29.12.26 貴 乃 花 NO.1750
大相撲がどう転んだって私たちの生活とはなんらか係わりあいのないことですが、
貴乃花(親方)の立場がどうも思わしくありません。
巡業中の事故なのに、しかも巡業部長の地位にありながら、相撲協会に報告しなかっ
たのは「いかがなものなんだ!」とか「協会の事情聴取の応じないのも尋常ではな
い」などの非難を受けています。
でも、貴乃花の立場に立って考えればどうでしょうか?
弟子と親方はわが子同然です。 その弟子が暴力の被害に遭った。 これは完全に傷
害事件であって、協会が介入すべき問題ではありません。
頭のてっぺんを器物で殴ると、頭がい骨が陥没して脳挫傷で死に至る場合だってあり
ます。 傷害ではなくて殺人未遂だって成立します。
そんな危険に遭ったもので、そういう暴力体質は徹底的に糾弾し・改善されるべきも
のであって、私怨などとは全く違う性質のものだと思うのです。
協会に報告すればうやむやにして揉み消されることが明白です。
自分の子供が陰湿ないじめなどで被害に遭った場合も同然です。
学校に報告することよりも、警察に被害届を出して関係者の責任を徹底的に追及すべ
きものです。 会社や役所内だって同じこと、セクハラ・パワハラなども労基署や警
察に届け出をして関係者の責任を追及すべきです。
そうしないと暴力行為もセクハラもパワハラもなくならない。