29.03.28 供 出 NO.1477
供出という制度がありました。 戦時中武器にすべき金属が不足して、ある限りの金属という
金属すべてを武器弾薬に消費したのです。
寺院の釣鐘や著名人の銅像まで鋳潰して兵器に転用したのです。
一般国民には貴金属のほか鍋釜に至るまで「供出」するように命じられて、多くの「愛国者」
がこの供出に応じたのです。
でも、なにぶん資源大国のアメリカとの戦いでは勝ち目がなく、1週間くらいで兵器は尽きる
だろうと考えられていましたが、4年も戦ったのですから、しまいには硬貨さえ瀬戸物になる
予定だったのです。
そして、その供出物を管理していたのが「児玉特務機関」の児玉誉士夫だったのです。
戦後のどさくさに紛れて多くの古金属を私物化して大儲けをし、死ぬまで闇将軍のような隠然
とした政治力を発揮していたのです。
馬鹿を見るのはいつも庶民。 愛国心だのなんだのと踊らされて、踊る阿呆に躍らせる悪。
でもそういう「悪」だっていつかは命が尽きるもの。
児玉誉士夫・笹川良一・瀬島龍三も没していく幾年月、残る「悪」は安倍晋三程度の小悪人だけ
になっている。