コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

暑さを逃れて ~ 富士山麓

2017-07-20 19:37:19 | 登山


寒気が入り、午後は天気が崩れそうでしたので、予定していた山は今回も中止。
房総方面は比較的安定していましたが、この暑さの中を歩き回るのは、辛いだけなのでパス。
今日は、涼しい森の中を歩きたいという気持ちを最優先にして、富士周辺の散策にしました。
きっと午後は崩れてくるだろうと思ったので、明るくなり始めた5時から歩き始めました。

早朝の気温は18度。 もう別天地ですね。
立ち止まって休んでいると、ヒンヤリして汗が引いてきます。
歩き始め、森の中はまだ薄暗くてよく見えなかったのですが、日が昇ってくると
小さな花も見えてきました。





ミヤマムグラ、ハコネラン。












標高が上がると、アリドオシランがポツポツと・・・・まだ蕾でした。











葉はシュスランの種類に似ていますね。

咲き方もベニシュスランの感じです。










 ミヤマノキシノブに朝の陽射しが入ってくると、
樹々の葉よりも柔らかい緑が透けて、何とも美しいです。















出会う樹々を何度も見上げますが、この森には着生ランなどはいませんね。
標高を上げたり下りたりしながら移動していきます。

しばらくして、ようやくシダの中にフガクスヅムシソウがいました。










ここにも、かなり上の方ですが、ヤシャブシなどと一緒にいます。










イワギボウシの屋根の下にも












良い感じの森になってきましたが、少し薄暗くなってきたと思ったら
上の方で葉を叩く雨音がしてきました。











まだ10時前ですが、すっかり厚い雲に覆われて、森の中は薄暗くなってしまいました。
今回は、まだ歩いていないエリアを探索する予定で、ようやく良い雰囲気の森になって
きたのですが、ここで終了です。

もう夏休みに入るので、再訪できるかどうか難しいのですが
涼しくて快適な森ですので、もう一度歩きに来たいと思います。



      



車に戻ると雨は上がっていました。

林道沿いにベニシュスランの自生地があるので、雨の止み間を期待して
寄り道してみようと思います。


花が咲き始めている頃ですので期待して行って見ると・・・・・

法面や路肩に多く咲いている穴場的な自生地でしたが・・・・・・

路肩などが綺麗に整備されていて土の上に砂利や小石が敷かれて、
古い資材などが放置されていました。


綺麗にする必要があるのかな・・・・・・人も車もあまり通らない場所なので
愚痴の一つも言いたくなりますが、仕方がないですね。

以前に見つけた法面の自生も崩落で消え、次に見つけた、ここも消えてしまいました。
歩かなくても気軽に観察できる場所が無くなってしまったのは残念ですが
路肩や法面などの自生地は、崩落するリスクもあるので、しょうがないですかね。



それでも、この辺りにはイッパイ咲いていたのにな~と砂利や小石の上を見ていたら

・・・・・・ちゃんと咲いていた (^^)










よく見てみると、資材の隙間や倒木の上にも咲いていました。









根がむき出しになっていても花を咲かそうとしています。

シュスランの種類は房総の渓谷でも見かけますが、よくこんな状態でも花を咲かしているな~と
感心してしまうような過酷な場所で咲いているのを見かけたりしていました。

きっと、何年かすると以前のように復活するのではと思います。
少し離れた所で、ちょうど咲き始めた株もみつかりました。








7月18日













コメント (2)
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