「ワイルドだぜぇ~」のギャクの
スギちゃんが
テレビ朝日の番組の収録で
高さ10メートルの飛び込み台からプールに飛び込み、
第12腰椎破裂骨折の
全治3カ月の重傷を負ったそうだ。
普通、姿勢をまっすぐにし、足からプールに着水するところ、
体が九の字にまがり、水面に尻もちをつくような姿勢になり、
足からではなく、
腰から着水したようだ。
尻もちで、脳脊髄液減少症になった人もいるし、(詳しくはこちらの動画で)
腰からの着水での衝撃でだって、
髄液漏れが発症する可能性はゼロではないはずだ。
条件が悪いと、着水時の人体への衝撃は
体重の7倍から8倍の衝撃がかかるそうだ。
スギちゃんの体重は83キロ
600キロ近い衝撃が加わった可能性も高い。
第12胸椎破裂骨折は、
「交通事故」や
「屋根から転落」などの事故でも起こると言っていた。
交通事故や、転落事故での人体への衝撃は、脳脊髄液減少症の発症原因の主なものでもある。
脳脊髄液減少症の原因は、人体への何らかの衝撃だ。
だとしたら、
衝撃を受ける原因が、交通事故であろうとなかろうと、
転倒だろうと、尻もちだろうと、
着水の失敗での激しい衝撃だろうと、
髄液漏れの原因になりうると思う。
心配なのは、
入院した病院で、担当医が、脳脊髄液減少症に疎い整形外科医なら、
髄液漏れの可能性を見逃されるかもしれないということだ。
でも、しばらくの間は、絶対安静らしいから、それはそれで安心だ。
髄液漏れがあったとしても、絶対安静で自然治癒が望めるかもしれない。
もしかしたら、過去に、プールでの飛び込みでの髄液漏れの発症例もあるかもしれないが、
もしかして、衝撃を受けた直後は、大丈夫であっても、その後髄液漏れが続くことによって、
私のように、
じわじわ症状が出てくるために、
症状と原因とが、なかなか結び付かない人もいたかもしれない。
今回、スギちゃんはあくまで、X線検査でわかる「第12胸椎破裂骨折」という病名で
入院中だが、
これを機会に私は、
今回事故の起きた、千葉県習志野市の千葉県国際総合水泳場の関係者にも、
日本水泳連盟にも、
全国の飛び込みプールの関係者にも、
今後、高所からのプール飛び込みなどで
骨折や頭を打つなどの、認知された怪我の他に、
「髄液漏れ」という見えない怪我の可能性もきちんと認識してほしいと思う。
あと、先日
市川染五郎さんが公演中に
3メートル下にさがっていた奈落(舞台下の地下)に転落して、救急搬送されたって報道の時も
同じように、「髄液漏れ」を見逃されやしないか?と思った。
だって、診断は右側頭部と背中の打撲だっていうから。
本当に打撲だけ???
現場は血の海だと、幸四郎さんもテレビで話していたし。
鼻からも血が出ていたというし。
検査は一般的な脳や背中のMRIやCTだけなんじゃない?
髄液漏れだけは今後見逃さないでほしい。
私みたいに。
脳脊髄液減少症は、病名は難病みたいで、
一見自分には関係ないと思うかもしれないけれど、
誰にでも、転倒、転落、交通事故、スポーツ事故など、
「人体に、衝撃を受けるような事故」で起こりうる、
身近な病だ。
身近な怪我、身近な病、だと、多くの人たちが早く早く認識してほしい。
症状はありふれていても、見逃されると怖い疾患であることも認識してほしい。
早期発見、早期治療で、きれいに完治することもある、
治療可能な病であることも知ってほしい。
ただ、情報が少ないために、そうだと気づけないし、
事故から、次第にじわじわと症状が出てくる場合には、症状と事故とが記憶の中で結びつかないことがある。
そういった場合、症状ごとに、方向違いの医師を受診してしまい、その原因が
脳脊髄液減少症だと気づず、脳脊髄液減少症の専門医にたどりつけないまま、
どんどん真相の原因から離れていき、何年も放置されていく。
原因不明の全身の痛み、原因不明の激しい倦怠感で日常生活も困難なほどの
症状に苦しむ方も、
交通事故の記憶がなくとも、過去の何らかの衝撃で、髄液が漏れて
そういう症状が出ているかもしれない。
現に私がそうだった。
必ずしも、今までの主治医が、
脳脊髄液減少症の可能性に気づいてくれるとは限らない。
その先生が、髄液漏れについて、深く深く最新知識を勉強して持っているとは限らない。
「髄液漏れ?歩いてここに来れる、こうして座っていられるあなたがそんなわけないじゃないか」
と詳しい専門的な脳脊髄液漏れかどうかの検査もしないで、
安易に髄液漏れの可能性を否定する医師がいる。
そういう医師の言葉をうのみにしてはいけない。
自分で、情報を集めてほしい。
そして、自分の頭で考えてほしい。
自分の過去の状況、症状の経過、症状の種類、症状の特徴をすべて調べて
自分と類似点がないか、徹底的に調べあげて考えてほしい。
そして、
少しでも「怪しい」と思ったら、行動を起こす勇気を持ってほしい。
具体的には、今までの医師以外の髄液漏れに詳しい医師を探しあてて、相談してみること。
その後も
自分の体を人任せにせず、自分で自分を救うべく、
既成概念や、今までの主治医の意見ばかりにこだわらず、
自分の頭で考え、進むべき道を探ること。
とにかく、
くれぐれも「医師の脳脊髄液減少症の見逃し」にご注意ください。
だって、髄液漏れは、治るのですから。
主治医は、あなた以外に何百人の患者を相手にしているのです。
あなたの体は、本来、あなたの今までの症状も
あなたの方が詳しい。
いくら医師だからといって、すべての判断を人任せにしては
症状の真相にたどりつけないこともある。
私もそうだったから。
私は自分で「髄液漏れじゃないか?」と気づいた。
当時の主治医の嘲笑を受け、その医師を去った。
調べて調べて、
自分の力で、今の主治医にたどりついた。
あなたが「脳脊髄液減少症に症状が似ている」と思ったら、
患者会に入って詳しい情報をもらうなり、
自分で情報を集めるなり、
先輩患者にネットで聞くなり、
徹底的に情報を集めてほしい。
一人で考えているより、経験と情報をたくさんもった人に聞く方が早いこともある。
医師がすべて病気に詳しいわけではない、むしろ、経験者の患者の方が
現状打破のための情報を持っていることもあるのだから。
ひとりより、多くの人とつながったほうが、より多くの情報が入ってくるにきまっている。
怪しいとおもったら、
検査も治療も恐れず、
前進あるのみ。
なお、
昨日の記事も参考にしてほしい。