コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

春の谷川岳 

2018-03-15 06:02:42 | 登山


今日は何処へ行っても快晴という滅多にない好天気。 

春の雪山へ行きたいと思っていますが、雪の少ない八ヶ岳よりも、
まだ たっぷりと雪のある上越の谷川岳へ行ってみようかと思います。
初冬の11月末に初めて行った時、帰りたくないほど素晴らしい景色だったので
雪の増えた春に機会があればもう一度・・・・・・と思っていました。

西黒尾根からも考えましたが、今回は気楽にロープウェイで天神尾根にしました。

谷川岳ベースプラザに8時着。道路の凍結は、ほとんどありませんでした。
前回はスキー場もまだオープンしていなくて、登山者も少なかったのですが
天気の良い今日は、スキーヤー 登山者で賑わっています。
それでもロープウェイ出発の8時半に6回の乗り場に向かうと
待ち時間もなく、すぐにロープウェイに乗ることができました。










まさに快晴ですね。 稜線でも日中は-1~1度位の予報なので
冬のハードシェルはザックにしまって薄着でスタートします。
しばらく降雪もなく、雪も締まっているようなので、アイゼンで快適に歩けそうです。



この穴の下に避難小屋があるのですか・・・・・
11月末に来た時は、ガラガラとドアを開けて小屋の中へ入ってみたのですが
その後の降雪量がどうも感覚的にまだ理解できませんです。












今日は前後に登山者がいますが、半分はボードかスキーを担いでいる人です。
ハイペースでキックステップで登ってくる人に、どこから滑るのですかと聞いたら
芝倉岳からと言っていました・・・・登山者よりも先に行くのですね。













今日はアイゼンが効く締まった雪質ですので、どこを登っても良い感じで、とても開放感があります。












山頂の小屋が見えてみました。













登山者は谷川岳山頂へと向かっていますので、狭い山頂周辺は賑わっていそうですね・・・・・・

真っ白な新潟の山々や主稜が見えてきました。
・・・・・主稜のオジカ沢ノ頭方面には人影がないな~










何も混み合う山頂へ行くこともないでしょう・・・・・ 純白の山が、こっちの方が静かで
いいよと手招きしているような・・・ (゜.゜)

小屋の下をトラバースして主稜方面へ・・・・何とかオジカ沢ノ頭まで行ってみることにします。


























岩場の手前からピッケルに変えました。

ウサギの足跡かな ?



























あの爼倉の稜線を川棚ノ頭へと行く人がいるのだろうか・・・・















中ゴー尾根分岐、マツダランプの標識があります。
 
ここで休憩して少し早いお昼にします。
暑いくらいな陽気になるだろうと予想して、お昼は、サンドイッチとオレンジジュースにしたのは
大正解でした。 日射しも暖かく、雄大な景色の中で一人でゴロゴロしている時間は
私的には贅沢の極みです。



































ここからオジカ沢の頭までのルート、手前の岩場が少し厄介な感じがしますね。
もう少し近くまで行って考えてみよう・・・・・






 








右側は急傾斜で左は割れている・・・・・
巻くのは難しそうなので岩場の右手を直登すれば何とか行けそうかな・・・・・
けど帰りが少し心配で・・・・・ 


んん~、ヘルメットもないし・・・・・今回は、ここまで景色を眺めに来ただけ
ということにしましょう。 ここで引き返すことにします。

後で、真下まで行ってみればよかったのに・・・・と少々後悔もしましたが
またいつか機会があるかな・・・・・

ゆっくり、景色をひとりじめして帰ります。





タイマーで・・・・・





































真っ白な雪稜と青空が眩しいです。
今日はコンデジ一つポケットに入れて来ましたが、暖かく電源が落ちる心配もないので
ミラーレスを持ってくればよかったです。









































春霞で遠くの浅間山や富士山は見えませんが、北側は比較的よく見えます。


モノクロで・・・・・


























春霞で何となくボヤけている景色には、光と影とが強調される
モノクロの方が迫力があり、雪山の雰囲気がでるような感じがします。


トマの耳に到着。
朝の一団が帰って、誰もいなくなりました。



















景色を眺めながら帰ります。










































後から来た方に被写体になってもらいました。
自分もこんな雄大な景色の中にいるんだな~と、あらためて思います。


























































日射しが良い具合に傾いてきました。
行きの登りでは気が付かなかった景色を
帰りは、ゆっくり眺めながら帰ることができます。














































よく行く八ヶ岳の帰りは、コメツガやシラビソの薄暗い森の中を通って帰るのですが
ここは、ずっ~と日射しの当たる尾根道で景色は飽きることがありませんです。



























豪雪地の森を歩いている感じが、とても新鮮です。

初冬に来た時とは、感じが全然違いますね。別の山を歩いているような気がします。
ここの樹々も雪で半分くらいは埋まっているのでしょうか・・・・
地面より数メートル上を歩いているので、樹の枝の位置がとても目線に近いです。
こんな森の中を歩いていると疲れを忘れて何処までも歩きたくなってしまいます。


























スキー場が見えてきました。 


すこし名残おしい感じが・・・・
眺めの良い尾根をたどって、静かな豪雪地の森の中を歩いて帰るなんて
春の天神尾根、すっかり気に入ってしまいました。 
来年もまたこよう・・・・


3月13日



コメント
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