生誕と受難。喜びと悲しみ。天国と地獄。
そんな両極を行ったり来たりする旅の「受難」を中心とするお話は、
もう一度だけ続かせていただきまちゅ......
書ききれない......
そもそも今回の旅はコニャ(奥さん)の仕事に付き合うということで、
日程や準備は全て彼女に任せていたのです。
勿論、ラテンの血が流れるコニャですから、そのいい加減さは極まりなし。
深い考えなど一切無し。
泊まるホテルや旅程なども旅の二日前にラインで知らされたくらい。
旅行保険なんてかけているハズもなく。
中でもイビサ島に荷物を忘れた「ブエリング」というエアラインはLCCというやつで。
「Low Cost Carrier=ロー・コスト・キャリア」
格安だけど、いろいろなコスト圧縮をしていて。その分、何かとリスクは高く。
それでもって、タダでさえケセラセラなラテンの血がさわぐ地元スペインのLCC。
何か問題が起こっても日本支社は勿論、日本語スタッフや窓口などもなく。
スペイン語か英語のみ。
英語は第二言語なので、自分たちのレベルとどっこいどっこい。みたいな。
仕事などでは普通は避けます。
コニャは押さえます。(´・ω・`)
トラブル後に各所に連絡してこの航空会社の評判を聞いてみても、
皆一様に「最悪」と。
「午前中に届ける?と言ったんだよね?
じゃぁ、間違いなく夜か次の日だと思うよ。
ソレが普通だけどね。その国では。エアラインにしても」
案の定、その後ブエリングから届く状況伝達のショートメールは、
何度も丁寧に伝えたスーツケースの色やモデル名も早速、
ちゃんと間違っていて。それを見ても、
このままでは明日の午前中にホテルに荷物が届く可能性は低く。
夕方出発の帰国便にはまず乗れないだろうと。
そんなショートメールは返信ができない一方的な情報伝達のみの形。
ただ、どーも、メールからすると、
荷物は深夜にイビサからバルセロナ空港へは運び込まれたようで、
空港でスタンバイとなっています。
「どーすべぇ......」
僕が恐れたのは、明日の朝。
空港が動き出して荷物の配送を始めた時、スーツケースの配送は、
きっと航空会社から別の運送会社に委託され。
その運送会社が間違わないなどという保証はどこにもなく。
むしろ間違う可能性の方が高く!?
しかも、運送会社が間違えた時には、
間違いなく航空会社は運送会社のせいにするであろうと。
そうなると僕らの予定している帰国は完全にアウト。
「冷静に考えると、ホテルへの配送はマズイな......」
とにかく荷物が約束の時間通りにこのホテルに届くのか?どうか?
僕としてはもう一度、その状況を確かめたく。
それも、ロストバゲッジ・カウンターの時のような片言英語同士の会話では、
またミス・コミュニケーションが発生するかもしれない。
とはいえ、動かないことにはなんともならず。
時刻は深夜一時近く。
僕は先ずブエリング航空のトラブル番号に電話。
日本支社もないLCC。スペイン語か英語のみ。
電話はAIキャラクターとのリモート会話形式。
幾つかのポイントをくぐり抜け、やっと最後のセクションにたどり着くと......
「只今営業時間外です。プツ......」
「なんだったんだ!?(@_@)この時間は......」
続いて、ブエリングの株主でもあり、
代理受付カウンターともなっていたイベリア航空の日本支社に電話。
スペインオフィスは閉まってるけど、日本なら空いている時間。
「運用などに関しては一切かかわっていませんので、
ブエリングの方と話してください。プツ......」
こうなったら、
スペイン語ができる人に明日の朝一番に状況確認をたのもうか、と。
コニャがホテルを頼んだ旅行代理店のマドリード支店の緊急番号に電話。
「荷物トラブルはサービス外になるので......
ソチラで粘り強くやるしかないのでは......」
続いて僕さん。
持っているカード会社の緊急番号に電話。
「それはサービス外となりますので......」
今度は、無理は承知でスペイン大使館の緊急電話に。
「それは、ご自身で対応してください。ピシッ!」
冷たい。そりゃそーか。
やばい。手が尽きた。ん?そーか。
今回はツカヘイさんの「神ゴト」で来てもいるわけで、
これだけ不可思議なことが連続するということは、もしかして、
何か神様的な理由があるのかも?しれない。
そーすると、ねーさんに相談したら何か突破口が開けるかな?と。
オフィスで絶賛働き中のねーさんにSOSラインを送信。
「知り合いの知り合いにスペイン語の通訳さんがいるから助けてもらうね」
「さっき、もらった航空会社のHPにスペイン語でクレームメール入れたよ。
飲まないといけない薬が入っているとか、そういうことも入れて。
裁判になった時にも証拠になるから」
と、感謝感激のありがたいラインが。
ねーさんやお友達、その先のお友達さんには厚い御礼を伝えなければ!と。
しかし、やはり、ここまで来て一番大事なことは、
明日の午前中までになんとしても荷物を受け取ることで。
そうでなければ予定通り日本に帰れない。
飛行機もホテルも帰国後の仕事スケジュールも全て再調整しなければいけない。
何より、スーツケースの中にあるパソコン!
そこには大事なお仕事データが沢山。
「ねーさんに話しても事態が今以上に進まないということは......
神ゴトではなく、やはり現実力か。。
もう一枚カードを切るか......会社の旅行課に相談じゃ......」
僕は休暇中なのに会社のデスクのFukiちゃん(♀)に連絡。
彼女が社内のトラベルセクションの海外担当に話してくれて。
しかし、あいにく、その人がお出かけ中のようで。
戻る時間はわからない、とのこと。
でも、とにかく、そのエアラインは業務での使用は避けてます、とのことで。
