張家界大峡谷に架かる大峡谷玻璃大橋(ガラス橋)は2016年に開通しました。
世界最長かつ最も高い場所にあるガラス床の橋として世界中で話題になりました。
橋の全長430m、幅6m、谷底からの高さは約300mです。
ガラスの上の一歩目はちょっと足がすくみます。
ガラスを傷つけないために、ハイヒールなどかかとの硬い靴は禁止です。
橋を渡るためには係員から配られる靴カバーを着用する必要があります。
また、カメラや水筒など重いものも持ち込み禁止になっています。
ガラス橋といっても全面がガラスの訳ではなく金属網の部分もありますので、
怖くてガラス面を歩くことができなくでも渡れます。
谷底からの高さ300mは変わりませんけどね。。
ガラスパネルの総数は99枚、1枚のパネルサイズは3m×4m、厚みは50mmで、
16mm厚×3枚の合わせガラスになっています。
実はここに日本の技術と製品が。
合わせガラスには透過性や耐久性に優れたクラレさん製の中間膜が使用されており、
剛性を高める一役をかっています。どうぞ安心して渡って下さい。
動画や写真で見るガラス橋はいつも大混雑ですが、
やっぱりまだコロナの影響もあるのか、想像していたより人は少なく、
1枚のパネルを独占して写真を撮ったり、寝転んでみたりと十分堪能できました。
橋上にバンジージャンプ台もあるのですが、こちらは営業していませんでした。
ガラス橋を堪能した後は張家界大峡谷へ。
ここにも少しだけガラス桟道がありますが、
もうみなさんガラス橋で高さには慣れているので平気です。
峡谷へ向かう前に、気球に乗って張家界をバードビューで楽しむバーチャルアトラクションを体験。
専用のゴーグルを装着すると自分が向いた方向の映像が映し出されるので、
張家界の景観を全方位楽しめます。
谷底への移動手段はエレベーターと滑空が選べます。
また滑空は滑り台もプラスできます。
断崖に張り付いているのがエレベーター、谷をまたぐワイヤーが滑空です。
ここでしか楽しめないものがよければ、ぜひ滑空をどうぞ。
さすがに滑空中に写真を撮る余裕はありませんでした(時間的にも)
エレベーターと滑空、どちらを使っても谷底で合流できますのでご安心を。
滑り台は背中からお尻の下までの専用カバーと手袋を身に着けて滑ります。
怖ければ足と手を使って減速、速さを求めるのなら寝転んで踵をあげると結構速くなります。
峡谷には川に沿って遊歩道が造られており、高低差もほとんどありません。
ただ、山の上と違って真夏は結構暑いです。
特にすごい見所があるわけではありませんが、緑は多くちょっとのんびりしたいところ。。
だったのですが、予想以上に滑空の待ち時間が長かった(途中で停電して検札できなくなった)ため、
午前中でもうすでに予定から1時間半遅れ、ガイドさんに急かされる急かされる。
途中、ちょっとした洞窟なども通り抜け峡谷歩きも終盤、歩き始めてここまで1時間ぐらいだったかと。
最後は川下りの遊覧船に乗りました。
この日は暑かったので船の上で風にあたりながらちょっと一休み。
お昼ご飯を食べて張家界の観光はこれにて終了。
ここから高速道路を通って湘西土家族苗族自治州の芙蓉鎮と鳳凰古城へ向かいます。
おまけですが、張家界大峡谷の公安(警察署)の建物はちょっとお洒落。
念のため、最後にもう一度書きますが、
ガラス橋には一眼レフのような大きな重いカメラは持ち込めません。
入り口で預かってもらえるようですが、張家界大峡谷を下る一般的な観光ルートの場合、
入り口にはもう戻ってこないのでどうぞご注意を。