コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

今回も房総探索・・・・・

2019-01-22 19:32:01 | 登山


冬型の気圧配置が緩む予報でしたので、久しぶりに冬山へ行けると思い
ザックに必要な装備を詰めて何時でも行けるように用意していました。ところが前日になると
予報が少し変わって、午前中に弱い寒気が流れ込んでくることがわかり、行く予定でした
八ヶ岳の天気は平地の原村あたりでも小雪が舞う予報になってしまいました。
弱くても寒気が入ると山は荒れます・・・・今回も雪山は延期となりました。
といって奥多摩や丹沢へ歩きに行こうという気分になれず、今回も房総探索へ・・・です。


都心はよく晴れて天気は良さそうです。
夜明け前のアクアラインから見る東の空の色は、この時期とても美しいです。
金星と木星がだいぶ近くに寄ってきました・・・今年前半では一番接近です。
夜明け前の景色を車から撮ろうと思った時に気がつきました。
カメラを忘れた・・・・・ 冬山装備を出して、適当に入れ替えしていた時
カメラを別の場所へ置いたままにして、車に入れ忘れてしまいました。
そんな訳で、今日は携帯(ガラケー)での写真のみですので適当にトリミングして
簡単にアップします。










車の外気温度計は-4度で房総といえ早朝は寒いです。家を出る時は2度でした。
梅は咲きはじめていますが、霜が付いています。ミスミソウも寒そうです。












真冬でもウラジロの緑が・・・房総らしい雰囲気です。









厚着してスタートしたらもう暑くなってきました。
房総の山でしたら10分くらい急な山道を登れば、私はシャツ1枚で十分になるのですが
車の中が温かいので、どうしても最初は厚着をしてしまいます。

痩せ尾根を慎重に・・・・苔で滑るのでチェーンスパイクを付けていきます。










湿り気のある痩せ尾根の岩場には、苔やシダと一緒にムギランが着生しています。




















果実も付いています。

マメヅタランは日射しが当たる側、ムギランは日影側が好みの住み家のようですが
両方が混在している場所もあります。
ここの岩場では、ムギランしかいませんです。











房総では古木に多く着生している景色を見ることは多いのですが岩場は稀です。
スケールのある岩山が少ないからでしょうね。

この後は定番の沢へと下りてみます。

何年か前に来ていますが、感じが随分と変わっていました。











しばらく雨が降っていないので、沢にも水の流れはなく
源頭近くの沢床は干上がって乾燥しています。
探索するのには都合が良く、泥にまみれたり足を取られたりすることなく
ゆっくり落ち着いて倒木を乗り越えたり高巻きしたりできました。

奥深く分け入るとナツエビネが現れてきます。























法面に住むナツエビネの寿命は短いのですが、岩の上や倒木の上に付いた株は長生きして
立派な大株になります。

この薄暗い渓谷、ナツエビネの他にベニシュスランが多く住んでいます。
苔蒸した大きな岩に群生している所も多く、花も咲くと思います。





















それにしても苔蒸した岩も乾燥していてカサカサ状態です。
まだしばらく雨は期待できない感じですが、ベニシュスランは大丈夫そうです。
ただ苔が乾燥して岩から剥がれそうな所は数多く見られました。

前回の沢探索では、シュスラン、アケボノシュスランが多く見られましたが
ここでは一株も出会いませんでした。

上手く言えませんが、それぞれ好みの環境というか沢沿いの雰囲気に少し違いが
あるように感じます。



1月22日










コメント (2)
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