日本古代史の本 池田潤著『古事記のコード 太陽のラインと隠された古代地図』戎光祥出版、2011年(平成23年)12月1日初版初刷、267ページ、定価1800円+消費税、
この本は、『古事記』『日本書紀』などの日本神話と地名に関連して東西ライン、夏至冬至線などを追求した、日本列島のレイラインの「まとめ」の様な本です。とくに「消された富士山」の謎を追っていて、必読です。
たとえば富士山を通る北緯35度21分の東西線を西へ辿ると、古代の13の国を通ります。この13の国のうち7つでそれぞれの国の「一宮」がこの線上に位置しているのです。
あるいは現在の宮崎県「日向(日に向かう)」から夏至の日の太陽の日の出の方角に、四国の足摺岬、室戸岬、伊勢の朝熊ヶ岳、そして富士山があり、最期に「日立」に至るラインも指摘されています。
こういう目で著者はイザナギ・イザナミや神武天皇の通ったという道を辿ってその意味を解明していきます。
以下、ここに展開された古代の地名や古代の神々の解明は,別途個々に紹介していきたいと思います。