気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

栄光の夏・・・の思い出から & 7月の芝居

2012-08-01 00:33:11 | 芝居

 柔道57キロ級の松本選手、金メダルおめでとう!!

そして、体操個人総合の内村航平選手の金メダル、見事な演技で、これぞオリンピックと言う感動を味わいました。

男子体操の団体戦は、ハラハラドキドキの連続、思わず悲鳴を上げた場面もあり、心臓によくなかったのですが、

見後に屈辱を晴らしてくれました。

また、若手選手が続々と銅メダルを取っているのは嬉しいですね。

次世代の選手が育っているのかな?

 

さて今日の話題

私はスポーツが苦手。

定期的な運動が必要な60代なのに、なぁ~んにもしていない。

しいて言えば、歩くことぐらい、そして自転車かな。

 

 そんな私に、刺激的な情報が入った。 それは・・・・・コレ↓

 

       

近所に健康センターができた。

そこに室内プールがあるという。エップール う、嬉しい~~~

何を隠そう、私は、水泳が得意なの。 

信じてもらえそうもありませんが 唯一私が自慢できるスポーツが水泳。

 

 それは はるか昔、小学校5年の夏休みの事。

気が向くと学校プールに行っていたのだが、ある日突然、地区の小学校対抗水泳大会の選手に選ばれた。

何だか嬉しくて、それからは毎日水泳の強化練習に通った。

一応指導の先生がいたけれど、とてもノンビリしたもので、

20人位の子供たちが、皆で順番に泳いだり、時々タイムの計りっこをしたり、競争をしたりした。

私はクロールの選手。小学校5年の女子の部ではいつも一番だった。

一番は楽しいわね。俄然やる気に火がつき、寝ても覚めても布団の上でもクロールの泳法を研究していた。

この時の私の基準が、いかに美しく、泳ぐかあった。

足は水煙を上げず、ヒラヒラトとしたバタ足、手はあくまでも美しくスーッと前に伸びるように、息継ぎは正確に・・・・・

研究の成果があり、仲間からも見学の人たちからも綺麗な泳ぎね~と言われるようになった。

 

      この私の基準は水泳大会の日に、大きな間違いだったと知る。

8月の末の大会の日、悠々と泳ぎ始めた私は、周囲の泳ぎ方と全く違うのに気が付いた

皆、息継ぎもせず、バシバシと水をかき分け一気に25メートル泳ぎ切っている。

ビリではなかったけれど、速く泳ぐとは縁遠い泳ぎ方であった。 それも当然、私の目標は美しく泳ぐであったから・・・・・

私だって、25メートル息継ぎなしで泳げるのになぁと思ったけれど、後の祭り。

井の中の蛙という事を初めて知った、小学校5年の夏だった。

でも、これは私のとても大事な思い出、ふとした瞬間に、今でもあの夏の一生懸命さを思い出す。

 

なんて、50年前の昔話でした。

これで私が水泳がすきな理由がわかってもらえたかしら。

健康センターに話を戻すと、

一昨日行ってみたら、明るい、近代的なプールで、冷えた体を温めるジャグジーまで併設されている、

素晴しい施設だった。

入る前から、自分のスイスイ泳ぐ姿を想像してワックワク。

 

でも現実は厳しかった。全く泳げない・・・・・

私はバタ足と、両手回転系のクロールとか背泳ぎが得意なのだが、左腕が後遺症で思うように動かないため、前に進めなかった。

仕方ないので、腕を腰につけ、あおむけになってバタ足だけで25メートル泳いでみたが、つまらないわね~。

あとはひたすらプールの中で歩くだけ。

 

確かに泳げないのはショックだったけれど、まあ、現実が分かってよかったわ。

次回からはビート板を買って、ゼロから水泳の練習をしましょう。

泳げなくても全くガッカリしなかったし、かえって、次の目標が見つかり、嬉しいような気もした。

 

帰り道は蝉の声の嵐・・・・あの夏のプールの帰り道も たくさんの蝉が鳴いていたと懐かしく思い出した。

また、あの時に戻って泳ぎに挑戦ね。

 

 7月の芝居  

          

7月8日 三谷版「桜の園」 パルコ劇場にて 作:チェーホフ  翻案・演出:三谷幸喜

                 出演:浅丘ルリ子、市川しんぺー、藤井隆、大和田美帆、藤木孝

       チェーホフのあまりに有名な戯曲。でも日本での上演は地味な劇団が、

       実力のある地味な女優さんで、衣装も舞台も暗く演じられるイメージがあった。

       没落した大地主の悲哀なんて庶民には縁遠い世界の話とも思っていた。

       しかし、「桜の園が一般の人々にも名作である事を知らしめます」 と言う宣伝文句は本当だった。

       まずは舞台装置が明るい。そして青木さやかが笑いの導入を引き受け、

       その後も各場面で笑いの連続。

       浅丘ルリ子はあくまでも美しく華やかで、浮世離れした貴族がぴったりと似合っていた。

       ロングドレスの裾を翻すしぐさは、優雅な貴族そのもの。素敵!

       藤木孝も浅丘ルリ子も現実を見ず、過去の栄華にしか生きられない人生を見事に表現。

       またそれに対する新興成金の事業家の市川シンぺーも、いかにも下層農民上がりの、

       でも決して冷徹ではない人を演じて、引き込まれた。

       三谷幸喜の翻案演出は大成功!

       彼の戯曲に特徴的な、脇役も含めて一人一人が舞台上で生き生きとするという演出が冴え、

       見ごたえのある舞台だった。

      

7月25日 「アイーダ」 劇団四季秋劇場にて

        久しぶりに会う、仕事仲間だった友人と行った。

        彼女はバレエとかダンスが大好き。そんな演目があると、お誘いする。

        劇団四季は初めてだそうだ。

        「日本のミュージカルも、なかなかなものね ♪ 」 と喜んでくれたのが嬉しい。

        

 

 夏着物オンパレード  

  

 

和裁に着て行ったり、芝居を見に行ったり、友人とランチしたり、温泉に挑戦してみたり・・・・

着物病です。

 

コメント (16)
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