雲南省の麗江にある玉龍雪山の最高峰は5596m。
山のある一帯は世界自然遺産に登録されています。
先月、初めて雲南省へ観光に行ってきました。
雲南省は亜熱帯から亜寒帯までと多様な気候と自然が楽しめます。
また、北はチベットと接し、南にはミャンマーやラオス、ベトナムとの国境があります。
玉龍雪山は麗江に住むナシ族の信仰する神の山で聖地になっています。
このため玉龍雪山主峰への登頂は禁止されています。
4500mを越えるところまでロープウエイがあるので、
この高さでも気軽に軽装で登れてしまいます。
麓の駅ですでに標高3356m。
もし息苦しさを少しでも感じるなら無理せず早めに酸素補給を。
ロープウエイの全長は約3kmで標高差1150m。
山の麓は亜熱帯、山の上は寒帯の氷河と気候が一気に変わります。
所要時間10分ほどで、標高4506mの終点、氷河公園駅に到着です。
玉龍雪山には北半球で最も南に位置する氷河があります。
生まれて初めての標高4000m越えはちょっときつかったです。
幸い、高山病にはなりませんでしたが、少し動くだけで息苦しく体も思うように動きません。
やっぱり山登りは朝一番で行くのがよいのですね。
綺麗な青空でも曇り空でも美しい雪山の景色が楽しめます。
お昼前頃になると人もかなり多くなりました。
一番上の展望台までずっと綺麗な遊歩道と階段が続いています。
大した距離ではないそうですが、歩いてみるとかなり遠く感じます。
生まれて初めて見る氷河と峰々の雄大な姿を楽しみながら、
本当にゆっくりゆっくり上りました。
一番上の展望台がゴール地点、標高は4630mです。
高山病の予防には、ゆっくりしっかり息を吐いてから吸う呼吸方法と、
こまめな水分補給も大事だそうです。
気軽に登れるが故、毎年数人の死者が出ています。
遊歩道の所々に売店があり、保安員もいますので、
少しでも異変を感じたら早めに水分、糖分、酸素補給が必要です。
高山病の症状が出てからでは、糖分や酸素補給しても治りません。
心配しすぎかもしれませんが、私は高山病になりにくいという薬(栄養ドリンク)を
街の薬局や麓の売店で買って飲みました。
このドリンクも症状が出てからではもう遅いので、山へ登る前に飲みます。
飲んでから30分ほどは水を飲んではいけません。
日本でもきっと玉龍雪山のような景色が楽しめる山はあるかと思いますが、
絶対に体験できないのがこの標高、しかもこんな軽装で。。
今回の雲南旅行は1週間ほど。
撮りためた写真がなかなか整理できず。。記事を書く頃には季節もズレそうです。
少々時間がかかりますがこちらもゆっくりと紹介していきます。