29.12.10 悪 筆 NO.1734
12月に入るとそろそろ年賀状を…と考える時期ですが、この時期になるとちょっと憂
鬱になるのです。 ありきたりの定型的な印刷物などを出すのは抵抗感がありますし、
と言って自筆の年賀状を書くのは、たぐいまれな悪筆ですから恥ずかしくって書けたも
のではないからです。 でも、12月5日の天声人語によりますと、博物学の巨人南方
熊楠も無双の悪筆だったために、彼の遺稿の解読が困難を極めるために、後世の研究者
を泣かせているとのこと。
それはそうでしょう、熊楠自身自分で書いた原稿を後日に読むと、何を書いたのか判ら
らなかったといいますから、その点では私も同類です。
自分で下書きした原稿をパソコンで浄書しようと思っても、自分が書いた字なのにミミ
ズが這った後みたいな「字?」ばかりで、なにを書いたのかさっぱりわからないのです
から、この点では博物学の巨人に近い! ・・・と変な自信がついています。