29.12.25 かきつばた NO.1749
「杜若」(かきつばた)あやめに似た葉の全体が大型の多年草です。
あやめ・・・花菖蒲に似た小型の花弁の花を咲かせます。
菖 蒲・・・黄色、水辺に棲息する多年草。
「いずれがあやめかかきつばた」といわれるように、私にはこの3種に見分けがつきま
せん。 でも、和歌の題になるのは「かきつばた」が多いのではないでしょうか?
最近、昨晩食べたおかずがなんだったのかすら思い出せないのに、中学校や高校で習っ
ていやいや覚えた和歌などが時々出てくるのです。 こんな歌がありました。
「か」 から衣 唐衣は紙が原料の着物で
「き」 着つつ慣れにし それを着慣れて
「つ」 褄しあれば 褄(着物の端)ほころびが目立っているのを見れば 「は」 はるばる来ぬる はるばると通ってきた
「た」 旅をしぞ思う 長い旅路であったものだとしみじみ思う
藤原 業平作 薩摩から蝦夷へ行くには命がけで2年ほどかかった時代の歌です。
わが高槻にも立派な菖蒲園がありました。 環境もよく空気もうまいと思っていました
が、採算が合わないのか人で不足なのかわかりませんが、閉鎖されたことは本当に残念
でなりません。
東京大阪を1時間ほどで走るリニヤ新幹線を、汚職まみれ作るより菖蒲園などの施設を
後世に残す方がよほどで利口ではないのでしょうか?