雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

せんせーい!

2014-08-10 00:13:28 | 凄い...映画/音楽/珈琲
さっき、
10数年ぶりに苦手意識満々で歯医者さんに行って来たのですね。
そりゃもう決死の思いで。
ズキズキ痛みだした左下最奥にある「親知らず」さんを抜きに。

歯医者さんは子供の頃にトンでもなくヤブイ!?
人に当たってしまったことがありまして。
血だらけ&頭蓋骨にまで響きまくるイタターーイ!
治療をされまくってしまい。
そんな少年の日の記憶が今だ強烈なトラウマとなって
僕の脳裏に刻まれていて......
僕にとっては、
歯医者さんというのは、
出来ることなら

「行きたくないスポットナンバーワン!」

なわけなのです。
アノ夏の日の、
仰向けになって治療を受けている僕の眼前に迫り来る
悪魔のような歯医者様の顔と、

「あれ!?あれ?、なんだ、、これ。。
深いな、、抜けねーナ、、なんだ、これ!?」

という地獄から響いて来る囁き声が、
「歯医者」などと聞いた瞬間!
頭に蘇って来るのです......

「ア、、ガ、、ウグッ、、」

という声しか出せない幼き日の僕ちん。
そんな状態で......2本もの歯をぉぉ......ぉぉ...(´∩`。)グスン

「君は丈夫でイイ歯をしてるから毎回大変だな。
根が深くてなー......
ナカナカ難しいやなー。。」

という、
他人事の境地に漂う無慈悲なる言葉も
少年の心に深く刻まれたのです。



歯医者こわぁぁーーーーーーーーーーーい!。・゜・(ノД`)・゜・。



歯医者なんか大っきらららぁぁぁーーーーーーーーーーい!



ぜったいに行くもんかぁぁぁーーーーーーっ!(T ^ T)



......しかしながら、その後、社会人になって。
上の歯の一番奥に生えている、
イワユル「親知らず」と呼ばれるヤツらが痛みだし。
悪夢の少年時代以来、人生2回目となる、
何十年ぶりに訪れざるをえなくなった歯医者さんで

折角だから、二度と此処に来ない様に、
虫歯があったら片っ端から直したって下さい!


なんていうことはあったのですが。
その時の無愛想で敏腕な中年男性歯科医さんに言われたことというのが......



「、、、うーん、、、
上も下も一番奥のオヤシラズが全て虫歯なんだけどな。
ココは歯ブラシも届かないトコロだからなぁ。。
基本使わない歯だし。
普通はコレ治療より抜いといた方がいいんだけどさ.....どする?
抜くのがオススメだけど。
上の歯の治療だけして、下の親不知の方は今回は様子見とく!?
ん?どする?」



「勿論!様子見で!(=゜ω゜)ノ ソクトウ!」



以来、ずっと様子をみていたソノ親知らずさんが、
一昨日からなんだかとても痛みだし。
人生3回目の歯医者さんに今日駆け込んだという次第なのであります。
最早「清水の舞台」から飛び降りざるをえなかったのであります。
ビビりまくりの縮み上がりまくり。
森三中のバンジージャンプなのでございます。
パンツに一滴のシミなのでございます。(TωT)ウルウル



で、診察をしてもらったら、案の定、
以前に指摘されていた下の親不知の虫歯が悪化していて。
必要以上に選びに選んだ歯医者さんの、
若くて優しげで信頼感もタップリコの男性歯科医先生に迷わず
「抜きましょう」
と言われ。
イザ!
決死の覚悟で抜いたのですが......



な、、なにぃ!?


い、い、、、いたくなぁぁーーーーーーーーい!((((;゜Д゜)))))))


ま、マジっすか!?


もう終わったんすか?


ぬ、抜けたんすか?


今抜けたんすか!?


イマっすか!?


マジっすか!?



......いやぁ......
誠に遅ればせながら、
最近の歯科医術の進歩には驚愕してしまひまひた。



「イ、、イタクなかったですぅ・・(*ノω゜)ゝ」



「最近はコレで普通ですよ。
なるべく痛まないように治療できますから。(^_^)」



「せ、せんせぇぇぇーーーーーーーーーーーーーい!ヽ(;▽;)ノ
あんたすごいよぉぉぉーーーーーーーっ!
ついてくっすぅぅーーーっ!」



そんな歯医者さんの進歩に時代遅れの衝撃を覚えた
古いタイプのダメ人間な僕様。
痛み止めもしっかりもらって。
抜歯して一針縫った後でも食事は大丈夫のようで。
コーヒー飲んでもいいみたいで。。(=´∀`)人(´∀`=)
じゃあってんで、一安心して。
「ナスの辛味噌炒め弁当」なんか買いこんで。
なんだか晴れやかな気分だったりするし。
調子こいて、
とっておきの新しいコーヒーを開けてみようかと思い立ったりもして。

いつもなら、
愛してやまない「コナ珈琲」の選択を、
ちょっと角度を変えて。
とっておきの「カウ珈琲」なんぞを冷凍庫から卸してみたりして。(^ω^)
美味しく煎れて。
飲みながら、

