コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

天狗岳 ~ 唐沢鉱泉から周回

2022-01-21 18:46:33 | 登山

日本列島がすっぽりと寒気に覆われて寒い毎日ですが
冬型の気圧配置が一時的に緩んで、等圧線の間隔が広がる予報でしたので
なるなるさんを誘って、唐沢鉱泉から八ヶ岳の天狗岳を歩いてきました。

日の出前の時間帯に中央高速の勝沼インターあたりを走っていたら
甲府盆地の先、南アルプスがビーナスバンドの中に見えてきました。
地球影も見えます。今日は良い天気が期待できそうです。












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唐沢鉱泉は営業を終えましたが、林道は除雪されていたので
四駆にスタッドレスなら安心して走れました。

ゆっくり準備してから9時にスタートしましたが、極寒の駐車場で準備するより(-15度)
以前のように八ヶ岳パーキングで準備を終えてしまい、着いたらすぐスタート・・・・
の方が良いことを再認識しました・・・・・・反時計まわりで周回します。

冬の天狗岳は11年ぶりになります。
北八ヶ岳の中では少しアルペン的な雰囲気もあり
晴れた日なら、初心者でも比較的安心して歩けるコースです。
















ここ数年は雪が少なく、3月に南岸低気圧が通過すると
ようやく雪山らしくなっていた八ヶ岳でしたが、今年は今までの足りなかった分を
埋め合わせするくらいの積雪量です。

昨日は吹雪いたので、トレースは期待できないと思いワカンを着けて
二人で雪にまみれて一日終えることもアリ・・・・と思っていましたが
駐車場に到着したら、すでに何台も車が止まっていました。

どうやらトレースはしっかりとありそうでしたので、ワカンは車に置いてきました。
黒百合ヒュッテが通年営業していて、日帰りで比較的歩きやすいコースですので
平日でも晴れる日なら、それなりに入山者がいる感じです。

尾根に取り付いて約1時間、稜線に出たのか日射しが林床を照らします。










視界が開けてきました。第一展望台に到着。










・・・・風もなく良い天気

諏訪湖~中央アルプス、北アルプスも良く見えています。











南八ヶ岳方面






















凍りつくシャクナゲ。













第二展望台に到着すると西天狗岳が正面に見えます。

青空が深く眩しい・・・・・冬山らしい良い景色です。





















樹林帯を抜ける。


























西天狗岳に到着。

浅間山方面もよく見えます・・・・・青空に薄い雲のストライプ

北アルプスの稜線は雲に覆われはじめてきました。

明日はまた荒れる天気ですので、今日一日だけの八ヶ岳ブルーです。
時間があれば何処までも縦走して行きたくなる景色です。


















東天狗岳へプチ縦走。










































東天狗岳に到着。


晴れて透き通る青空と雪景色の中を歩いたので
すっかりガス抜きができて、心もリフレッシュできたかな・・・・・




























平日ですが、20人位の登山者と出会いました。

行者小屋~赤岳鉱泉でも多くの人と出会うことがありますが
バリルートやアイスクライミングの人も多いので、途中でバラけて
それぞれのルートへと別るので、最終的に歩く時間帯が違うと出会う
ことも少なかったりします。

ここ天狗岳は冬山の景色を楽しみに、同じルートを歩く人だけですので
入山者=出会う人に近いと思います。

14時、山頂を後にします。日射しが傾いてきました。













周辺は風が抜ける場所ですが、やけに顔が辛く寒いので
ザックの温度計を見てみたら-14度でした。
スッポリ寒気に覆われているので、日中でも気温は上がりません。















森の中へ・・・・











樹幹にも雪が凍りついています。

真っ白になった樹々が美しい・・・・
吹き荒れると森の中も風を遮ることができなさそうです。












黒百合ヒュッテに到着。














ベンチで少し休憩して帰ります。

歩きやすい雪道をスタスタと下り、16時に戻ってきました。

ずっと冷凍庫の中を歩くような気温でしたが、日射しがあり風も弱く
トレースがしっかりとあったので、景色を眺めながら楽しく歩くことができました。
トレースが無かったら、どうだったかな・・・・・
第一展望台から先、第二展望台~西天狗との鞍部まではルート選択が難しい
箇所がありました。かなり苦労して通過には時間が掛かったと思います。

次は昨年のリベンジで、苦労しそうな杣添尾根へ行ってみたくなりました。





















コメント (2)
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