人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

  日々の生活で思った事を記す
  

今帰仁城【3】

2016年03月01日 00時05分58秒 | 日記

   北山城

沖縄の歴史書『中山世監』[1665年]

『中山世譜』(1701年)『球陽』

などの歴史書は琉球の正史として編纂された


これらを見ると北山は

天孫王統が最初に北山城を築き

北部地域を支配していたとある


その後に舜天王統系

怕尼芝王統系と続き

中山按司尚恩昭によって滅ぼされる


天孫王統系が支配した時代を「前昔北山」


舜天王統系が支配した時代を「中昔北山」


怕尼芝王統系が支配した時代を「後昔北山」といい


その三代目の攀安知を滅ぼした

中山の尚恩招按司が北山を支配し監守を置いた


この時代を「監守時代」といって

四つの時代区分として北山を語られ


解説されている資料文献が多く残されている(17世紀頃から)


北山王が歴史的に史実として記されているのは

怕尼芝が中国明朝に朝貢した

1383年(史書明実録)から


それ以前は神話や口伝、野史などの

伝承によって語り継がれてきている


琉球国の歴史書は中山王統を中心に編纂されているので

真実の史書として正しく伝えているとは言えない


また、琉球の歴史は文字に記でた物は少なく

沖縄の各地を歩くと

さまざまな拝所

石碑などが多く


それらにまつわる一門の家譜や野史などによって

古い時代の伝承が語り継がれている


これらの伝承の中にも真実が多く含まれていると

特に資料が少ない


北山の歴史について多くあると

『琉球国の真実-琉球三山戦国時代の謎を解く』の

著者 伊敷賢は述べている

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする