雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

思考ノート 2 「歴史戦」とは何だろう 20220205

2022年02月05日 08時30分24秒 | 思考ノート
思考ノート 2 「歴史戦」とは何だろう 20220205


 何日前かな、テレビをつけたらNHKの国会中継で予算委員会をやっていました。ちょうど自民党の高市早苗さんの質問で、佐渡島金山をユネスコの世界遺産に推薦せよとやっていました。


 佐渡島金山をユネスコの世界遺産に推薦すること自体はボクも大賛成なのです。しかしずっと聞いていて、どうも高市さんの動機はよくないと思いました。


 高市さんは質問のなかで「れきしせん」と発言していました。漢字に直すと「歴史戦」、正確に言うと「歴史戦争」。


 歴史認識を舞台にした戦争。この戦争でどこを攻撃して、なにを破壊し、誰を殺すのでしょうか。歴史であっても戦争はしてはいけません。


 高市さんは明言しませんでしたが、「歴史戦で韓国に勝ちたい」ようでした。


 ボクは絶対平和主義者ではなく、防衛戦争・自衛戦争を認めるのですが、戦争を拡張解釈して経済戦争だ、歴史戦争だ、思想戦争だというのには絶対反対です。


 いま西では、ウクライナでロシアがほんとうのリアル戦争をしようとしています。東では、中国が台湾でリアル戦争の準備をしています。


 戦争の概念をあいまいにしていると、リアル戦争を起きやすくしてしまいます。


 平和運動のなかでも「たたかう」とか「戦線」とかいう表現をなくしたいです。




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