コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

エビネ、クマガイソウ  房総~その2

2015-04-30 05:13:14 | 登山


午後は里を中心に歩きました。
今は田植えが忙しい時期ですので、狭い農道の脇に車を止めるのは申し訳ないので
集落から外れた林道や杉の植林帯を歩くことにします。












よく手入れがされていて陽射しが林床を照らし雑木も混じる、なかなか良い感じの杉林です。





キンランが点々と見つかります。






















道は谷地を歩くような感じですので湿り気もあり、ニリンソウの小群落やタニギキョウなども
咲いています。












とても良い感じの森ですね。  ここは期待できそうです。
ゆっくりと周辺を見ながら歩いていると、ヒナスミレが何株もあるのを見つけました。
スミレは咲いていると、目で花と葉をチラリと確認する習慣がありますが
房総では、タチツボスミレ、ツボスミレがほとんどでした。
ヒナスミレは初めて見ました。
エビネより珍しく、重要保護だったと記憶しています。








房総では、エイザンスミレも希少なスミレでして、今年になって自生が確認されています。
そんなことは全く知らなかった時に、何処かでチラリと見たような気もしますが
はっきりとは覚えていません。
そのころは高尾山、奥多摩感覚でしたから、しょうがないですね。






その先にはトウゴクサバノオも見つかりました。
すっかり果実になっていますが、これも房総では希少な植物だったと思います。












エビネも点々と咲いているのが見つかります。
一株、二株の方が花をじっくり見る感じです。

この株はエンジ色が美しい。











ピンク色した株。












杉林の奥も花が多いだろうと思うので入って見ます。

思ったとうりでした。 エビネの大株が点々と見つかります。






一番多いスタンダードタイプ。
















ほんのりとピンク色が入ったタイプ。












白っぽい花の株は、手入れがされた杉林の中では、反射しますので
かなり遠くからでも咲いているのがわかりました。













果実も残っています。












手入れがされた杉林の中はエビネの宝庫でした。
こんな感じの所は3年前にも見つけたことがあります。
その場所は標高が高く、たどり着くには苦労しましたが、花は房総のエビネよりも小ぶりで
優しい感じでした。
ここのエビネは、膝丈くらいの株も多く園芸種のような雰囲気もあり、とても立派な株です。
花付も良い感じでした。

杉林の中、わずかな変化も逃さないように、見渡しながら歩きましたが
クマガイソウは見つかりませんでした。

とても良い雰囲気なんだけどな~


また地図を眺めて想像しながら、違う山でも歩いて見ます。





4月28日

























コメント (4)
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