真っ暗な
音も無い
光も無い
何も存在しない
無の世界
恐ろしさに 大声で 叫んでも
自分の声が聞こえない
目が覚めた時、汗で体がびしょ濡れ
ああ夢でよかった
地獄が、この世に存在し
真っ暗で
音もない
光もない
無の空間が地獄だったら
これ以上の恐ろしい ところはないと思った
子供のころ悪いことをしたら
火の海
針の山
血の海に
死人が重なり
ウジが自分の体を食い尽す
地獄に落ちるぞと
よく 言われたが
でも まだ 意識がある(生きている)実感がする
光も無い
音もない
真っ暗な
無の世界は
想像するだけでも 恐ろしい