「見たかったDVDでもユターリとみてみよぉーーっ♪」

なんて思ったりして。
それわそれわ、今更ですが、
最近の歯医者さんわスゲェェェーーーーーーーっス!♪( ´▽`)



今日卸した「カウ・コーヒー=Ka'u Coffee」さん(^^)
カウの中では一番メジャーな

「アイカネ農園(AIKANE PLANTATION)」

の珈琲さん。
カウのメジャー化に一番貢献した珈琲かも知れません。
味は勿論、紫のパッケージがとても気に入ってます。
珈琲の世界もお酒等と一緒で産地によって名乗れる名前が決まっています。
ハワイの高品質珈琲の代名詞でもある「コナ」は、当然、
「ハワイ本島=ビッグアイランド」のコナ地区でとれる豆以外には
名称使用出来ません。

カウ地区というのは、
そのコナ地区に隣り合わせの場所にあるハワイ島最南端、東斜面の地域。
その場所も味も含めてコナとまったく同じもの......
と言っても何の問題も無いように思えるモノなのですが、
厳密に味わってみるとヤッパリ、
不思議と味の個性がコナとは「少し」違っています。
軽さが愛おしい!?コナよりはワズカに重い感じ。
味の「ボディ」が強い感じ。
以前記したアフリカン・ビーンズの個性が少し混じっているような感じでしょうか。

南から西にかけての斜面に広がるコナ地区と、
東から南にかけての斜面に広がるカウ地区との土地の在り様の違いと、
アフリカンとカウの共通点を合わせて考えてみると、多分、
珈琲の「ボディー=味の濃密さ=コク」には
「風」もかなりの影響を与えているのかなぁ......と思います。
やっぱり。
風に多く吹かれると豆の味は軽やかになっていく傾向にあると言うか、
そんな感じ。
実際コナ、カウの両地に佇んでみてもカウ地区よりコナ地区の方が
数段風当たりや空気の抜けが強い様に思えますし。
ハワイの豆より味に濃密さが有るアフリカやインドネシアの珈琲
ハワイ島よりは吹き抜ける風の軽さも量も少ないように思いますし。
多分そういうことかもしれません。
苦みや酸味等は地質や日照時間やらナンヤラカンヤラ......と、
また別の影響要素もあるとしてですが。

僕は重々しい味より口当たりの良さと軽さに重きを置くタイプなので
そんなカウよりもやはりコナの味の方が好きではありますが、
カウ独特の軽さに混じる濃密さも素晴らしく良いものだと思います。

なんにせよ、
カウもコナ同様にハワイ島の風と海と大地を感じられる軽さと香りで。
その対極にある味の濃密さもバランスよく高次元で成立している
美味しい珈琲だと思っています。
抜歯の後にも優しい味なのですなぁ(^^)オコノミオコノミ
今度歯医者の先生にも飲ませてあげたいですなぁ。


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風あざみ

2013-09-04 02:26:40 | 凄い...映画/音楽/珈琲
♪なーつがすぅーぎぃぃーー
風あざミィィィー♫



ん!?(´・_・`)?



なにさ?



「かぜあざみ」って......



つーか、「誰の憧れにさまよう」って!?



「青空に残された 私の心は夏もよう」って?



なんなのさっ!?(・・?)



いつの頃からか。
暑い日差しの中に少しの寂しさが紛れ込んでくる頃。
それは8月の終わりから9月の始めの頃......になると、毎年、
何故か僕の耳奥に流れ出してきて、
フトした瞬間に口ずさんでいたり、
むしょうに聴きたくなってしまう曲というのがありまして——————
——————それが井上陽水さんの時代を超えるであろう名曲

「少年時代」

ナンダカンダと20年、
僕は音楽ビジネスの世界で暮らしてきたのですが。
そんな僕にとって陽水さんというのは特別な存在の一人で。
その特別という意味は「憧れ」とか「大好き!」
というものとは少し違っていて。
僕の「音楽体」における「体そのもの」や思考やセンスに
血肉となって刻まれている......というものでもなくて。

それは、プロフィールにもあるような、
僕の中に音楽を鳴り響かせる「音楽体」を作り上げている多くの要素......
ポリスだったりビートルズだったり、
U2だったりビリージョエルだったり、
アンダーワールドだったりプライマルスクリームだったりとも違っていて。
レッチリやライド、ストーンローゼス、フリートウッドマック、
ボブディラン、デヴィッドボウイ、
レニークラヴィッツやジミーヘンドリクスとも違い。
YESやレッドツェッペリン、
レディオヘッド、スティーリーダン、スティービーワンダーとも、
マービンゲイともマイルスデイビスとも
チックコリアともボブマーリーとも違う。
トレバーホーンやダニエルラノア、
ブライアンイーノ、ネプチューンズだったりとも、
サザンオールスターズやユーミン、ユニコーンや奥田民生さん、
YMOや佐野元春さん、山下達郎さんだったりとも違う。

僕にとっての陽水さんの音楽というのは、
「好き」であることは確かなはずなのに、
強い影響を受けていることは確かなはずなのに、
自分の体に取り込めているというものではなく。
不思議と「取り込みたい」とも思わなくて。
それでも、重要な位置でキチンと整理され、
成立もしてしまっている音楽。

なんだかとても不思議なことなのですが、
陽水さんの音楽というのは、
自分の体や居場所とは遠く離れているところに
漂っているようなものであって。

どこまでも遠い憧れの地。

不可思議世界にあるユートピア!?みたいな......

