人生黄昏時

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サンアイ・イソバ【1】

2021年06月01日 00時00分15秒 | 日記

  ドゥナン(与那国) チマ(島)は

15世紀以前の史料は皆無に等しい

 

与那国島はどの国にも属せず独立国であった

15世紀末から16世紀前期頃

 

サンアイ・イソバ がドゥナンを統治していた

女傑と呼ばれたサンアイ・イソバは

 

巨躰で豪傑、剛力の持ち主で

祭祀を司る、ムトカアボ(元司阿母)とも

呼ばれる神職者でもあった

 

サンアイ・イソバとは通称で

サンアイは方言でガジュマルの樹と意味し

 

イソバは名前

ガジュマルの樹が生い茂る ムラのイソバと呼ばれた

 

イソバは祭政を基本に内治を良くし

外敵を防ぐ政策を執って与那国を統治した

 

イソバは広域な開田を行い

開いた水田は現在のハインダン

 

またサンバルを開拓し牧畜も営んだ

開拓した地にムラを造った

 

造った村は二十以上あったと言われている

 

イソバは四人の兄弟がいて

兄弟それぞれに、ドゥナンバラ村、ダディグ村

ダンヌ村、ティバル村の按司(領主)として配置し

 

自らは島の中央に位置するサンアイ(ガジュマル)村に居し

中央集権祭政を行った

コメント (6)
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