雨宮日記 5月21日(水)の2 ぼくらの人間生涯の時間の速度
これも、出典のさだかでない話。でも、かなり面白いので。
割り算で、何分の1という、分子を1として、分母をその人の年齢で割る。ぼくは63才なので、63分の1。ぼくの長女の長男は1才とすると、1分の1で1。
つまり、ぼくが1年間に感じて経験する事象は、孫の63分の1、孫はぼくが1年間に体験し、経験する事象の63倍のことを体験すると言うことです。
別の角度で言うと、ぼくの1年間は、1才の孫の63分の1しかない。孫は、ぼくが1年間に体験する時間の、63倍、濃密な時間を生きている、ということです。
それは、体験的に、63才になると、よくわかります。年を取れば取るほど、どんどん時間の流れが早くなるんですね。
あっという間に、1ヶ月経ってしまう。
時間の問題では、サイズの問題もかかわってくるので、いちど、この問題での基本文献、本川達雄『ゾウの時間 ネズミの時間 ーサイズの生物学ー』<中公新書>、を「本と映像の森」で取り上げます。