そんなユートピアなるものは実際にあるのか?
無いのか?は、
よくわからない蜃気楼のようにも見えていて。
しかし、そんな音楽であったりもするのです。
なので、陽水さんを聴いている時はいつも、
僕は見知らぬ土地に小旅行に行っているような気分や、
新鮮な気持ちになったりしてしまいます。

僕にとっての陽水さんというのは、
遠い憧れの地に住んでいる、いるのか?いないのか?
わからない仙人のような感じなのです。
仙人が作る曲だけに、
曲に関しても全体のイメージだけで十分過ぎるほど味わいが深く。
歌詞に関しても 、時折
「現代語訳が必要!?」
なんて冗談を言う人もいますが、
それぞれの心象風景と辞書でもって自由に訳すことが出来れば、
きっとガラパゴス諸島の何処かにあると言われている?
ヒマラヤ山脈の何処かにあると言われている?
「幻の桃源郷!」
の一周旅行に聞く人を誘(いざな)ってくれることでしょう( ̄▽ ̄)
そんな旅行へのお申し込みは、
写真の「Golden Best=ゴールデン・ベスト」か、
旅の上級者さんにはオリジナル・アルバムの
「ハンサムボーイ」からどぞっ!
イッテラッシャイ。d( ̄  ̄)



——————少年時代/井上陽水——————

夏が過ぎ 風あざみ
だれの憧れにさまよう
青空に残された 私の心は夏もよう

夢が覚め 夜の中 長い冬が
窓を閉じて 呼びかけたままで
夢はつまり 想い出の後先

夏祭り 宵かがり 胸の高鳴りに合わせて
八月は 夢花火 私の心は夏もよう
Um Um Um Um Um----m---


目が覚めて 夢のあと 長い影が
夜に伸びて 星屑の空へ
夢はつまり 想い出の後先

夏が過ぎ風あざみ だれの憧れにさまよう
八月は 夢花火 私の心は夏もよう
Um Um Um-- Um----m-----



※「少年時代」現代語訳 ( ̄^ ̄)ゞ

夏が過ぎて、心地よい風が沢山のアザミが咲き誇る野山に吹いています。
それは誰かのひと夏の思い出や、憧れの中を彷徨い、吹いているのでしょうか。
青空の中に残っている私の心にも、まだそんな夏の思い出が漂っています。

そんなひと夏の夢から目覚めると、夜の闇の中、
長い冬がその窓を閉じたまま僕に
「ココにいるよ。。」
と呼びかけてきます。
夢とはつまり、想い出の周りに漂っているもの。

夏まつりでは宵闇の中、篝火が燃えています。
その炎は僕の胸の高鳴りのようです。
8月というのは夢のようで、
それはまるで花火のように一瞬で消えて無くなるようなもの。
そして、それは私の心と同じようなもので、
私の心もそんな夏のようなもの。
Um Um Um Um Um----m---


目が覚めると、夏の思い出の跡に自分の長い影が伸びていて、
それは夜へと、その先の星へと続いていて、
夢とはつまり、想い出の周りに漂っているもの。

夏が過ぎて、心地よい風が沢山のアザミが咲き誇る野山に吹いています。
それは誰かのひと夏の思い出、憧れの中を彷徨い、吹いているのでしょうか。
8月というのは夢のようで、
それはまるで花火のように一瞬で消えて無くなるようなもの。
そして、それは私の心と同じようなもので、
私の心もそんな夏のようなもの。
Um Um Um Um Um----m---



※アザミ
アザミ=「薊」。
キク科アザミ属 、及びそれに類する植物の総称。
原産地は日本。本州、四国、九州の山野に自生する。
花の季節は6~8月。花の色は紅、紅紫、淡紅。
標準和名を単にアザミとする種はない。
花言言葉・・・権威、厳格、人間嫌い、独立、満足、報復、復讐、批評家。


※ 訳、amenouzmet。
なんつって。( ̄+ー ̄)キラーン♪



ボクちんの「ゴールデン・ベスト」は、
友達に貰った「200万枚」突破!スゲッ!(゜ロ゜)記念!で発売された、
3枚組の特別限定盤「ゴールデン・ベスト・スーパー」なのです。
しかも業界さん用のサンプル盤なのだぽぉぉーん!

