雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

ニコニコ(^^)BAR

2015-08-13 01:33:55 | 不思議
「ほんと!ヤナやつ多いな。。
なんでこんなに不公平なんだろ。
ズルいヤツが多すぎるんだよ。
正々堂々とやっているヤツよりさ、
そういう腐った政治家みたいな人間ばかりが威張り散らしてさ、
人がやったことをさ、まるで自分がやったことの様に言いやがる。
本当はさ、何もできないんだぜ!?作れないんだぜ!
そーいうヤツに限って!
その捻じ曲がったコンプレックスでさ、
まっとうなヤツや物事まで捻じ曲げやがってよ。
そういうヤツってさ、人だって、仲間だって、
簡単に裏切るんだよ!
自分の地位や椅子を守るために。
平気で人を陥れるんだ。
それしかやることねーしよ。
そんなことでしか自分の存在の意味を見いだせてねーだろーしよ。
マジ腹が立つ!
ほんとに。。」



東京、世田谷区の南の外れ。
柔らかい照明が連なる細長いトンネルの様なカウンターバーで、
大きな会社に勤める「taki」さんは、
クアーズを飲みながらそんなコトを口走っていました。
バーカウンターの向こうには、
タイトな黒いスーツを着込んだバーテンダーの「hiki」さんが
口元に軽い笑みを浮かべ、
細長いコリンズグラスの水滴を真っ白いタオルで丁寧に拭き取りながら、
そんなtakiさんの話を聞いていました。



「......そう、、ですね。(^^)ニコニコ」



hikiさんはニコニコしながら、
磨き上げたグラスをお店の照明にかざし、
曇りが無いかどうかを確かめながら、
ゆっくりと「ソノ」話しをし始めました。



「裏切る人は幾度でも、平気で同じコトしますよ(^^)ニコニコ
だってですね、本人は “裏切った” だなんて、
これっぽっちも思っていませんから。
話しても理解し合えないと思います。」


「そーーーーっ!そーんなだよ!そうそう!」


「......きっと、自分の考えが社会の規範に近くて、沿ってもいて、
会社のルールにも倫理観にも適している。
よって、悪いのはあなた。
僕は正しい。
間違いない。
世間もそうだ。世間から見ても絶対にそうだ。
だから僕は悪くない。
人を裏切ってなどいない。。。
ってね(^^)ニコニコ」


「うんうん。。」


「......でも、ですね、、、
もうそんな人が上手くやれるような時代も変わりますよ。
勿論、一気に!なんてコトはありませんが、、
限りなく急激に。
もう何年も前から、
ネットワークが進化し出した時から、
そんなコトの気配はミンナわかっていると思うんですよ。きっと」


「んん......」


「それが今年、
2015年の8月8日、9日辺りから加速度を増す様なんですね。
......このお店......
ちょっと変わってるじゃないですか。
いろんな意味で(^^)ニコニコ」


「確かに!!変わった客多しな。。
つーか、hikiさんが一番変わってるからな」


「......そう?ですか?......その、ですね。
変わった?お客さん達の中に、
また最近クールな方が加わりまして。
女性なのですが。(^^)ニコニコ」


「ふーーん。。。。で?」


「その女性はとても不思議な力を持っているのですね。
神様の言葉をそのまま預かれるというか、そんな力。
そんな不思議な力って、
ある程度の力がある人達からするとほとんどの場合偽物なんです。
本物だとしても、
繋がってる先が次元の低いモノモノだったり、動物だったり、
逸脱した眷属だったり、嘘つきで危ない霊だったり、と。
たとえ高次の存在に繋がっていたとしても、
受けている人間の強い色や思考、個性が反映されていたりとか、
そういうのってよく分かるのです。
でもその女性は本物です。
僕が言うのもナンですが、本物です。
無色透明で、本物です。
時代が時代なら.....預言者......神の言葉を預かる人......
未来を予言するような人では無く。
なかなかいる人ではありません。
ちゃんと普通に社会で懸命に働いている人ですし。
だから不思議な能力が一切汚れていない。
お金のためには一切使ってないんですね。その力を。
コレはとても大事なコトです。
故に、彼女を認められる人達もまた、本物です。
そして、そんな彼女がしょっちゅう来てくれる様になってから、
この店にはそんな常連さん達もまた一段と増えてきたのですね。
最近は。
それで、ちょっと風変わりな店と言われるようにもなってしまった......
のです。(^^)ニコニコ」


「うんうん。よくわかるわ。うん。
でも俺はそこが好きなんだけどな。この店。
hikiさんとは普段ナカナカ出来ない話も気兼ねなくできるしさ、
興味が尽きない話も多いんだよね。俺にとっては」


「......この話しはですね、
先ず “ある漫画” を知っていると面白く聞けると思うんですよ。
ええ。(^^)ニコニコ」


「漫画?」


「そう。漫画。
もうかなり前の漫画になるのですが、
諸星大二郎さんという方の作品です」


「諸星。。しらん!( ̄-  ̄ ) 」


「takiさんは “うる星やつら” って知ってます?アニメにもなった。
あの主人公の “諸星あたる” って、
この漫画家さんからとった名前なんです。
作者の高橋留美子さんも諸星さんのファンだったようで」


「ふーーん。。」


「諸星さんに影響受けた人っていうのは他にも沢山いて、
宮崎駿さんもそうですし、
エヴァンゲリヲン(エヴァンゲリオン)庵野秀明さんとかもそうなんです。
音楽でもYMOの細野晴臣さんとか、
80年代にサブカルチャーと呼ばれたシーンではかなり有名な漫画家さんなのです。
中沢新一さんなんかも高く評価してらっしゃる人です」


「ふんふん。ケッコーすげーんだね。
マニアックそーだけど。」


「ええ(^^)ニコニコ
それで、ですね、
彼の傑作と言われている作品で “暗黒神話” というのがあるんです。
その話しを知っていると、
これからお話しする “風変わりな彼女” にまつわる少々不思議な物語が
とても興味深く味わえると思うのですが......
......どうでしょうか?
最初にこの漫画のあらすじをお話しさせてもらっても良いでしょうか?」


「うんうん。おもしろそーだね。頼むよ!
ちょうどお盆休みだし。会社も休みで今晩はゆっくりできるんだ。
夜はナゲーし、くだ巻きたいしなっ!(# ̄З ̄)o
聞かせてくれい!
夏だし不思議話しはこの店っぽくていいやんけ!
あっ!!
その前にクアーズ!もう一杯!」


「わかりました(^^)ニコニコ
先ずは、と、、
その諸星さんの “暗黒神話” というのは漫画なのですが、
この日本という国の創生を解き明かそうとする物語なのですね。
この国には隠された建国の歴史があるに違いない。と。
それを描きたい!と。
そんな内容なのです。
そして、その意外で壮大不思議な物語は九州でも出雲でも、奈良でもなく、
実は、、、ここ東京、三鷹の地から始まるのです......
思うに、あのスタジオジブリもジブリ美術館も、
みなこの三鷹近辺にあるのです。
偶然?なのでしょうか......」


<つづく。。>



上の物語中にもあるように、
多くの漫画人に影響を与えてきた諸星大二郎さんの偉大な漫画
「暗黒神話」
僕は特別編も持っていたりなんかします(^^)ニコニコ
さすがに絵からは時代が感じられますが、
やはり、ライブラリーからは外せない!?一冊だと思います。


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コメント (6)
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