29.12.08 S O D A T E NO.1732
「育て」ですが、Sを取ればオダテになります。 子供はおだてて育てよと言われて
います。 孫たちと接しているとなるほどそうだろうなと思います。
でも、私たちの時代はそうではありませんでした。 就職した職場では仕事は教えても
らえるものではなく「盗む」ものでした。
苦心して起案した決裁書はろくに見てもらいえないばかりか、まるでごみを捨てるみた
いに投げ返されました。 ところが高度成長時代になると人材が不足して、あまり出来
のよくない人たちがたくさん就職してきて、本当にきちんと学校をでたの?と思われる
ような人が職場に満ち溢れました。
そうなると「部下が悪いのはあなたが悪いのです」と中間管理職は非難されました。
管理の要諦として、孫子の兵法・柳生石州斉・徳川家康の戦略やクラウセビッツの戦法
などがもてはやされました。
1本の丸太は何の役にも立たないが、でも、高所から相手をめがけてうち落とせば、こ
れに勝る武器はない「要は人は使いようだ!」・・などと尻をたたかれました。
「豚でもおだてりゃ木に登る」などといいますが、人を育てるほど難しいことはありま
せん。