人生黄昏時

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沖縄の歴史書【6】

2016年05月20日 00時02分17秒 | 日記

 歴代宝案 <2>

歴代宝案の原本と久米村本は第二次世界大戦で離散焼失したが

秘密裏に久米村に保管されていた写本副本が残った

 

1933年に沖縄県立図書館へ移管された

その際に公開され初めて研究者が知ることになり

研究され進展し琉球国が対外交流の範囲と

その内容が初めて明らかになる

 

歴代宝案の内容は

中国明王朝・清王朝の関係文書のものが大半を占め

 

1424年から1867年まで443年

東南アジア諸国含め往復文書で

約5700文書が収録されている

 

タイ・マラッカ・ジャワ・バタニア・スマトラ・バレンバン・

スンダ・ベトナムなど東南アジア諸国との外交文書

その中でタイ国との文書が大半を占めている

 

中国明・清との貢易で琉球からの朝貢品は

馬と硫黄と夜光貝・貝類・牛皮などの産物で

 

それから、東南アジア貿易で得た産物は

胡椒・香辛料・薬種・象牙・黒檀(鳥木)

赤い染の蘇木・瑪瑙・降香など

 

また、日本から輸入した主な産物は

日本刀・磨刀石・生紅銅・扇子など

これらの産品は、琉球の産品より

日本・東南アジアのものが重要な地位を占めていた

 

中国が最も必要としていた物は、

東南アジア産物、日本の産品を琉球に期待していた

そのため大量の海船を下賜されていた

(1385年~1540年頃までに、30隻)

 

また、船の修理が必要な場合、福建省で

修理が行われていたと多くの事例がある

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