気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

雑感・お出掛け・キャバレー Ⅲ

2007-10-21 23:24:45 | 芝居
 見たお芝居は必ずブログに書こうと思っているが、

時々抜けてしまう。遅くなりましたが、9月分もひとつ。


☆☆☆ 芝居「シェイクスピア・ソナタ」 PARKO劇場にて。9月23日

       作・演出 岩松了 (テレビドラマ・時効警察の課長役のひと)

       出演・松本幸四郎、高橋克己、伊藤欄、緒川たまき、豊原功補


 岩松了は賞も多数受けている作者だし、松本幸四郎が

    力を入れている芝居とのことで、かなり期待して行ったが、

    残念ながらインパクトがなかった。

    主役の幸四郎よりも、伊藤欄の、妖しい鬱屈した旧家の女性のほうが

    光っていた。旧家の因習に閉じ込められ、出口を求める女性の話?


    なんだかテーマが古い?幸四郎の役割はなに?

    幸四郎は主役ではないの?

    新聞の劇評で幸四郎について触れず、

    当たり障りのないことばかり書いてあったのは

    面白くなかったと言うことなのね。



☆☆☆ 芝居「キャバレー」 青山劇場 10月14日

      日本語台本・演出 松尾スズキ

      出演・ 松雪泰子、阿部サダヲ、森山未来、秋山奈津子

    青山劇場前の大看板と、熱気あふれる会場前の様子を撮り、

    ブログに乗るように加工して保存しておいたが、

    間違えて捨ててしまった。またチラシですみません。






   劇団・大人計画の看板作者兼演出家・松尾スズキと
  
   役者・阿部サダヲ、それに松雪さん!!!森山君!!楽しみでした



   松雪さんは踊り子さん達の中で皆と一緒に踊ると細さが際立ち、

   迫力がなくなってしまうが、アンニュイな雰囲気は抜群、そしてきれい!

   森山未来は正統派の役者として切れもよく頑張っていた。

   背が、小さいのが残念!

   阿部サダヲは、もう~~~~期待通り!

   軽快に笑わせてくれました。

   この人の身の軽さと観客を舞台を引き付ける力は凄い!



   ストーリーは省きますが、前半にぎやかで楽しいベルリン。
   
   森山未来はアメリカから来た小説家。

   彼を取り巻く友人、恋人たちとの出会いがある。

   そしてある日突然、親しい友人がナチスであることを知る。

   何気なく脱いだ上着の下にはナチスのカギ十字の腕章。

   ドキッととした場面だ。

   これからの暗い時代を予告させるナチスの登場。

   そして不和雷同する人々。

   この場面で、一気に舞台が引き締まる。

   恋人たちの別れが続く。


   華やかさと哀しさが漂う舞台だった。

   久々に舞台に酔いしれた。



さて、明日から入院です。

2週間ほどブログをお休みします。

頑張ってきますね


   


   
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雑感・お出掛け・キャバレー Ⅱ

2007-10-21 15:05:13 | 建物
 少々暗い話が続いてしまいましたね。

気分を変えて・・・・


 昨日は夫の誕生日、久しぶりに娘息子が、来て夫はご機嫌でした。

子供たちからwiiをプレゼントされ、今日は朝からゲーム三昧。

すごいですね。いろいろなことが出来るんですね。

デジカメのメモリーを入れたら、スライドショーに、

勝手に音楽が入り、勝手に一枚一枚ズームが入ってまるで、

ドキュメントフィルムのようになりました。

でも私は全く使いこなせないでしょう



☆☆☆今週のお出掛け☆☆☆

10月17日 ベルト・モリゾ展 損保ジャパン東郷青児美術館



     ルノアールやマネ、ドガなどが活躍していた時代、

     女性印象派の画家として活躍したベルト・モリゾ。

     明るい色彩とすばやいタッチで、夫、娘、姉一家を描いている。

     見るだけで幸せと温かさと豊かさが伝わってくるような絵。

     美術館を出たあとも幸せな気分が続きました。

     少し足の不自由なSさんと、ゆっくり休み休み鑑賞。



10月18日 ムンク展 国立西洋美術館


     
     このチラシの絵は「不安」と言う題の絵。

     あの有名な「叫び」と同じ橋の上の人々を描いている。

     今回出品のなかには同じ橋の上の一人の男を描いた「絶望」と言う

     作品もあった。

     もしこの3枚を並べたら・・・・・怖いですね。

     人生夢も希望もなくなるのではという思いがします。

     現に、レプリカですが、3枚並べて飾ってあるコーナーがあった。


     ただこの展覧会が新鮮だったのは、ムンクの装飾的な部分に

     光を与えている点。

     自分の描いた絵を「生命のフリーズ」と名付け、一枚一枚鑑賞するので

     はなく、全体をひとつの作品として見る必要があるとムンクは強調し、

     画家のアトリエの絵は常に全体のハーモニーが出るように

     いろいろと並べ替えられていたそうだ。

     色彩豊かな、生命賛歌の絵も数多くあり、

     「不安」「絶望」「叫び」も人生の一部として捉えれば

     それほど怖くなく、納得させられる。

     暗い印象が強いのか、西洋美術館の企画展なのに

     入場者が少なかったのは寂しかった。



     このあと画家黒田清輝の記念館に行く。

     週2回の3時間のみの公開。

     いつも入れなかったが、偶然開館日に当たった。

     建物の設計は岡田信一郎、明治生命館の建物を設計した人。

     ちなみに私の通った高校の講堂もこの方の設計だった。

     もうひとつおまけが・・・・・

     東京芸大の、旧東京音楽学校・奏楽堂で、チェンバロの

     コンサートを開いていた。

     学生や院生の演奏会で、最後の一曲だけ聴くことが出来た。


     偶然のおまけがいっぱい、楽しい秋の一日だった。



10月19日 白州正子邸  (町田市鶴川)



     母屋



     玄関入り口。 秋の装い。




     門横にあるポスト?

     


     ここのランチは予約がなかなか取れない。

     仕出しのお弁当なのに、「白州次郎、正子の食卓」という

     タイトルがついていて大人気。

     あとで写真を撮ればいいと、ランチを楽しんでいたら、

     午後は観光バスが次々やってきて大混雑。

     皆さん行かれるときは午前中にどうぞ!

  
     
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