♫かーざりじゃないのよCDわぁぁーーっ♪ほっほぉーーっ
夢の中へ、夢の中へ、行ってみたいと思いませんか?( ̄+ー ̄)キラーン♪ フタタビ


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ワクワク

2013-08-26 00:29:26 | 凄い...映画/音楽/珈琲
劇場で最初に「3D」の映画を見たのは、
「ジェームズ・キャメロン=James Cameron」監督の
「アバター=AVATAR」で、その時は

「スゴイよーーん!
全然ちがうんだよーーん( ̄▽ ̄)」

と噂に聞いていた「IMAX=アイマックス」シアターで見てみました。
北米を中心に、
今や全世界で500館近くに設置されている最新のデジタル映写システム。
それまでも「3D」映画は、
ディズニーものを中心に実験的な作品が幾つか公開されてはいましたが......
なんとなく映画の内容ソノモノに興味が湧かなかったので僕は見ていませんでした。

僕は劇場で映画をみる時には少しばかりの「こだわり」があって、
自分の視野の中に「スクリーンの端」がギリギリ見えるか見えないか......
に収まる席で見ることをとても好みます。
この席位置で見ると視界全部がスクリーンで、
スクリーンの中にマルマル自分が入り込めるような感覚になれて、
臨場感も音響効果も最高に楽しめる感じがして好きなのです。
そうなると選ぶ席は大体いつも決まっていて、
あまり人が選ばない「結構前メの席」になります。
よく設置されている「特別席」より、
だいたい3~5列ぐらい前方の辺りになるのですが、
そうすると殆どが劇場内を横断する真ん中の通路沿いの辺り......となります。
足も伸ばせるし、出入りも楽だし。
視角的にもこの辺りだと見上げなくても良い「ギリギリ」の位置で、
首も体もまだ普通にしていられて。
それでもってお好みである「視野いっぱいのスクリーン」が実現されてもいて。
なので、いつもこの辺りで見てしまいます。
唯一の難点は、字幕モノだと文字が手前で大きく成り過ぎて
ちょっと読みづらくなる所でしょうか。でも個人的には、

「本当はココが特別席だと思うんだけどなぁ......ウキキキのキ( ̄w ̄)」

......という感じで見ています。
で、De......
そのIMAXシアターで見た初体験の3Dがどうだったのかと言えば、
ソレがまた、
当時自分が想像していた以上の素晴らしさだったりしてしまい......



「 (O_O)わわわっ! 」

「わふぅんわ!?(@.@)」

から始まり、

「(;゜0゜)ほわをっ!」

「ウキャキャキャ!Σ(゜д゜lll)」

「 ((((;゜Д゜)))))))にゃんとまーーっ!!!!」

「!(◎_◎;)すげーーー!、、を超えてるのぁぁーー!?か?( ̄◇ ̄;)もし!?」

「コレ屋久島ソックリやんかぁぁーーっ!(=゜ω゜)ノ
さては行ったあるな!? きゃめろーーん!」



最後には、



「 (T_T)じぃぃーーーん......よ、余韻が......
なんだか感激でござひまふ。
涙こぼるる......」



......と、まぁ、衝撃の感激。
感動のサンバカーニバル!
だったことを覚えています。
もう顔文字のオンパレード!でございます。

その2009年の「アバター」公開当時の日本の劇場は、
「DLP=Digital Light Processing = デジタル・ライト・プロセッシング」
という最新の「デジタル映写機」を設置する映画館が
可成りの勢いで増えていっていた時期でもあり。
一方で、依然アナログ映写機で上映する映画館も
マダマダ多くあったという時でもありました。

フル・デジタルの映画ということをもう少し詳しく記せば、
「制作から上映までフィルムは一切使わず、
全ての制作作業を一貫してデジタルで処理をしていく作品」
ということであって、
このフローに載せた一番最初の世界公開作品というのは、実は、
アノ、2002年に公開された
「スター・ウォーズ エピソード 2/クローンの攻撃」
であって、
「劇場も巻き込んだ映画のデジタル化」
というのはココから加速して行きました。

そして、その後にやってきた革命というのが、
そんなフル・デジタル制作のフローの確立が無ければ成立しえなかった
「3D」ということになります。

3D映画というのは、
上映用のフィルム(今やデータですね)を「右目用」と「左目用」との、
2つのロール(素材)に分けてあるのが特徴なのですが、
通常のデジタル映画館ではDLPプロジェクターは1スクリーンに対し1台しかないので、
一台のDLPから2つの素材を同時映写することになります。
DLPはデジタル機ですから、
その機能を「2つに割って映写することが可能」なのです。

それに対して、
アナログ映写機のスクリーンではこの映写機能の分割が出来ないので、
3D映画は上映出来ません。
今でも3Dが上映出来るスクリーンとそうでないスクリーンが分かれるのは
そういった事情となります。
映写機がデジタルか、そうでないかによる、ということです。

ただ、そんなデジタルスクリーンでの3D作品となると、
DLPプロジェクターの元の映写能力を「100」とすれば、
その能力を右目用、左目用の2つの素材に分けて使うことになるので、
それぞれ本来の映写能力の50%づつ......
「半分」の力を使って写することしか出来ません。

「IMAXシアター」の3Dというのは、
その「1スクリーン1台」であったDLPプロジェクターを、
1スクリーンになんと!2台も!(*゜0゜)ビックリ!!
設置してあるというとても贅沢な映画館なのです。
左右の目用に分けられた素材をそのまんま、
ソレゾレまるまる1台づつ使って映写出来ちゃうのです。
だから単純に言ってもその映像の美しさ、
解像度は普通のスクリーンの二倍。
撮影された本来の質感、制作者の意図に近い映像が楽しめます。
勿論、その細かい映像に対応出来る「スクリーン」も
他とは違ったモノになっています。



