椎が変形していたそうで、首の骨の前方に骨棘ができていたそうです。
3月ごろから「体調が悪い」と常々体調不良を訴えていたそうで、
当日も無理をしてリングにあがったのでしょうか?
当日は、いつもの三沢さんと違って、精彩のない動きだったそうです。
「受身の天才」とまで言われた三沢さんに
いったいどんな体調不調が起こっていたのでしょうか?
46歳という決して若くはない年齢で
リングにあがっておられたのは、
プロレス・ノアの社長として、
自分がリングに上がらなければ、観客を集められないと
思われて頑張っておられたのでしょうか?
奥様もお子様もいらっしゃるでしょうに、
今月6月18日が47歳のお誕生日であったのに、
その数日前に、リングで亡くなるなんて、
報道を聞いただけで、
あまりの痛ましさに胸が張り裂けそうです。
女子プロレスの世界でも過去に、
プラムまり子さんや
門恵美子さんなど、過去にも何人か亡くなっているそうで、
(競技中に亡くなった人たち)
頭や首から落とすわざは、スポーツを超えていて
危険すぎると思うし、
このような事故で命を落とす方が
出ることは非常に残念に思います。
ご遺族はもちろん、
試合相手の方も、さぞかしお辛いことと思います。
大事故や、交通事故に限らず、
このような思わぬ事故も、
人を一瞬にして悲しみのどん底に突き落としてしまいます。
事故は本当に冷酷です。
無力な私には、
この世の中から悲惨な事故が少しでも減ることを願うことしか
できません。
今回のことで思いだしたのですが、
私はかねてから、格闘技の選手で、体調不良を訴える方の中に、
脳脊髄液減少症になっている方がいるのではないか?とも考えていました。
脳脊髄液減少症は、体に激しい衝撃が加わることで起こるのですから、
何も交通事故に限ったことではないはずです。
スポーツ事故で起こる可能性もあるのですから、
首や全身や頭に衝撃が加わるスポーツである、
ボクシングやプロレスなどならなおさら
脳脊髄液減少症を発症する可能性は高いと思います。
しかし、そのことにどれだけのリングドクターが
気づいておられるでしょうか?
パーキンソン病を発症したという、
手足の振るえが止まらない様子の元ボクサーのモハメド・アリ選手が
オリンピックで聖火を持って走るのを過去に拝見しましたが、
モハメドアリ選手も、長年のボクシングによる頭部への衝撃で、
もしかしたら、脳脊髄液漏れも起こしているのかもしれないと
後で思いました。
さらに「パンチドランカー」とだといわれていた方の中にも、
もしかしたら、
脳脊髄液減少症の高次脳機能障害の方がいたのではないか?とも思っています。
以前、事故の報道で、
柔道で投げ飛ばされ、直後は大丈夫と起き上がり、
試合終了後に、倒れ急死された方の新聞記事を読んだ時も、
走っている車から転落し、直後は元気そうだったのに、その日のうちに亡くなった方の報道をネットで知ったときも、
「見た目元気そう」「見た目軽症」「そのうちに容態が急変して
死亡」という「事故との時間差での死亡記事」の中に、
脳脊髄液減少症の気配をも感じてしまいました。
首や体や頭に激しい衝撃が加わって、
たとえば、もし、急激で大量の脳脊髄液漏れが引き起こされたとしたら、
急死や、
多少の時間差があっての死が起こりうるのではないか?
とついつい考えてしまうのです。
私は専門家ではないので、単なる私の想像にすぎませんし、
同病の患者さんの不安をあおるつもりもないのですが、
この病は、自殺以外にも人の命を奪う可能性があるように思えて
しかたありません。
脳の下垂で
脳幹の機能障害が起きれば、
呼吸や心臓の動きに異常をきたし、
急死することもあるのではないか?とも思っています。
実際、私が原因不明であった時、
医師がわからないなら自分で原因を探そうと思い、
自分の症状から必死に原因を医学書でさぐっていた時、
顔から、体、足にかけての体をタケを縦に割るように、
頭から足まで縦に割って左右に分けたような、半身の感覚障害の分布が、
「中脳以上視床までの異常」である、「高位脳幹障害」の感覚障害の分布に
とても似ていたので、
私の症状の原因は、もしかして「脳幹の障害?」と思ったことがありました。
当時は、まだ最悪の状態を経験せずにすんでいたし、
働くことも、
自分で医療機関を受診することもできていたころでしたので、
「まさかね・・・」で終わってしまいましたが・・・。
まさか脳脊髄液が漏れていたとは、
後に、さらに激しい呼吸困難や、心臓の急激な頻脈、徐脈、など、命の危険も感じるほどの激しい症状が出るとは、当時の状況では、
まだそれほどの症状までは
当時は想像もできませんでした。
脳脊髄液減少症が激悪化するまで、
まさか、このような恐ろしい症状が出て動けなくなり、
外出はもちろん、歯磨きや入浴という自分の世話さえ支障がでるほどになるとは、
思ってもいませんでした。
脳脊髄液減少症での悪化を経験し、
さらに激しい症状を体験してから、
この症状がさらに悪化した先にあるものは
急死ではないか?
