雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

ほろり。

2019-02-01 02:44:02 | セツナイ
ポンチキーな人達の間で大人気!の座敷わらしの「ツカヘイ」さん。
彼は元々、鳥取県が誇る霊峰、
大山(だいせん)のふもとにある民宿に棲んで(すんで)いたのですが、
色々なことがあり、ある日、僕のお家にやって来てくれました。
そんなツカヘイさんのお話に関しては、以下にまとめておきますが......
 
 
 
 
直会(なおらい)】(名前のみ)
Sunrise −サンライズ−】(名前のみ)
ガラスの靴の物語 5】(名前のみ)
鞍馬徒然 2】(名前のみ)
Fireworks】(名前のみ)
鍔とアイヌ 13】(言葉のみ)
恐山徒然】(名前のみ)
「青き炎」首塚編 4】(言葉のみ)
 
 
 
この過去記事達からも分かるように、ツカヘイさんのお話というのは、
他の話題の中で名前や言葉が少しだけ出て来るという以外には、
メインの話としては、もうかなり長いこと記していなくて。
最後の記事からは、かれこれ一年半以上はたってしまっていると思います。
そんな中、今回、久々にツカヘイさんのことを記そうと思ったのは、
つい最近、そのキッカケとなる出来事があったからなのです。
それはまた、この後で記すこととして、実は、この一年半の間にも、
ツカヘイさんにまつわるお話というのはかなり沢山あるにはあったのです。
しかし、それでもこうして書くことがナカナカ出来ないでいたのには
少々の理由がありまして......
 
......それが、
 
ツカヘイさんの奥さんのこと。
 
以前「ガラスの靴の物語 6」という記事の中でも記していましたが、
ツカヘイさんが僕の家に来るようになって後、しばらくして、
大山からもう一人の?もう一妖精の?
可愛い女性の座敷童子さんを連れて来てくれたのです。
それは確か、2017年の新年早々のことで。
年末に故郷の大山に帰っていたツカヘイさんが、年が明けて
 
「おお、また帰ってきたなー、、、」
 
と、思ったら、横にチョコンと、
かわいらしい女の子の座敷童子さんを連れていたのです。
いつもツカヘイさんは黄色のちゃんちゃんこを着ているのですが、
彼女の方はピンク色のちゃんちゃんこを着ていて。
やっぱり!?のオカッパ頭で。
プリリンねーさんが必殺の「詳しく話を聞くぜ!攻撃」を仕掛けてみると、
どうも、彼女の名前は「ハナちゃん」というらしく......
 
「私は、大山の近くの境港(さかいみなと)の旅館にいます。
旅館は減ってしまったので、uzmetさんの所に行こうと思います。
uzmetさんの家には沢山の神様と龍神が来るというので、行ってみたくなりました。
私は、ツカヘイさんと夫婦(めおと)になりたいので、よろしくお願いします」
 
ということでして。
彼女とツカヘイさんとは昔からの幼馴染でもあり、
 
「夫婦になりたいのです」
 
と。そして、ツカヘイさんが言うには、
座敷わらしの世界では結婚というものはこれまで無かったらしく。
ツカヘイさんは
 
「先駆者ですね」
 
と、ちょっと得意そうに!?言ってもいました。
そんな感じで、2017年の年初からはツカヘイさんはハナちゃんと一緒に
僕の家を主軸に暮らすようになりました。
そんな二人?ふたわらし?さんは、
やっぱり時々大山の方に帰っていたりもしていて。
そちらには座敷わらし界の「長老」と呼ばれる偉い方もいるらしく。
座敷わらし界初の結婚に向けて色々な相談や準備もしているようでした。
傍目からはなんだかとても楽しそうで、幸せそうで。
微笑ましくもありました。
この頃の僕は、ちょうどこの「ガラスの靴の物語」という
シリーズ記事を記していたところだったのですが、
その記事にある「ガラスの靴」にしても、
実のところ、ハワイの妖精さんでもある「メネフネ」さんと、
ハワイの神々から二人への結婚祝いプレゼントでもあったようなのです。
二人はよく、このガラスの靴の上で仲良く過ごしているようでした。
 
そうして迎えた、その年の4月8日。
 
二人はめでたく結婚をしました。
 
今やかなり少なくなった仲間達や沢山の神々にも祝ってもらっていたようです。
 
とても楽しそうなパーティーもして。
 
とても幸せな結婚式のようでした。
 
さらには、二人は新婚旅行にも行ったようで。
場所は、青森県の三内丸山遺跡......
なんと!マニアック!で。
ハナちゃん曰く......
 
「ハナです。
宝のような結婚式でした。
新婚旅行で、我が国の歴史を学んでいます。
テストしてくるので、ツカヘイさんは厳しいですよ。
かたじけない気持ちは、わかりました。
 
ハナちゃんもツカヘイさんもこのブログを見てくれているらしく。
余計な話も書けませんし、気も使っちゃいます。
そして、その後、嬉しいことに、
今度はハナちゃんが妊娠をした!ようなのです。
この時もツカヘイさんとハナちゃんはとても喜んでいて。
しかし、ハナちゃんは初めての妊娠で体調が不安定な様子でもあって。
おなかも普通の妊娠より異様に大きく膨らんでしまっていました。
いつもちょっと苦しそうで、
しばらくはガラスの靴の上で安静にしていました。
ツカヘイさんはいつもハナちゃんの傍について優しく見守ってあげていて、
とても仲の良い二人であることは変わりませんでした。
 
そして、2017年の9月2日。
 
ツカヘイさんとハナちゃんに待望の子供が生まれました。
 
その子供は......
 