......それで、まぁ、
最初に書いた様な状態に僕様わ陥ってしまったっというわけです......
(*´ω`)ハガユシハガユシ



「アバター」は3D映画では初めて見たい!と思った作品。
しかも巨匠ジェームス・キャメロンの力入りまくりの超大作という触れ込み。
当時の僕が住んでいた近所にあった「IMAX」シアターは、
神奈川県、川崎駅直結の「109シネマズ」という所だけ。
僕は気合いを入れてIMAXのお気に入り席をネットで予約♡
して見に行ったのでございまする。
そしてその体験は、映画好きの僕にとっては
一つの「価値観」を変えられてしまったような革命的な出来事で、

「もしかしたら、
僕はもう3D映画以外は見れない身体になってしまったかもしれなひ......」

なんていう
「アブノーマル宣言!」
をする寸前にまで追い込まれたような出来事で。
余りに感激した僕は、その後3回も......合計4回も!
劇場に足を運んでしまいました......



@IMAX以外のシアターではどう見えるのか?やっぱりちょっと違うのか!?
@左右壁寄りの席ではどう見えるのか?今回は左寄りに座ったろ......
@いつも皆に人気のセンター後ろめの見やすい席ではどーなんだべか......



......ということの追加調査の三回。アホです。



それ以来、
「コレは3Dで見るでしょ。。」
という作品は漏らさず劇場に見に行っていましたが、
単純に考えても右目用と左目用とで
「一本で二本分のお金がかかってしまう」
3D作品というのはハリウッドといえどそう滅多にあるものではなく。
大きく
「3Dです!」
と事前宣伝している作品にしても、
多くが編集で擬似的に3D処理をしたものか、
3Dカメラで全てのシーンを撮影していたとしても、
その映像データの量を少し落として仕上げている感じのものだったり......と。
「アバター」クラスの感涙の美しさを感じられる視覚効果や緻密な編集、
勿論、楽しめる物語!を全て感じれるような作品は、
その後僅かしかない感じでした。

ただ、一作。特に
「IMAXで見てホントによかったなぁ。。」
と思えた作品は、
あのジョージ・ルーカスから次期「スター・ウォーズ」の監督に指名された男
「J.J.エイブラムス=J.J. Abrams」が監督した
「スタートレック=Star Treck」の新シリーズでした。
エイブラムスは今、ハリウッドでダントツ!にお金を動かせる男。
そんなこともあってか、本編は勿論、
エンドロールの宇宙映像までが、もう......

「なんかスゲぇプラネタリウムみたい......
これ、も少し長く引っ張ってくれないかなぁ......」

なんて思ってしまった様な出色の出来。
宇宙船「エンタープライズ号」がワープする時に出来るブルーの光の航跡なんか、
もう、やたらと......最高。



そして、今週。
そのJ.J.エイブラムス監督による「スタートレック」シリーズ第二弾、
「イントゥ・ダークネス=Into Darkness」が公開されました。
やぱーーり、3Dで。



ええ。。



みまちた。。



久々に乗り込んだ「湘南テラスモール」のIMAX-3Dで。
パンケーキをキッチリと小腹に収めた後に、E-17番の席で。
視野一杯に広がる宇宙、スクリーン、で。



ええ。



待ってました!ですよ。



最高!(><)/ でございましたですよ。



なんとなく予想はしていましたけど、
今年の個人的チャート一位の座を「クラウドアトラス」から奪い、
一位に躍り出ちゃいました。
流石、次期スターウォーズの監督、J.J.エイブラムス。
前半の爆破テロのくだり以外!?は粗の見えない完璧なフィルムワーク。
だいたいこの映画、見ていると一部、
次期「スター・ウォーズ」の布石的なシーンがあるような感じも。
来るべき「スター・ウォーズ/エピソード7」のイメージが......
何となく......見えてくるのでございます。
少しボヤケてイメージしていた次期スターウォーズのイメージがピン!っと、
ピントが合って見えて来る感じがしてしまいます。

その辺もワクワクなのです。

最近家庭用テレビで「4K」というモデルが各社から発売されていますが、
現在の劇場にあるDLPプロジェクターのスペックは「2K」
こちらの方でも近く4Kという今の倍スペックでの映写がスタートしていくようで......
もしかしたら次のエイブラムスのスターウォーズでは「4Kの3D映像」が、
見れるかも!?しれません。

4Kのテレビを見てみると分かるのですが、
HD(2K)の倍のスペック———ココ迄解像度の高い映像———というのは
3Dでなくても、撮ったそのままでも奥行きも感じられ、
立体的に見えるくらいのものです。
そんなもので3Dを......
それを2台のデジタル映写機を使って巨大なスクリーンに投影するなんて......
いやいや、一体、未来にはどんな映像世界が見れるのでしょうか。
今回の「スタートレック」を見ると本当にまたワクワクしてきます。
J.J.エイブラムスの「スターウォーズ/エピソード7」が
とても待ち遠しくなってしまいます(^^)