と真剣に考えるようになりました。
でも、
たとえ、この病で亡くなった人がいたとしても、
誰も死因が「脳脊髄液減少症」だとは
気づかないでしょう。
死因としての「脳脊髄液減少症」なんて
考える医師もいないでしょうから、
脳脊髄液が急激に大量に漏れていたか?
それが原因で、脳が急激に下垂し、
脳幹に機能障害が起きたか?なんて医学的視点では
検死はされないでしょうから・・・。
でも、
脳脊髄液減少症は、「死に至る可能性のある病」だと私は個人的には
ずっと思っています。
それは「自殺」に限ったことではないと思っています。
自分がこの病の症状に何度も殺されそうになった経験から
そう考えるようになりました。
「人知れず、脳脊髄液減少症に殺されている人もいるのではないか?」と私は思っています。
「脳脊髄液減少症では死なない。」
「他の病の患者をうらやましいとは思わない。」
もし、そういうお考えの脳脊髄液減少症患者さんがいらっしゃるとしたら、
それは、
脳脊髄液減少症という同じ病名の患者の中でも、
とても幸運な脳脊髄液減少症患者様たちかもしれません。
だって、
「脳脊髄液減少症は自殺や事故死や急死などで死に至る可能性のある病」とか、
「脳脊髄液減少症の症状で急死したり、突然死したり、
高次脳機能障害での不慮の事故にあって亡くなっている人もいるのではないか?」
という考えに至ってしまうほどの、
激しい症状や苦しく孤独な経験をしないですんだと思われるからです。
つまり、
身の置き所のないほどの耐え難い悶絶するほどの激しい症状や、
自殺を考えるほどの周囲や医師の無理解による絶望感や
事故死しそうになるほどの、
恐ろしい高次脳機能障害の症状を免れることができ、
「この病での自殺や、
高次脳機能障害が引き起こす不慮の事故死の可能性や、
症状での急死、突然死の可能性を想像してしまうほどの症状を体験しないですみ」、
脳脊髄液減少症が長年放置されることで巻き込まれていく
人生のさまざまなトラブルや、
他に類をみないこの病の理不尽さを
「経験しないですんだ」、
または「経験しても受けた心の傷が浅くてすんだ」、
「不幸中の幸い」とでもいうべき、
幸運な患者様たちであるように私には思えます。
脳脊髄液減少症は
誰にでも明日にでも起こりうる
決してまれではない、事故後遺症だと思います。
すでに何らかの不定愁訴や
慢性的な原因不明の体調不良を感じている方、
医師によって別の病名をつけられていて治療をしても
なかなか良くならない方の中に
脳脊髄液減少症の方がいると思われます。
まれではなく
非常にありふれているのに、
症状があまりにありふれていて、
または他の病名にそっくりで、多くが見逃されているように思います。
まして、
常に体に衝撃を受け続ける格闘技に関わる選手や医師の皆様には
脳脊髄液減少症のことは、
これからは「知らない」ではすまされないと思います。
交通事故やスポーツ事故など、
体への激しい衝撃で起こることが、
多くの患者たちの証言でわかっている以上、
格闘技の選手の治療に関わる医師の皆様、
リングドクターの皆様には
体調不良を訴える選手に対して、
いつも
脳脊髄液減少症の可能性についても、
頭に置いて、診察をしていただきたいと思います。
また、このような事故が二度と起こらないよう、
できるだけ首や頭への危険を回避した上で
スポーツや、格闘技が
安全に行われてほしいと
心から願っております。
スポーツはやってもいいし、楽しんでもいいけど、
人の命は大切にしてほしい・・・。
追加
中国新聞ニュース記事
記憶を失くす?頚椎ねんざと脳震盪?肩がきつい?
それって・・・・
私プロレスラーではありませんが、
脳脊髄液減少症で、似た症状経験してますけど・・・・
新日本プロレスコミッションドクターの富家孝さんって方、脳脊髄液減少症って病態の存在をご存知なんでしょうか?
循環器系にも呼吸器系にも異常がでるんですけど・・・(患者実経験談)
いくらリングドクター歴34年でも、
脳脊髄液減少症については、何も知らないかもしれないなぁ・・・。