伊平屋には、各ムラ(字)事に神社がある
田名ムラに、田名神社・前泊ムラに前泊神社
我喜屋ムラに大隅神社・島尻ムラに島尻神社
野浦島野浦ムラの弁之神社と五つの集落にある
1936年から1952年までに
各集落の御嶽(拝所)の火の神を統合して合祀し
宮(神社)を建て御願をするようになる
古い信仰形態を、文化的にと考え
新しい信仰へと移行したと考えられる
各神社の祭祀の時は決まった、ノロ(神女)が執り行う
伊平屋には、宗教としての信仰はなく
御嶽やイベに鎮座する神々を礼拝する、現在もそうである
伊平屋には、三人のノロ(神女)がいる
イヘヤノロ・テンノロ・アサトノロと十七人の根神(女神)がいる
ノロは終身制で、マラガ、門中(一族)の男系の
血族の中から選出され現在も継承されている
女神十七人もその子孫が世襲して
ノロと十七人の神女をウチガミと呼ばれている