「スタートレック」前にチロッと食べたj.s.パンケーキカフェの
「チョコレートバナナパンケーキ」
パンケーキの生地にカカオが練り込んであって......ワクワク。
なんだか美味しかたよぉぉ(*´ω`*)ウットリ


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風立ちぬ

2013-08-14 00:28:20 | 凄い...映画/音楽/珈琲
「風立ちぬ」
遅ればせながら先日見ることができました。(^^)
スタジオジブリ、宮崎駿さんの最新作ということで今作も大ヒット!
のようですが......いやいや、
相変わらず心に「真っ直ぐに入って来る」作品で。
個人的にはとても良かったです。



心に真っ直ぐに届いて来る......という感覚は、
言ってみれば「音楽」もそうで。
宮崎駿さんの作品というのは
いつも大好きな音楽を聴いているような感覚で見ている自分がいます。
ジブリ作品も色々とありますがその辺の感覚が――――
頭や思考を介さずそのまま心へ真っ直ぐ届いて来る感覚というのが――――
「宮崎駿監督作品特有の感覚だなぁ......」
と、そんなふうに僕は感じています。



もう一つ、宮崎監督特有のものとして
独特の「ピュアさ」みたいなものを僕は感じて来ていたのですが、
今作は駿さんとしては初めてとなる「不思議」や「ファンタジー」
を抑えた大人向け作品とも聞いていたので、
「その辺りはどーなのかなーー。。。」
と、ちょっと斜めに構えつつ観に行ったりもしたのですが......
さすが!(´▽`*)
ソコも今作でもブレず!
健在!
でございました。



水彩画のようなタッチの絵は相変わらず美しく。
以前記したモネ的なフレームも今回は満載!で。
風に揺れる草葉の一本一本の動きも細かく描き込んでいくような感じは、
そこに「風」が見えてくるようで......
感じられもしました。

人の感情は口元や眉の動き、
目の中の光などを微妙に細かく変えて描いていて。
その効果を劇的にするには、
細かい描写の背景とはウラハラに、時にキャラクターの顔は
抽象画的なシンプルな線で描かれる方がよいわけで。

駅や街なども、
それを本当にリアルに描こうとしたら、
そこを行き交う人々の様々な顔、表情......
「気持ち」も描き込んだ方が上手く表現が出来るハズで。
現実の世界で僕等が感じている風景とは、実は、
いつもソコにいる人々が生み出す感情や空気のようなものでもあるワケで。
そんなふうにして、
さりげなく描き込まれている登場人物周りの人々の表情や動きの描き方も
とても細やかで丁寧。



どれもこれも宮崎作品一級の仕業。



始まった直後には
「(*・ω・)れれ!?スピーカー壊れてんの!?」
と思ってしまった音響は、
そのまま暫く見ていると、どうも
「モノラル!?」
らしく。
終始スクリーン裏のセンタースピーカーしか使っていない様な感じ。



大胆極まりなし。。



それは、最近の映画ではかなりイレギュラーで、
久々な感じではありましたが、きっと、
それも監督のコダワリなんだろうな......と思って見ていました。
個人的にはユーミンの曲はやっぱり
「ステレオ」で聞きたかったような気もしますが。はい。



しかし「モノラル」という音響のもたらす効果に関しては
改めて感じさせられたことが幾つかあって。
音響的な空間の広がりなどは、当然、一切無く。
映画としてはちょっと窮屈な感じもしてしまいますが、
それでも耳や意識は音の聞こえる方......
スクリーン裏のセンタースピーカー方向に傾けられていくので、
スクリーンに気持ちがドンドンと引寄せられていく感じ。
「台詞がハッキリと聞こえてくる」
「届いて来る」
という効果もありますし、
その音のシンプルさは見ている人に何となくの「古さ」や「懐かしさ」
郷愁感」みたいな感情も喚起させているのだろうな、とも思えます。
古き時代を描く作品の音響としてはマッチングも含めて恐るべき確信犯!?
クリエイティブ・アイデア!?
と言えるのかもしれません。
ココは賛否両論が分かれる所だとは思いますが、
その「勇気」と「コダワリ」にはまたちょっと感心してしまいました。



最後迄見終わると、
「戦争というこの国の負なる歴史」
に色々と配慮しているような部分も多々見受けられ、

「本当はもっと描きたかったことが沢山あったのではないのかな。。」

とも思われ。

「戦争って、こんな所にまで......
何十年という時間が経っていても、今の、
この時代に描かれるアニメ作品なんてモノにまで
影を落とすようなものなんだなぁ......」

なんて、そんなコトも考えてしまいました。
この映画は、そんな戦争という負なる時代が終わり、
長い時間がたった「今」という時を生きる僕等、大人達に、
凄くプリミティブなことを投げかけようとする作品なのでしょうか。

人間としてのプリミティブさ。

日本人という民族のプリミティブな部分。特性。

今や当たり前に思っていて
ナカナカ考えることも無かった様なことを今一度考えてみる。
正してみる。

厳しい時代を経てこの国が得たものとはなんなのか。
僕達が手にしたものはなんなのか。
僕等が手にしていたものはなんだったのか。

僕が手にしているものとはなんなのか。
豊かさとはなんなのか。

原発があることは豊かなのか?

