観光地が少ない長春ですが、旧満州国の歴史遺産が数多く残っています。
偽皇宮は、満州国の皇帝で中国のラストエンペラー、愛新覚羅溥儀が住んでいた宮殿です。
偽満皇宮博物院の最寄り駅は、軽軌4号線の偽皇宮駅です。
(路線バスもたくさんあります)
長春は、日本の占領時代には新京という名で、満州国の首都でした。
ソ連の満州侵攻などで終戦後に荒廃していた、宮殿の一部が復元され公開されています。
勤民楼、懐遠楼 嘉楽殿、同徳殿、宮内府などの建物や馬場があります。
勤民楼で、溥儀は政務や式典を行ったそうです。
ここでは、官僚達が実際に執務を行っていました。
溥儀の謁見室や執務室なども復元されています。
緝熙楼は、溥儀と皇后の媛容が生活した場所です。
溥儀や媛容、親族などの写真も数多くあります。
宮内府のあった建物では、満州国の官僚が紹介されています。
本物かどうかは分かりませんが、使われていた車も展示されています。
同徳殿の1階は、娯楽施設になっていて、
ビリヤード場や映画館もあります。
いったい、どんな映画を見せられたんでしょうか。。
日本間もありました。
建物は長い廊下で繋がっていて、
自分が今、どこの建物にいるのか分からなくなります。
また、建物はきれいに修復されてはいますが、
経年劣化は否めません。
実際に使用されていた防空壕も残っていて、中に入ることができます。
地下深くに分厚い鉄の扉で仕切られた部屋は、ちょっと不気味な雰囲気です。。
軽軌の偽皇宮駅の正面からは、偽満皇宮博物院に入れません。
駅を出て左に少し歩くと、右側に駐車場があります。
この駐車場を通り抜けた先、陜西路×光復路に入場券売り場と入り口があります。
入場券売り場で日本語のガイドも頼むことができます。
(とても上手な日本語で説明してもらえるみたいですよ)