29.12.21 藤 原 業 平 NO.1745
・・・といえば光源氏とともに後世にその名を残す美男です。
美女の代表といえば「花の色は うつりにけりな いたずらに わが身世にふる なが
めせしまに」の小野小町(おののこまち)。
自分の容色を花の命になぞらえて、世にふる(長生きしている間に)容色は衰えたしま
った・・・と嘆いている。
もっとも、当時の美男美女はいわゆるしもぶくれのおたふく顔だから、今風に言えば醜
男・醜女です。
歌麿が浮世絵で瓜実型の美人画を描くまでは、おたふく顔が主流で後期江戸時代以降の
美男美女の主流は面長となっています。
面長と言ってプロレスの猪木のような、三日月もしくは花王石鹸のような形ではなくほ
どほどの面長でしょう。
でも、最近の美男・美談美女のとらえ方はまたまた変わってきまして、男性では舘ひろ
しの弁当が箱のような顔や、女性ではうちの嫁さんの方がましとちがうか?と思えるよ
うな、山田邦子や山田花子などがもてるようになっているのではないでしょうか?
美的感覚は変遷する。 私が美男になるのは一体いつの日だろうか?
別に美男になんかならなくってもいいけれど・・・