人生黄昏時

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沖縄の仏教 【23」

2017年11月10日 00時02分23秒 | 日記

  仲尾次盛隆 <1>

仲尾次盛隆とは、伊波譜猷の著書(1926年)

真宗沖縄開教前史―仲尾次政隆と其の背景で

仲尾次盛隆の生涯と

禁教浄土真宗の信仰に基づく実践とその活動が記されている

 

また知名定寛の琉球仏教史の研究(2008年)で

仲尾次は沖縄の浄土宗真宗にとって

極めて重要な役割を果たした人物で

沖縄仏教史の中でよく名が知られた人物として紹介している

 

仲尾次は那覇泉崎で1810年、士族の家で生まれる

仲尾次の家系は、京都の中村氏で五大前の中村孫之極にいたり

彼の孫の代に薩摩、久志浦に移住し

そこで生まれたのが仲尾次の父中村宇兵衛である

 

宇兵衛は交易船を所有して

沖縄を始め諸藩との貿易・運送に従事し

財を成し、那覇泉崎に居を構えた

 

中村宇兵衛は、久志浦に妻子がいたが、琉球においても

久米村の思加那を妻に迎え

政栄・正明・政隆・政根・政記と五人の子供を儲ける

 

中村家は代々浄土真宗を信仰していた

政隆は、正光寺の住職八木正蔵に儀式の手順など多くの教を受け

交換した複数の書簡がある、伊波も書簡の事を記述している

 

政隆は、八木正蔵の推挙により本山・本願寺から

了覚と言う法名を与えられている

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