宮古には、御嶽信仰、祖先信仰が現在も根強く残り
宮古諸島には、800以上の御嶽(拝所)が存在している
御嶽には、島の創造神、祖神、歴史上の偉人神など祀られ
そして神が降臨する聖地であると信じられている
領域内には神聖な場所とし
御嶽内に生えている木や植物など切ったり
取ったりしてはならないと言うタブーが存在しているため
自然がそのまま残っている
御嶽近くに、ツカサ(司)達が、祭祀の時
数日間夜籠りをして儀式を行う小屋がある
各御嶽には所属する、ツカサ(神女)おり
その上にウブアム(大阿母)がいる
この、ウブアムが宮古島のツカサを統括する
シマ(集落)には、ムトゥ(元)と呼ばれる
シマの始祖とされる、ムトゥヤ(元家)があり
各家は必ず、関係のあるムトゥに所属しており
所属員を、ファーマーと呼ばれて
マキヨ(血縁集団)とも呼ばれている
各元家の御嶽が存在し、共同体の祖神を神聖として
祭祀は年中、間断なく全員参加で行う