鶴翁和尚 <1>
鶴翁和尚は、沖縄仏教に多大な影響を与えた一人である
琉球国由来記巻11密門諸寺延縁起
袋中良定が著した琉球神道記などに
鶴翁の事績などが記述されている
鶴翁が、1450~1457年に
首里末吉に末吉宮の別途寺院として遍照寺を建立した
山号は大慶山真言宗に属した
元は万寿寺といい臨済宗寺院だった
その後何度か寺院名が変わっていく
薩摩藩の支配後(1609年)は遍照寺となり
一般民衆には、しいしーぬてぃら(末吉寺)と呼ばれた
遍照寺本尊は大日如来
または、毘盧遮那仏で山号は金剛山である
偏照寺は玉城朝薫(1684~1734年)によって
創作された組踊執心鐘入の舞台となった寺院としても有名である
沖縄戦で寺は焼失したが
戦後、寺地を沖縄市久保田に移し再建されている