雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

新・本と映像の森 309 本谷達雄/文、あべ弘士/絵『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』福音館、1993年

2019年10月28日 20時10分13秒 | 本と映像の森


新・本と映像の森 309 本谷達雄/文、あべ弘士/絵『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』福音館、1993年

 40ページ、定価本体1300円、NDC460.

 「哺乳類でいちばん小さいのは、トガリネズミ。体重5グラム。
  カブトムシよりまだ小さい。
  哺乳類でいちばん大きいのは、シロナガスクジラ、体重100トン。
  の2000万倍。」

本谷さんはいう。

 人間は1分間に60~70回、1秒に1回心臓が打つ。
 ハツカネズミは0.1秒に1回。
 ゾウは2秒に1回。

 どんな哺乳動物も1回息を吸って吐くあいだ4回心臓を打つ。
 横軸に体重、縦軸に呼吸時間と心臓の打つ時間をとってグラフに書く。
 ただし体重も時間も対数軸で。

 するとおもしろいことに、呼吸曲線も心臓曲線もそれぞれ同じ角度の直線になる。

 なぜそうなるかの謎は、本谷達雄『ゾウの時間とネズミの時間』を参照してください。

 最後に、この本の最終章についている「ナマケモノのうた」がおもしろい。