帰国してからちょうど1週間、その間に大谷の50ホームラン50盗塁、更に記録更新中、ドジャースのリーグ優勝。能登半島の大雨による大災害。熊本もそうでしたが、地震で痛めつけられた後に大雨、災害はなぜ同じ場所に続く例が多いのでしょうか?
やっと気持ちを立て直した頃にまた大災害、お気の毒で仕方ありません。
そして昨日は首相に石破氏が決定、どんな政治が行われるのでしょうか?
そして「虎に翼」も終了。主人公に同調したり、描かれる社会現象に一喜一憂したり良質なドラマでした。
そして「虎に翼」も終了。主人公に同調したり、描かれる社会現象に一喜一憂したり良質なドラマでした。
たった1週間でいろいろありました。
🌼🌼🌼🌼🌼 本題に戻り
3日目 9月12日 マドリッド2日目
前日の街歩き、地図で見るとかなり歩いていた。(20000歩)
東京の地獄の酷暑で外歩きがままならず、筋力が落ちていたようで、かなり疲れた。
夜、疲れ果てた頭でコロナ前のような旅はもう無理なのかと思ったが、
一夜明けると少し元気になっていて一安心。
近所のパン屋でパンを買い朝食。9時過ぎに出発。
地下鉄でセント・ドミンゴへ。10時半予約のプラド美術館へに着く。(下線のクリックでプラド美術館の説明)
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プラド美術館の前にある前回泊まったホテル。 ウェスティン・パラセ。(クリックで22年前の旅行を書いたブログへ)
5つ星ホテルで、ロビーが豪華なステンドグラスの円天井だった。
オフシーズンで、旅行会社の好意だったけれど、このクラスのホテルにはもう2度と泊まれないでしょう。
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美術館の入口は、22年前と違い、建物の側面に変更になっていた。
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予約者は新館の入口へ。30分ほど待ち入場。
プラド美術館になんと5時間もいてしまった。(今は作品の写真不可)
昔の様にゴヤやヴェラスケス、グレコやムリーリョ、ルーベンスなど超有名な絵画だけ見るつもりだったけれど、娘が全部見ると言う。
娘にとっては思い出深い美術館なのだろう。
それまで絵画には興味の無かった娘が、ここで初めて超有名な世界の絵画に出会い、目が開かれたようだ。
「最初に出会った美術館がプラドで良かった」と言っていた。
その後世界の名画を見るにつけ、プラドで見た作品との関連を思い出し、絵画への理解を深めていたようだ。
前回の感想もコチラへ。(下線クリック)
娘が気にしていた「裸婦のマハ」と「着衣のマハ」が 揃っており、2枚並べてて見るのは感動的だった。(どちらかを世界の美術展に貸し出すことが多い作品)
前回じっくりと見ているが、やはり本物を現地で見る感動は2回目と言えども贅沢の極みだった。
それにつけても足はガタガタ、つかれた~~~。
スイスイ歩いている娘を見ると、若い人との体力差を感じた。
(プラド美術館は日本で予約、大人15ユーロ、65歳以上7.5ユーロ)
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今は使われていないプラド美術館の正面玄関。
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前の道が遊歩道になっていて気持ちよく散策。
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地下鉄に乗る。
予定では世界遺産に指定されたレティーロ公園や、ティッセン・ボルネミッサ美術館に行くはずだったが 、時間が無くなってしまった。
でもここは行ってみたい。旧市街のプエタ・デ・ソルに行く
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1894年創業のチョコテリア「サン・ヒネス」
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チュロスとチョコラーテの専門店。
暖かいチョコに浸して食べるチュロスにずっと憧れていた。
揚げたてのチュロス6本、油っぽくなくて、チョコレートもそれほど甘く無く美味しい。満足~~。
名店なのにお値段が安くてびっくり。チョコとチュロスのセットで7ユーロ。
娘はコーヒー。
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マヨール広場(17世紀に完成。ここで王家の儀式、闘牛、種々の祭り、時には処刑などがおこなわれた。)
ここを通り抜け、またサン・ミゲル市場へ。
市場と言う名前がついているけれど、フードコートみたいにいろいろな料理が並ぶ。
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私達が食べたのはカニのマヨネーズパンとパエリア(パン5.5ユーロ、紙皿のパエリア15ユーロは少しお高い)2つとも、とても美味しかった。(1ユーロ160円)