おい、
お前は、俺は、
果たして豊かなのか?
恵まれているのか?
んん?

失ってしまったものはあるのか?
あるとして、それはなんだ?
そんなものなんか無いのか?

それはただ忘れてしまっていて、
思い起こしさえすればよいものなのか?

どうなんだ!?

......そんなことを、自分に正してみたくなりました。

「正して=ただして」は「糺してみる」でもあるのでしょうか。

映画を見て数日がたった今、ナントナク、
そんな感じで過ごしているのでございます。(゜ω゜)ウンウン



京都でもしかしたら一番好きな!?場所かもしれない、
世界文化遺産、下鴨神社(しもがもじんじゃ=賀茂御祖神社=かもみおやじんじゃ)
にある「糺の森 = ただすのもり」
最初......漢字が読めなかったの...(T.T)







糺し(ただし)に行くべし(><)/


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プロメテウスと2001年

2012-08-20 00:30:36 | 凄い...映画/音楽/珈琲
やっぱり「2001年宇宙の旅」という映画は、
あまりにも偉大なんだな......と、つくづく思うわけです。
リドリー・スコット監督の最新作
「プロメテウス」3Dを見た率直な感想。
この映画の話はネタバレ注意の部分もあるのであまり語れませんが、
「2001年宇宙の旅」に寄せる僕の思いの方は
ちょっと記しておこうかと思います。



僕は大学を出てから、
もう20年ほどレコード会社で働いていますが、
最初の会社へ入社するきっかけとなったのは、
数人の気の合う仲間と作った
幾つかの映像作品をその会社に送ったことでした。

大学時代は趣味のバンドをやりつつ、
空いている時間は単位を取る為に
ひたすら映像作品を作っていたような感じでした。
ソレらの作品は今見ると恥ずかし過ぎて、
到底ヒトに見せられるようなモノではないのですが、
ソノ作品が、思いもよらず、
送った先の会社の方々に評価して頂いて。
そのチーム......5人いましたが......全員採用!
ということになりました。
15人程度しか無かった採用枠だったので、
この採用には当時かなり驚いたのを覚えています。

その後、音楽ディレクターやプロデューサー職についてからも、
映像はとても好きだったので、
PV制作などではいつも企画原案や絵コンテなどを書かせてもらったり、
数本の映画にもなんやかんやと関わらせてもらったり、
ショートフィルムなどをプロデュースさせてもらったり......と、
映像周りに関しては趣味的なワークとしていつも楽しみながら携わって来ました。
嬉しいことに、
そんな仕事の縁もあって映画監督の友人も幾人かいるのですが......
なぜでしょう......
このジャンルの人達はみんなとてーーーーも不思議ちゃんです......(; ̄ー ̄A

そして、そんなワケもあって。
勉強の為やらなんやらで、
僕は人並みよりはかなり多くの映画を見て来たとは思うのですが、
中でも「スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)」監督と、
その代表作の一つ「2001年宇宙の旅」というのは、
「僕にとっては」別格な存在であり、作品でもあって。
未だに心のベストテン第2位!に輝く作品です。
ちなみに1位は以前記したコレです。(^。^)
まぁ、もうこの上位2作品はここから落ちることはないと思います。
きっと。



この「2001年~」という作品はあまりに有名ですし、
各所でSF映画の金字塔などと言われていますが、
確かに、個人的にもそう思っています。
その一番の理由は、この映画の前と後では
SF映画の制作における概念がまったく変わってしまったからではないかと思います。
本当に「空想的」であったSF映画が、
科学的で物理学的根拠も絡めたファンタジーへと変化していったことは、
おそらくこの作品が世に出ていった以降のことではないかと。
今回の「プロメテウス」の冒頭から20分ぐらいの世界観や構成、
表現手法も

「リドリー、ちみもか......」

というくらい、今更ながら
「2001年~」という作品の影響力の凄さを思い知らされますし、
そんな映画のタイトルを挙げていったらもうキリがないのでしょう。
公開から既に40年以上の月日が経っている作品なのに、
今見ても......もう、驚くほか無いです。



極力、物理法則に即した脚本。
シンメトリーな構図を大胆に持ってきた斬新なカット。
静寂と音楽、喧騒を極端に使い分ける音響。
そこから生み出される、
スクリーンの隅々にまで漂う張りつめた緊張感。
無機質なものにも感情移入させてしまう絶妙なスクリーンプレイ。
......ああ......言い出すとキリがない。。



この映画で確立された手法は、もう、その後、
全てのSF映画に何らかの形で入り込んでいるのではないかと思います。
はい。
もしこれから

「プロメテウスを見てみようかなぁ......」

などと思っていて、
「2001年宇宙の旅」を見ていない方がいらっしゃいましたら、
「2001年~」と「エイリアン」の2作を見てもらってから
劇場に行くと興味深いかも!?しれません。
その時はきっと冒頭から、そして最後も!
ニヤニヤしながら見れると思います。ニヤニヤ。。
お連れの方に気持ち悪がられないようにご注意ください。(^_^)