なんと!
 
二子!
 
双子!
 
男の子と女の子の双子。
 
どうりでハナちゃんのおなかが異様に大きかったわけです。
 
おまけに僕の家は「二子玉川」なんていう名前の場所にあって。
 
「冗談かよ!?」
 
みたいな。
 
ツカヘイさんもハナちゃんも僕もポンチキーズの面々も、
 
双子ということにはとても驚いていました。
 
勿論、皆うれしく、喜んでいて。とてもハッピーで。
 
ツカヘイさんもすぐに双子に名前をつけて。
 
「キミ♀」さんと「ヤスケ♂」さん。
 
「江戸時代かよ!?」
 
的な。ツカヘイさんらしいというか。なんというか。
大山の長老の意見も聞いて決めたとのことでしたが、しかし......
その頃の僕の家といったら......それは、もう......
 
......大騒ぎで......
 
少なくとも一週間くらいは、夜昼となく、
家じゅう、アチコチで、わけのわからない物音が激しく。鳴り止まず。
 
「家が壊れるのか!?」
 
みたいに、家全体がギャンギャンと揺れる様なこともしょっちゅうで。
それは、どうも、絶滅危惧種でもある!?
座敷童子さんの子供を一目見てみようと、
ツカヘイさんにお祝いをしようと、
アチコチから集まって来る精霊さんやら龍神さんやら、
神様達のチカラのせいのようで。
我が家はもう完全にポルターガイスト状態。
 
「お化け屋敷として不動産屋さんに格安で売られてしまいまちゅ!」
 
というくらいの状況。
普通であれば奥さんやらなにやら、
家にいる人は皆気味悪がって出て行ってしまうか、
ノイローゼになってしまう様な騒ぎだったのですが、ただ、幸いなことに、
うちのコニャ(奥さん)は僕と暮らすようになってから、
こんな不可思議なことにはもう完全に慣れっこになっていて。
まぁ、UFOまでリアルに幾度も見させられてもいますから!?
それでむしろハナちゃんとツカヘイさんのために色々な食べ物や飲み物や、
時折、ツカヘイさんの大好きなラムネまで!どこからともなく買ってきて、
ツカヘイさん達の居座る場所に置いてあげたり、と。
なかなかの大物ぶりを見せつけてくれていました。
 
.....それで、
 
まぁ......
 
です。
 
本来、幸せで微笑ましいハズのこの話を、どうして?
 
一年半以上もの間?
 
ココにこうして記すような気にならなかったのか?
 
ツカヘイさんの人気ぶりは僕が一番よく分かってもいるのに......なぜ?
 
なのか......
 
それは......
 
実は、
 
ツカヘイさんの愛してやまない、
 
可愛い可愛い、花嫁のハナちゃんが、
 
ある日、
 
突然、
 
亡くなってしまったから......
 
.......なのです。
 
ツカヘイさんはとても長い間、深く、悲しみに暮れていました。
しばらくは子供達を連れて大山のほうに戻ってしまい、
色々と考え事をしているようでもありました。
その悲しみはポンチキーズのみんなにも強く伝わってもいて。
僕は僕で、胸が張り裂ける様な思いでいました。
ツカヘイさんの話はしばらくはしたくないな......と、そんな気持ちでした。
 
 
 
 
 
ハナちゃんの故郷。鳥取県、境港市。
名所「水木しげるロード」にズラリと並ぶ妖怪ブロンズ像。
 
 
 
 
 
その中の1つ。この銅像は......
 
 
「自分をモデルにしているのです」
 
と。ツカヘイさんは言っていました。
このまんま、というわけではないのですが、確かによく似ています。
 
 
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4 コメント

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Unknown (ハナウタ)
2019-02-01 12:36:53
ツカヘイさんの大きさは
この銅像くらいなのでしょうか?
返信する
ハナウタさんへ。 (amenouzmet)
2019-02-01 23:51:09
基本はリスぐらいの大きさです。
ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじを少しだけ大きくしたぐらいの。
ただ、ちょっと不思議なのは、時と場合で大きさが変わるのです。僕の目には。
これがどういう仕組みなのか?意味なのか?がよくわからないでいるのですが、
一番大きな時で確かに、境港の銅像ぐらいでしょうか。
小さくなる時もあって、数センチぐらいの時もあります。
この辺のことは座敷わらしさんに詳しい人がいたら僕も是非教えてもらいたいと思っていることでもあります。
ちなみに神様も幾つかの姿を持っていたりします。
「変幻自在性」というのも見えない世界さん達の一つの特徴ではないか?と思っていたりもします。
返信する
境港の銅像は後ろ姿もカワイイ (ハナウタ)
2019-02-02 02:01:03
大きさは、時と場合? によって変わりそうとは思ってましたが、そうなんですね。
いろいろと聞けて、ツカヘイさんをイメージしやすくなりました。
ありがとうございます。
返信する
ハナウタさんへ。 (amenouzmet)
2019-02-02 09:46:44
どもどもー(^^)
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