雨宮日記 1月4日(土) 博物館へ行って「はごいた」に感動
則子さんは普通の勤務。ぼくは午前9時過ぎに車で家を出て図書館で2冊、本を返し、「予約本、入ってますか?」と調べてもらったら、2冊入ってました。
『折口信夫全集第1巻』『第2巻』を借りて帰ろうとした瞬間、司書さんの後ろの「返却本」の棚が目に入って「シクロニシティ」と書いてある!つい数日前に新聞の書評で見た本です。「それ借りれます?」とすぐ借りました。
ぼくがいない間に長女夫妻が借りた布団を返しにきていました。
午後は、浜松市博物館へ、2つの展示を見に行きました。1つはテーマ展「馬を語る ー馬と人の文化史-」と、静岡県埋蔵文化センター巡回展「白鳳の甍 ー浜松市篠場(しのんば)瓦窯出土品展ー」です。2つとも内容はなかなか充実していて面白かったです。
感動したことは「羽子板」です。羽子板の展示ではありません。駐車場に車を止めて正面の坂を下りていったら、玄関の辺りで何家族も羽子板をしていました。
「うわ、はごいただー!」と羽根を打ち合う親子の姿に、プチ感動しました。家に羽子板もないし、羽子板をする空き地もないし、博物館がこういう事業をするのは、素晴らしいですね。
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19時47分、「羽子板」のプチ感動を語りたくて、下へ降りて台所に行って話したら「それはよかったけど、歯を磨いてね」というので、胸ポケットから取り出して「これ、マイ歯ブラシ」と言ったら、呆れたような顔で「持ってるなら磨きなさい」でした。
「歯を磨いてね」というのは何にでもつきますね。「おかえりなさい、歯を磨いてね」「安倍首相はひどいね、歯は磨いてね」
もっとも、ぼくはこの20年間ぐらいまったく歯医者は行ってないのです。