僕の体には、
昔、ヤンチャをしていた頃についてしまった傷というのが幾つかあります。
とても幸いなコトに、
それは日常生活に不自由を感じるというようなものでもなく。
ただ、ジッとして、無言で体に張り付いています。
生涯消えないであろう傷。
そんな一生付き合うであろう傷は、心の何処かにもあるようで。
時折、思いもよらない時、
まるでカゲロウの様に目前に立ち昇って来るようなこともあれば、
霧のように纏わりついて離れなくなるようなこともあります。
生きていれば、
こんな内外の傷は絶えなくて。
綺麗に消えて無くなるものもあれば、
なかなか消えないものもあるようで。
大きな怪我や手術、様々な治療の跡、
神経や精神、生まれついてのもの......とても
「幸いなことに、、」
などと言えないようなものを抱え持つ人も沢山いるはずで。
負ってしまったソレらは、
言葉で表すことなど到底出来ない様なものであったりするとも思います。
僕は、
幸いです。
幸いな僕は、
それでも時折、
そんな傷を見て少し考えてみます。
この傷は、、
なんでついたのだっけ?
どんな失敗だったっけ。。
あぁ、、あれか。あれだ。
なんで?
あんなことしたんだろ。
どうして?
正しく出来なかったんだろ。
考えられなかったんだろ。
僕の欠点はなんなんだろ。
分かっていて、
なんで直せなかったんだろ?
なんで?
直せないんだろ。
今、
僕は何か、どこか、
成長出来ているのだろうか?<
成長しているのだろうか?
僕は何かの役に立っているのだろうか。
何か変わったのか?
何が、変わったのか?
何か成すことは出来たのか?
何が成長したのだ?
何が?
なにが?
僕の体についている傷は、
ただそこに、
黙って動かずに張り付いています。
君は何のためにソコにいるのだろうか?
何のために「在る」のだ?
何故消えないでいるのだ?
君を消すことは絶対に出来ないのか?
いや、本当は出来るのではないのか?
僕があまりに未熟で知恵も無く、
勉学も足りないから、
治し方を知らないから治らないだけではないのか?
違うのか?
傷は、
ただ黙って、
僕の体に張り付いています。
今日は3月11日。
3年前のあの日、
この国は揺れました。
この国の大地はよく、揺れます。
揺れる大地の上で暮らす僕らは何を成すべきか。
真実を知るには揺れなければいけないのだろうか。
事実はよく伝えられはするけれど、
故に、真実を知るものは常に少なく。
しかし、ならばこそ、
それを知った者であるならば、
揺るがぬモノも心も持てるハズではないのだろうか。
揺れるのであれば、揺るがぬものを。
僕には定まった色など無く。
そして、世界にも色は無く。
世界が何を手にしようと、手放そうと、
争おうとも、争わずとも、
何かを放り投げようとも、投げなくとも、
僕の手に残るものは何も無く。
ただ、多くの人の心に映るものだけが僕の心に入り込みます。
幸も不幸も共に歩むようなとき、
僕は僕を離れて、
一人一人の幸せがとても大切なことのように思えてきます。
———Door
ドアはいつも確かにそこにあって、
開いているように見えるのです。
いつか見た桜。
咲き、誇れ。
昔、ヤンチャをしていた頃についてしまった傷というのが幾つかあります。
とても幸いなコトに、
それは日常生活に不自由を感じるというようなものでもなく。
ただ、ジッとして、無言で体に張り付いています。
生涯消えないであろう傷。
そんな一生付き合うであろう傷は、心の何処かにもあるようで。
時折、思いもよらない時、
まるでカゲロウの様に目前に立ち昇って来るようなこともあれば、
霧のように纏わりついて離れなくなるようなこともあります。
生きていれば、
こんな内外の傷は絶えなくて。
綺麗に消えて無くなるものもあれば、
なかなか消えないものもあるようで。
大きな怪我や手術、様々な治療の跡、
神経や精神、生まれついてのもの......とても
「幸いなことに、、」
などと言えないようなものを抱え持つ人も沢山いるはずで。
負ってしまったソレらは、
言葉で表すことなど到底出来ない様なものであったりするとも思います。
僕は、
幸いです。
幸いな僕は、
それでも時折、
そんな傷を見て少し考えてみます。
この傷は、、
なんでついたのだっけ?
どんな失敗だったっけ。。
あぁ、、あれか。あれだ。
なんで?
あんなことしたんだろ。
どうして?
正しく出来なかったんだろ。
考えられなかったんだろ。
僕の欠点はなんなんだろ。
分かっていて、
なんで直せなかったんだろ?
なんで?
直せないんだろ。
今、
僕は何か、どこか、
成長出来ているのだろうか?<
成長しているのだろうか?
僕は何かの役に立っているのだろうか。
何か変わったのか?
何が、変わったのか?
何か成すことは出来たのか?
何が成長したのだ?
何が?
なにが?
僕の体についている傷は、
ただそこに、
黙って動かずに張り付いています。
君は何のためにソコにいるのだろうか?
何のために「在る」のだ?
何故消えないでいるのだ?
君を消すことは絶対に出来ないのか?
いや、本当は出来るのではないのか?
僕があまりに未熟で知恵も無く、
勉学も足りないから、
治し方を知らないから治らないだけではないのか?
違うのか?
傷は、
ただ黙って、
僕の体に張り付いています。
今日は3月11日。
3年前のあの日、
この国は揺れました。
この国の大地はよく、揺れます。
揺れる大地の上で暮らす僕らは何を成すべきか。
真実を知るには揺れなければいけないのだろうか。
事実はよく伝えられはするけれど、
故に、真実を知るものは常に少なく。
しかし、ならばこそ、
それを知った者であるならば、
揺るがぬモノも心も持てるハズではないのだろうか。
揺れるのであれば、揺るがぬものを。
僕には定まった色など無く。
そして、世界にも色は無く。
世界が何を手にしようと、手放そうと、
争おうとも、争わずとも、
何かを放り投げようとも、投げなくとも、
僕の手に残るものは何も無く。
ただ、多くの人の心に映るものだけが僕の心に入り込みます。
幸も不幸も共に歩むようなとき、
僕は僕を離れて、
一人一人の幸せがとても大切なことのように思えてきます。
———Door
ドアはいつも確かにそこにあって、
開いているように見えるのです。
いつか見た桜。
咲き、誇れ。
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