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またマヨール広場へ。 下の写真、王家の紋章の下のバルコニーは王家の観覧所だった。
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こんな古い水道があった。
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ソフィア王妃芸術センターへ。スペイン現代アートの美術館。
5時からは無料なので並んだ。
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22年前、美術館を歩いていると唐突にゲルニカの部屋に出た驚きは、今も忘れられない。人もおらず娘と二人で作品の前でずっとたたずんでいた。
けれど今はオーバーツーリズムの影響で人がギッシリ。全体の写真も撮れない。
余りにもゲルニカの印象が強くて、他にどんな作品があったのか全く覚えていなかったが 、そうそう、こんな作品がありましたね。
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ミロ
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ダリ 前回フィゲラスのダリ美術館に行った。
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ダリ。海を見つめる女性の静かな雰囲気が好きでこの絵ハガキを前回買い、
額に入れて自宅に飾っていた。
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ピカソ「泣く女」
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ダリ
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ルネ・マグリット フィンランドでマグリットの美術館に行った事がある。
学生時代この方の展覧会に行きファンになった。
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窓から明日朝利用するアトーチャ駅が見えた。
スペインの日の入りは遅く、午後8時でもまだ明るい。
なのでつい夜更かししてしまい、ホテルに帰るのはいつも9時過ぎ。
早く寝なくては!!
明日はマドリッドを立ちます。
ところで訪れた事のある都市の中で一番治安の悪かったマドリッド。
22年前は母と娘の東洋からの旅行者という事で侮られ、何度も怪しげな人達に付け回された。
今は警官も多く、薄汚れた服装に鋭い目つきの人達が減り、安心して観光できるようになった。
驚くべき変化!!
こんな風に旅を楽しめる能力がうらやましいです(;^_^A
22年ぶりのスペインだとか、大きく変わって安心してエンジョイできたご様子で何よりでした。
プラド美術館に5時間、心行くまで名画を堪能されたことでしょうね
「裸婦のマハ」と「着衣のマハ」は私も感激でした
この二つの絵が描かれた理由が下世話なものだったことが意外でした。
今はスペインもオーバーツーリズムですか
ゲルニカは本物は見ていませんが去年大塚美術館で寸分違わない複製を見て感激でした
マドリッドの次はどこへ?
おしゃれな街の様子など満載なのでしょうね
楽しみにしています
私が行ったときはマドリッドは美術館と公園だけでした。それもバスのドライバーさんと警官が前後について歩いていきました。
思えば、同じ頃もっと凄かったのがナポリでバスから降りて高台からナポリ湾を見下ろしただけでした。
マハも印象的でしたが、私はゴヤが心に残っています。
ゲルニカはバスク地方のゲルニカでたっぷり味わいました。
一日2万歩とは良く歩かれましたね。
随所で体力の衰えを感じました。
最初の日はもう私には旅を楽しむ好奇心も体力も無くなってしまったのかと少しがっかりしたのですが、
日にちが立つうちに ウキウキ気分が戻ってきました。
裸婦のマハも着衣のマハも片方づつはスペインでも日本でも見ているのですが、2枚揃うと壮観でした。
大塚国際美術館は行こうと思ってもなかなか行けずにいます。
所持している美術館の厳密な審査を通らないとダメなんですってね。次はグラナダです。行かれたかもしれませんが、思い出しながら楽しんで読んでね。
肩掛けバックを前に持ち、固くつかんでいたのがウソのようです。
夜の女性の一人歩きも見かけました。
昔だったら絶対にアウトですよね。
ナポリも凄そう。私はローマで新聞紙を持った子供達(新聞でバックを隠したすきに抜き取る)や赤ん坊を抱いたジプシーの女性の達の朝のミーティングに出くわしたことがあります。
ゴヤは私も前回ショックを受けました。
ゴヤの黒い部屋と言うのがあって、怖い絵が沢山ありました。
「ラス・メニーナス」も本物に出会えた喜びがありました。
スペイン楽しいです!!