本日の番組から。
NHK 午後2時から
「TVシンポジウム 本人のための、認知症早期発見・治療・ケア」
昨日の放送から、
この番組はNHKオンデマンドで見られます。
認知症高齢者が予定より10年も早く300万人を超えたそうだ。
ここにきて、
認知症患者の早期発見、早期治療が声高に叫ばれている。
でも、
その認知症高齢者の中に、治る認知症があることは、
医師にも家族にもまだまだ知られていないのが現状だ。
このブログで何度も書いてきたが、
脳脊髄液が増えすぎることで起こる認知症がある。
でも、その逆で
脳脊髄液が減ることで起こる、認知症もあることは、
医師にも社会にもあまり知られていない。
つまり、
早期発見と、正しい診断と治療で、
回復する可能性のある認知症高齢者が、相当数見逃されていると私は思う。
脳脊髄液減少症の詳細な症状に詳しい医師が少ない現状を考えると、
相当数の患者が見逃されているのは当たり前だとも思う。
若い人が脳脊髄液減少症になれば、原因不明の病や、精神的な病、うつ病、不登校、引きこもりなどと誤解されかねないが、
高齢者が脳脊髄液減少症になると、認知症と誤解されかねないと思う。
だって、家族も医師も、脳脊髄液減少症でそのような症状、状態が出るという知識が、
他の病ほど普及していないのだから。
高齢者が、物忘れ、尿失禁、うつ状態、日常生活ができなくなり、ひきこもりがちになる、
ごろごろとして寝てばかりいる、などの状態になった場合、
本人も高齢ゆえ、表現豊かに症状の数々を表現することも難しくなるし、
年齢的にも、原因不明の病や、ひきこもりや不登校、とは思われるはずがないから、
年齢のせい、
ボケた、
認知症、とされてしまうのがオチだと思う。
家族も医師も、脳脊髄液減少症でそのような状態になることもあるという知識が
現在ほとんど普及していないのだから。
だから、
相当数の、脳脊髄液減少症高齢者が、この国には潜在していると思う。
認知症の早期発見早期治療は専門家により、声高に叫ばれても
その認知症の中に、早期発見、早期治療で症状が改善する可能性のある、
脳脊髄液減少症高齢者が含まれている可能性については、
世間一般にもほとんど伝えられていないし、知られていない。
高齢者医療の現場で、
医師が脳脊髄液減少症について深い知識を持たない限り、
高齢者の脳脊髄液減少症患者の早期発見、早期治療は望むことは難しく、
治る認知症を、そのまま治療もされずに、
ただの認知症として放置される危険性が高いと思う。
そのことについては、
番組に出てくる
高齢者福祉の専門家も、大学の先生も、ほとんど気づいていないんじゃないかと
私は危機感を持っている。
早く、認知症対策の一つとしても、
高齢者の脳脊髄液減少症の早期発見と早期治療の重要性について、
医師や、
福祉の専門家の皆さまに気づいてほしいと願っている。
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あと、関係ないけど、
NHKオンデマンドで今見られるおすすめの番組。
これ、以前見て、私は衝撃を受けた。
この番組の取材者が書いた本が、ノンフェクション賞をとった。
脳脊髄液減少症の問題点や
患者たちの実情の一部始終を深くえぐって詳しく取材して出版したら、
ノンフェクション賞をとれるかもしれないのに、
取材する人も、
書く人もNHKにはいないみたい。
残念だ。
あとこれも、オススメ。
さすがNHKと思われる番組が多いんだから、
早く、
脳脊髄液減少症についても、番組を作って、全国民に伝えてあげてほしい。