ノロ (祝女) <3>
ノロは豊穣を願い
災厄を払い、祖先を迎え
豊穣を祝うといった時期にある数多くの
祭祀において神を自身に
憑依させる依り代になることが
存在意義であるため
戒律や経典はなく
他の宗教のように民衆に啓蒙する
神の教えなどはない
また、偶像崇拝はしない
御嶽にあるイビ石などが神体として崇拝されるが
いわゆる「依り代」に対する尊崇である
特に処女性は問わないが
既婚か独身か
年齢要件などは現在も確認される
王国最高位のノロである
聞得大君の2代目までが
生涯独身であったことや
聞得大君以前からの由緒あるノロである
阿応理屋恵職が生涯独身だったという記録もあり
以前には処女性が要求されたと考える説もある