舟山で一泊して翌朝(早起きして)から、普陀山へ行きました。
普陀山は舟山群島にある島で、中国四大仏教名山の一つです。
また、島全体が景区になっており、大勢の観光客で賑わいます。
舟山から普陀山へは、船で渡ります。
いくつか航路があるようですが、
宿泊先から一番近い瀋家門の半升洞埠頭から船に乗りました。
料金は片道28元で、乗船時間は10分ほどです。
普陀山景区の入園料は160元。
別料金で、港と主要観光地やお寺の間をマイクロバスで移動することもできます。
片道5元から20元ぐらいです。
まずは、普陀山で最も有名な南海観音へ。
港から徒歩で約20~30分ぐらい。
途中の砂浜から遠くに観音様が見えます。
観音様まで少し昇り降りがありますが、
所々に景色の良いところがあるので、のんびり歩くのがいいかと思います。
南海観音のお寺に入るのは別料金で6元必要です。
普陀山が仏教の聖地となったのは、
唐の時代、日本の僧侶、恵鍔が帰国しようと寧波から船出した際、
日本に招来しようとした観音菩薩が、この付近で日本に渡ることを拒み、
恵鍔がこの島に観音像を祀ったことに由来しているそうです。
もし観音様に線香をかけたいなら、
半升洞埠頭でおばちゃんが売りに来る線香を買うことをお勧めします。
おばちゃんから買うと10元ですが、南海観音の近くで買うと、
同じような物が100元以上になります。。
観音様のお参りを済ませた後は、海岸や周りのお寺を散策してみました。
「庵」は、中国では尼さんのお寺だと聞きました。
日本でも同じなのでしょうか。
さすがに仏教名山だけあって、島中にお寺があります。
この日もたくさんの人達がお参りに訪れていました。
島内は遊歩道も整備してあるので安心して歩けます。
なんか久しぶりに海を見たなぁという感じ。
砂浜もあって、夏には海水浴場になるみたいです。
帰りの船に乗る前に、南海観音と港を挟んで反対側にある西天景区にも行ってみました。
こちらの方を訪れる人は少ないですが、山には普陀山三石と言われる巨大な石があり、
普陀山12景の一つ磐陀夕照が見られる場所です。
山の途中には観音洞というお寺もあります。
結構きつい登り坂の先にあるのが二亀听法石。
山の頂上にあるのが磐陀石。
ここから眺める海の景色はいいですが、筋肉痛間違いなしです。
(軍の施設が見える方向があるので、写真撮影は気を付けないとダメです)
おかげで帰りのバスは爆睡できました。
蘇州からだと舟山、普陀山の日帰りはちょっと難しいですが、
割と気軽に行ける感じです。
ホテルも如家、錦江之星、華住といった快捷酒店(Quick hotel)クラスであれば、
大型連休以外なら予約なしでも大丈夫じゃないかと思います。