小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

供出

2017-03-27 23:51:43 | 日記

     29.03.28          供   出       NO.1477

 

供出という制度がありました。 戦時中武器にすべき金属が不足して、ある限りの金属という

金属すべてを武器弾薬に消費したのです。

寺院の釣鐘や著名人の銅像まで鋳潰して兵器に転用したのです。

一般国民には貴金属のほか鍋釜に至るまで「供出」するように命じられて、多くの「愛国者」

がこの供出に応じたのです。

でも、なにぶん資源大国のアメリカとの戦いでは勝ち目がなく、1週間くらいで兵器は尽きる

だろうと考えられていましたが、4年も戦ったのですから、しまいには硬貨さえ瀬戸物になる

予定だったのです。

そして、その供出物を管理していたのが「児玉特務機関」の児玉誉士夫だったのです。

戦後のどさくさに紛れて多くの古金属を私物化して大儲けをし、死ぬまで闇将軍のような隠然

とした政治力を発揮していたのです。

馬鹿を見るのはいつも庶民。 愛国心だのなんだのと踊らされて、踊る阿呆に躍らせる悪。 

でもそういう「悪」だっていつかは命が尽きるもの。

児玉誉士夫・笹川良一・瀬島龍三も没していく幾年月、残る「悪」は安倍晋三程度の小悪人だけ

になっている。

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滌除

2017-03-26 18:20:44 | 日記

   29.03.27          滌    除      NO.1476

 「てきじょ」と読みます。 民法378条にあった用語ですが、

法律の改正によって今はなくなりました。

私がこの言葉を知ったのはマンガ「浪速金融道」(青木雄二著)

でした。   その意味は、抵当権が付いたままの不動産を買い

受けた者が、抵当権者に対して一定の金額を提示して抵当権の抹

消を請求すれば、抵当権者は対抗要件を出さない限り、末梢に応

じなければならないことになっていたのです。

この条文は抵当権者にとってかなり厳しいものであったために、

改正されて「抵当権抹消請求」という制度に代わりました。

マンガも馬鹿にできません。 大学生が電車などの中でマンガ本

読んでいると、今時の大学生はレベルが低いなんて思われましょ

うが、なにも難しい本や大学教授が書いた図書がかならずしも役

に立つとは限りません。

和久俊三の法廷推理小説だって、法律の解説書を読むよりも余程

わかりやすく・面白くかつ、役に立つかは計り知れません。

赤カブ検事・弁護士猪狩文助・朝日岳之助・代言人落合源太郎な

どのシリーズを読むと、面白く・かつ知らないうちに法律の勉強

ができるのです。

今はもう難しい本や活字の小さな本は読めませんから、優しくて

読みやすいマンガ本、青木雄二監修・田原 隆ノ「カバチたれ」

を愛読しています。

 
 

 

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役員

2017-03-25 19:30:36 | 日記

    29.03.26      役    員     NO.1475

 知人のHさんは会社を定年退職されましたが、子会社からの誘いがあって、役員待遇

で迎えられました。 この不況な時代にあっては実におめでたいお話しではありませ

んか? でも、私は他人事ながらちょっと違った目で見る必要性を感じます。

一つは、もし年金で生活ができるのであれば、なにも心身を酷使して働き続ける必要

はないのではないか? 一回きりしかない人生なんだから、仕事以外の趣味など、

もっと他のことをする方がいいんじゃないかな?という考えと、もう一つは、十分に

気を付けた方がいいんじゃないかなということがあるのです。

それは、役員待遇とはいっても所詮は雇われ役員です。 なのに商法上は「取締役一

帯の法理」によって経営上の責任(リスク)を負うことです。

会社が銀行借り入れなどする場合には、借入金の連帯保証を求められることがあり、

資金繰りが間に合わない場合には自己資金を用立てしなければならない場合だって出

て来ます。 そういうことは常態化します。

気が付いた時には退職金をつぎ込み、借金の連帯保証義務が発生して、それを解決す

るためにはせっかく手に入れたマイホーム売らなければならないような事態になって

いることさえあるのです。 役員待遇とは名ばかりで、実はその人の退職金が目当て

というような場合だってあるのです。

働ける間は働くということに異議はありませんさんが、何も命や財産を賭けるほどの

ことはないのではないかと思います。

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役員

2017-03-25 19:30:36 | 日記

    29.03.26      役    員     NO.1475

 知人のHさんは会社を定年退職されましたが、子会社からの誘いがあって、役員待遇

で迎えられました。 この不況な時代にあっては実におめでたいお話しではありませ

んか? でも、私は他人事ながらちょっと違った目で見る必要性を感じます。

一つは、もし年金で生活ができるのであれば、なにも心身を酷使して働き続ける必要

はないのではないか? 一回きりしかない人生なんだから、仕事以外の趣味など、

もっと他のことをする方がいいんじゃないかな?という考えと、もう一つは、十分に

気を付けた方がいいんじゃないかなということがあるのです。

それは、役員待遇とはいっても所詮は雇われ役員です。 なのに商法上は「取締役一

帯の法理」によって経営上の責任(リスク)を負うことです。

会社が銀行借り入れなどする場合には、借入金の連帯保証を求められることがあり、

資金繰りが間に合わない場合には自己資金を用立てしなければならない場合だって出

て来ます。 そういうことは常態化します。

気が付いた時には退職金をつぎ込み、借金の連帯保証義務が発生して、それを解決す

るためにはせっかく手に入れたマイホーム売らなければならないような事態になって

いることさえあるのです。 役員待遇とは名ばかりで、実はその人の退職金が目当て

というような場合だってあるのです。

働ける間は働くということに異議はありませんさんが、何も命や財産を賭けるほどの

ことはないのではないかと思います。

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失踪2

2017-03-24 19:45:54 | 日記

     29.03.25      失    踪2      NO.1474

家族の一員が音信不明になって何年も経つと、いろんな問題が発生します。

健康保険料・介護保険料・生命保険料・その人が所有していた固定資産の税金の支払

いなどなどです。 でも、その人がもし死亡していたのであるならば、そういう費用

の支払い義務は発生しません。

だったら「死亡したことにすればいい」というのが、「失踪宣告」なのです。

失踪宣告をされると、生きているのか死んでいるのかはわからないけれど、法律上は

死んだことにする」のです。

そうすると、生命保険は受け取れますし、遺産相続だって出来るのです。

だから、そういうからくりを使って生命保険をだまし取るというような事件もあるよ

うですが、そういう悪だくみか発覚して「死んだはず」の人間が生きていたのであれ

ば、失踪宣告は取り消されて受け取った保険金は返還しなければなりません。

そういうカラクリをわかりやすく解説したマンガ本があります。

青木 雄二監修 原作 田嶋 隆作 「カバチタレ」です。

なにも難しい本を読まなっくったって勉強になります。

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