教義 <2>
四諦 (諦)とは真理の意味
4つの真理(諦)とは悟りに至る道筋を教える、
現実の状態を解決する実践的観点からの方法論
苦・集・滅・道の4つの真理、
この四諦のそれぞれを、
示(知る)・勧(実践する)・証(確認する)の
三転から考察し、三転十二行相、
如実知見を得たので、
衆生の中で正しい目覚めに到達したと、ブッタは言う、
ブッタは、悟りを得た後、
初めて五比丘のために法を(初転法輪)説いた
この時この四諦を説いたといわれている
四諦はブッタの基本教義であり
人間を苦(四苦・八苦)から救うための教えである
四諦とは
● 苦諦 ~ 一切苦であるという真理
● 集諦 ~ 苦には原因があるという真理
● 滅諦 ~ 苦は滅するという真理
● 道諦 ~ 苦を滅する道があるという真理
人間誰もが逃げることができない苦(四苦・八苦)、
この苦か逃げることなく直視し、見極め、
これに執らわれないことを教えている
四苦・八苦とは
① 生きる苦 ・ ② 老いる苦
③ 病気になる苦 ・ ④ 死ぬ苦
これに ⑤ 愛する人との別離の苦
⑥ 嫌いな人と一緒に生活、仕事をする苦 ・
⑦ 求めても得られない苦
⑧ 五陰盛(色・受・想・行・識)から生ずる
心身の苦を加えて、四苦・八苦と言う