コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

房総丘陵を歩く

2025-02-06 15:27:04 | 日記
最強寒波が入る予報ですので冬山は厳しく
午後は奥多摩でも小雪舞う予報でしたので、またいつもの房総丘陵へ。
青空や山々の景色は望めませんが、静かな深い緑の森を歩くのもいいです。
痩せた稜線はノコギリの刃のように上下を繰り返していくので、一日歩けば
累積高低差も増えて石尾根を歩いた位の体力になるかなと・・・・









房総丘陵でよく見かけるアカガシは成長するとウロコ状に樹皮が剥がれて
パッチワークのような模様になるのでわかりやすいです。






ユズリハ










大きなモミの樹も多いです。
痩せ尾根に根を張ったモミの巨木は、場所にもよりますが
見上げるとマメヅタランが着生していることが多いです。






マメヅタランは高い位置に着生していますが
この樹は比較的低い位置まで着生してくれています。
真下から見上げると、あと2mほで下へと伸びてくれれば目線で見られそうです。






この枯れ木は下の方にはムギランがいます。
よく2種類が一緒に着生している場合がありますが、ムギランは下の方で
マメヅタランより上には着生しません。









この先には岩場に着生していて、目線で見られる場所もあります。
今回、少し心配な事があるので行ってみて様子を見ると・・・・

マメヅタランがいる岩場には、キヅタやテイカカズラなどがマメヅタランを
覆うように勢力を拡大してきていました。
高い樹の上や奥久慈のような下が深く切れ落ちていれば心配ないのですが
ここは、下に回り込めるくらいの小規模な岩場なので、横からや下から
蔦が伸びてきます。特にテイカカズラは厄介です。

今日は腹ばいになって、手を伸ばし、ストックも使いながら蔦を剥していきます。
・・・・貴重な自生地の保全と思ってはいますが、余計なことをしているのかも
しれません・・・・ (´_ゝ`)









一緒にマメヅタランも剥がれてしまう所もあるので
うまく剥して、また岩場の隙間に挟んでおきます。

岩場周辺の、はびこってくる雑草なども綺麗にして、約1時間で終了。
岩場もスッキリした感じになりました。



















マメヅタランは垂直な場所が好きなようで
すぐ上にはシットリした苔がいるので、もう少しオーバーラップして
平らな所まできてもいいのに・・・・と思いますが・・・・
ムギランの方は少し平らな所までやってきます。








以前にも冬に来た時に、こうして蔦を剥してきました。
今日見ると、その時よりもマメズタランの範囲が広がってきた感じがします。
きっと、これからも繁栄してくれると思います。

反対側の日陰の岩場には羊歯類が繁殖していて、湿り気がある岩場の
半日陰で風通しの良さそうな所がマメヅタランには適しているようです。




・-・-・-・-・-・-・-



稜線は寒気が入ってきたのか、小雪が舞い始めてきました。
乾いた冷たい空気が東京湾を通る時に水蒸気が蒸発して雲ができ
低い房総丘陵にも雪を降らせるようです。

2月4日











コメント
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