中山世譜
羽地朝秀により編纂された「中山世監」(1650年)を
蔡鐸(さいたく)が漢文で訳し記事を増加改正して
1701年に完成したものを中山世譜蔡鐸本と呼ぶ
蔡鐸本を
蔡鐸の子蔡温(さいおん)が記事数の
大幅な増加や詳細な記述、改訂など行う
中国明王朝との関係記事と
国相、法司、任官などに関する記事
王府の系譜など、歴代国王の実績を記録したものを
これを、中山世譜=蔡温本と呼ぶ
その後も史官によって編纂が継承され続け
1876年まで記録された
正巻十三巻・附巻七巻から成る
正巻は歴代国王の実績と
中国明王朝との関係の記事が記されている
附巻には薩摩藩・江戸幕府との関係記事
江戸上りの記述など詳細に記録されている