コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

春のユーシン渓谷

2025-03-19 19:08:12 | 日記
前回のウスギオウレンに続いて今回も丹沢へ。
風が冷たく霰が降ったり止んだりで生憎の天気でしたが
気温が上がると、もうヤマビルにも気を使う時期なので良かったです。






稜線は雪がチラついていて寒そう・・・・
ユーシンへは寄沢~雨山峠経由で行くことが多いのですが
今日はひたすら林道歩きです。路肩に雪が残り、底冷えの渓谷ですが
ミツマタの花はもう咲き初めていました。








隧道を幾つも通ります・・・・新青崩トンネルはヘッデン必要です。
壁づたいでも行けますけど・・・・
足元を照らすだけでなく、周囲全体を明るくするLEDライトを使ったら
スタスタ歩けたので、距離が短く感じました。





若い頃、北アルプスの烏帽子岳から下山した後の高瀬ダム工事に伴うトンネルが
はてしなく長かったこと・・・・
黒部水平歩道の志合谷のトンネルでは、下は水が流れ上からは雨のように水が落ちて
くるので、雨具を付けて通過していたら途中でライトが消えてしまい
手さぐりで恐る恐る通過したこと・・・・そんな事を懐かしく思い出しました。






林道歩きは登山口までのアプローチ以外は
基本好きではないのですが、ユーシン渓谷は古い地図を開くと幽神と漢字で
記されているように、深山幽谷の雰囲気満載で飽きることはありません。














玄倉ダム、第二発電所・・・・ユーシンブルー













前回は雨がしばらく無かったので乾燥した法面でしたが
今日は水がしたたる潤った法面ですので、植物観察しながら・・・・

クモノスシダ、ベニシュスランの果実、コチョウショウジョウバカマの蕾は
まだ固く、開花は4月中旬かな・・・・
















ガードレールの凹みを見ると、落石には
常に注意しながら行かなくてはいけません。






路肩の渓側を覗いてみるとハナゼキショウを多く見ます。












同角沢の出合いで休憩






雨山峠分岐を過ぎ、ユーシンロッジには寄らないで
熊木沢の出会いで薄っすら雪化粧した蛭ヶ岳を眺めて帰ろうかと思いましたが
雲が低く立ちこめてきたので途中で引き返すことにしました。
雲って寒々しい日で、まだ花も少なく春を感じる景色は少なかったのですが
早春に咲くミスミソウは見ることができました。
































房総では(スハマソウ)ピンク色の株も見られますが丹沢では白花だけのようです。

林道を中心に歩くこと20数キロ、山歩きとは違う筋肉を使ったからなのか疲れました。

3月18日









コメント
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