28.01.11 グローバルスタンダード NO.1035
財界人や一部の政治家が好んで使う言葉です。 世界共通のルール則って競争社会を創ろう・・・
それが改革だ・・・と言います。 適者生存の法則にもとづく競争社会を築けば、存在する価値や能
力のない無駄な組織や無駄な仕事が必然的になくなって、合理的で豊かな社会が実現するんだ・・
・と言っています。 でも、それって琵琶湖にブラックバスやブルーギルを放流して、在来種と生存競
争をさせようとするようなことではないのですか?
少年野球もプロ野球も等しく対戦させるべきだし、小さな地域や中小企業を相手にしている信金・信
組もメガバンクも同じ土俵で戦え!と言ってるようなものではありませんか?
彼らが言っている「グローバル・スタンダード」というのはインチキでアメリカンス・タンダードなんでしょう。
都合が悪くなったら勝手に変えてしまう。 スキーのジャンプ競技で日本に「金」を持って行かれるのが
悔しくて、身長に一定の係数を乗じた寸法の板でした使用できないという、日本人(の体形)に不利に
働くようなルールに変更されたのもその一種ですし、スポーツのみならず経済的なルールだってアメリ
カに都合のよいように決められているのです。
*我が国の金融機関の数は多過ぎるからって、バンバン合併し(させられ)ていますが、金融機関の
数は実はアメリカの10分の1ほどしかありません。