ちなみにこのキューブリックという監督。
「シャイニング」という作品では底知れぬ恐怖の表現と、
その後の映像世界では常識となる「ステディー・カメラ」をいち早く導入。
「ロリータ」では禁断の世界をメジャーにまで押し上げ、
この映画のグラフィックをはじめとするアートワークは最早レジェンドの領域。
「博士の異常な愛情」では大国に対する皮肉な哲学を堂々と投げかけ、
「時計仕掛けのオレンジ」の倒錯とも錯乱ともとれる
ゲイ・カルチャー的不可思議な世界観は、
今だに多くのエンターテイメントでコピーをされ続けています。
ジャニーズ系の舞台や作品では、まぁ......よく見られます。
この映画に出てくる「ミルク・バー」的お店も街のあちこちで。
「エイリアン」1、2の特撮チームは
「2001年宇宙の旅」と同じブライアン・ジョンソンが率いるチームですし、
「スーパーマン」もそう。
「エイリアン」の監督だったリドリー・スコットが
影響を受けないはずはありません。
彼と親交の深かったスピルバーグ監督の「A.I.」は、
キューブリックの書きかけの脚本を、
亡くなった彼への花向けとして作ったものですし。
才能は才能を愛するのでしょうか。



スタンリー・キューブリック。



映画ファンでなくとも、
この名前を覚えてもらえたら、
ファンとしてはとても嬉しく思うのです(^.^)


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バウンド

2012-08-11 06:15:53 | 凄い...映画/音楽/珈琲
五輪サッカーは女子も男子も悔しすぎて触れる気にならない夜。
ネットを見ていたら、大好きな映画監督の一人(組)、
ウォシャウスキー兄弟の新作
「クラウド・アトラス」のプロモーション映像が公開されてました。
アメリカでの劇場公開は10月予定。
日本では2013年以降の公開になるとのこと。
まだかなーり先の話になるようです。



ウォシャウスキー兄弟のデビュー作である
「BOUND(バウンド)」
は、僕が彼らの才能と初めて出会えた作品で。
今に至るまで、長い間
「心のベストテン」に入っているぐらいのお気に入りです。
後に大ヒットする彼らの代表作「マトリックス」より、
個人的なチャートでは上位に入っております。ハイ(^_^)

マトリックスにおける特殊効果以外の素晴らしさは
BOUNDの時には既にもう出来上がっていて。
一つ一つのカットセンスや画面構成の緻密さ、
色彩の美しさなどもかなり完成していたように思います。
とても印象深く、面白い作品です。
勿論、かかっているお金も、
エンターテイメントとしての完成度やターゲットの広さも、
間違いなくマトリックスが上ですが、
BOUNDには新人監督の映画に対する強力な初期衝動と愛、
創ることの喜び、
そして「映画的な美しさ」が沢山詰め込まれているように思います。

最近の情報では、
どうやらお兄さんの方が性転換!?をしてしまったらしく、
今では「兄弟」とは言えない!?ようなのですが......
そう言われてみると、
バウンドに流れている美的感覚はとても中性的で、
女性的な美意識も強いように感じられ。
性転換の話しというのも、
この頃からの彼らのファンからすると
「ああ、やっぱり......」
と感じられなくはありません。
画面からは、そんな倒錯した世界観や雰囲気も感じられ、
そして何より「カットの美」を強く感じられる作品ではないかと思います。
マトリックスが好きだった方には、
そのルーツ作としても楽しめるかもしれません。(^^)



そして、今度公開される「クラウド・アトラス」は、
予告編だけでちょっと圧倒されました。



何より、僕が今回の作品にやたら反応してしまったのは、
上記したウォシャウスキー兄弟のデビュー作
「BOUND」における美的テイストやカットが、
マトリックスで花開いた彼らのエンターテイメント性と
高い次元で見事に混じり。
二要素が統合された様な絵づくりと世界観だったということです。

さらに期待してしまうのは、
マトリックスのオープニングにおける映画「甲殻機動隊」のイメージや、
「マッハGoGoGo」のリメイクである「スピード・レーサー」
を手がけたことなどからもわかる、
日本アニメーションが大好きなウォシャウスキー兄弟の
アニメ的映像表現も相変わらず上手く織り込まれているな......
ということも予感もできたことです。



......あ、まとめなきゃ......
あたふた......σ(^_^;)......



☆中性的美意識世界とカット。
☆最高レベルの特殊効果、エンターテイメント性。
☆日本アニメーション的映像表現。



そんなウォシャウスキー姉弟!?監督の「魅力3点」が初めて!
全て混じり合う!
という、現時点での彼らの集大成的な作品の匂いがするということです。
ホンの数分の予告映像でここまで言うのは間違いかもしれませんが......
とにかく!
ハズシタ時は、ドーカ!
悪しからずです (;^_^A

そんなこんなで、
何やら素晴らしい作品の予感がヒシヒシとしていますが......
ああ、早く見たーーい!!



写真はウォシャウスキーがまだ兄弟だった頃!
の監督デビュー作「BOUND」のDVD。
完璧さを感じる映画です。
素晴らしいっす(^_^)


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