針の生いたち
針 が旧石器時代の 遺物の中に。
石 ・ 動物 ・ 魚 ・ 鳥の骨など、 5,000年前に造ら針が
発掘され、博物館に展示されている。
食用として捕えた鳥・獣・魚を、削いだあと、寝具敷物にしたり、
防寒用として、身にまとい身体に巻き付けたり、大小があったため、
適当な形に切り取ったり、また、綴じ合わせる、必要から、
縫合する技術が生活の知恵として、生まれたのでしょう。
石に穴を開けて針を作ることは大変なことで。
綴じるものは、古代の人類にとって非常に貴重な物で。
誰でもが所有出来たものではなく、首長のみが、
石針を大切に穴に紐を通して、首に掛け常に持ち歩いた、
ところから 、首長の象徴となり。
美しい石・獣の牙・勾玉・管玉などが用いるようになり。
後に ネックレスに変化したと言われている、
その名残りが
中南米・東南アジア・アフリカ等の生活の中に見ることができる。