さらには、イギリス・キャリアのあるマネージャーのOKさん(♂)にも相談。
スペイン語を話せる友達がいるので動けるか聞いてみる、との返事が。
しかし、今すぐ繋がるかはわからない、とのことで。
「こーなったら最終手段か......プロだからお願いしたくなかったけど。
もう、アノ先輩にスガルしかないな、、」
僕さんの旅におけるファイナルカード。
御大「JTB」のコーディネーターK先輩にライン。
この場合、内容はたった一言。
「助けてください」
早々に、トラブルの全容がわかるショートメールを全て転送してくれ、
との返事が。
僕さんはブエリングの状況報告ショートメールと緊急連絡先を全て転送。
そして、僅か5分後。
「全て話したから。ホテル配送はやめてもらって、空港にとどめてもらってる。
絶対空港で受け取る方がいい。
uzmetの言うように配送会社のトラブルが避けれるから。
明日の朝、航空会社のロスト&ファウンドカウンターに行って
報告書を出してください。
アイフォンの番号確認もするから忘れずに。
そこで本人確認して渡すそうです」
それから三時間後。翌朝7時。結局、
いろいろな心配で僕もコニャも一睡もできず。朝食も取らず。ホテルには
「もし荷物が届いたら引き返すので教えてほしい」
と伝え、そのままタクシーで再び空港へ。
空港に行く途中、もう一度Kさんとラインでコンタクト。
行ってみたら荷物は配送された後だった、、、が怖い、という状況確認。
「以前、アメリカで、取りに行ったら違う空港に送られていたことあったね。
わかるよ。なのでさっき、
オペレーターのお姉さんにつながって確認もしてもらいました。
一時間以内に取りに行くと伝わってますが、お姉さんがどう動くか、なので、
彼女のレスポンスが良ければいいのですが。
目で見るまでは安心できませんが、記録上ではまだ空港にあるそうです」
Kさん......
神。
経験が違う。
すげー......感激。
空港のカウンターにつくと、
荷物を受け取るために空港内を二か所ほど動かされ、それで、やっと、
イビサ島で荷物を預けて以来、約24時間ぶりに、自分の荷物と御対面。
「これで、なんとか、予定通り、今日の夕方に日本に出発できる、な、、」
かなり理不尽なことだけど......感激。意味のわからない感激。
ホッ、と一息と、ため息。
その後、僕らはチェックアウトのためもう一度空港からホテルへ戻ることに。
タクシーを捕まえ、取り戻した二つのスーツケースをトランクに乗せ、乗り込むと、
運転手さんは片言の英語がイケちゃうカナリ御陽気な人で......
「ヘイ!バルセロナは初めてかい?」
苦虫を噛み潰したような表情で顔を見合わせる僕さんとコニャ。
どう返答すればよいのか......???
「イエス!いい街でちゅね!(T . T)ぶぇ」
そこからホテルに着くまで、
既に僕らが回った名所のガイドを丁寧にしてくれた運転手さん。
泣き笑う様な複雑な気持ちで話を聞く僕さん達。
ホテルで降りた時には、
「ヘイ!このホテルからサグラダファミリア迄は、この道をこう行ってだな、、」
「あ、ありがちゅーーー、、、ヾ(;´▽`A``」
ホテルに戻るとスタッフさんに一通りの憐れみを受け。
チェックアウトの時間も好きに伸ばしていいよ、と。
それでも部屋の荷物は早々にまとめ、
スーツケースが無くて出来なかった下着や服の着替えもして、チェックアウト。
夕方までホテルに荷物を預け、もう5時間ほど、
僕らはバルセロナの街の散策に出かけることにしました。
数日前、僕の日本出発の便が飛ばなかった時、
予約していたサグラダファミリアの入場チケット時間には間にあわないだろう、
と考えたコニャが、予備でもう1日、
日本へ戻る、この日の入場券を押さえていました。
であれば、せっかくなのでソレもキャンセルせずに使うことにして。
ホテルを出た僕らはもう一度、
そこから歩いてすぐのサグラダファミリアに向かいました。
中に入ると、僕らは今回の旅で二度目となる祭壇の最前列に座り、
心労の果てに、故に、自然と無心となった祈りを前回より長い時間捧げ......
ホッとしたような、気が抜けたような、無心状態......
そんな祈りを終え、
あまりの受難さ加減に「受難のファサード」を正面に見る方の公園にも寄って、
今回の旅におけるサグラダファミリアの最後の写真を一枚。スマホでパシャリ。

ねーさんが教えてくれた、
カタルーニャの神とガウディさんに捧げるお酒とライムもお持ちして。

実は、これは最初にここに来た時に、
「生誕のファサード」側の公園で捧げていたものでもあるのです、が......
結局、両方のファサードに捧げることになったという......FUSIGI......

つくづく思うのは、
時にトラブルは人が巻き起こしますが、
結局、人しかトラブルを解決してくれない。
大切なのは人であり。
人との関係。絆。
あたりまえだけど、身に沁みて、そんなこと。
サグラダファミリアを後にした僕らは、
また、バルセロナの街をプラプラと......
それは、またもや天国のような時間ではあって......




何があろうと、この街には、
思いつめた顔の人は見当たらないのです。




でも、バルセロナといったら!
FCバルセロナ!でしょ!
メッシでしょ!
カンプ・ノウ(Camp Nou)でしょ!と。

当初、先にバルセロナに入っていたコニャに試合チケットを頼んでいたのですけど......
チケットは取れるけど日程がうまく合わなかったとのことで。
カンプノウを前にして、ココでも涙がちょちょぎれた僕さん......
つくづくダメダメぷーなコニャ......
アーメン......
Kさんと、ねーさんと、ねーさんの友人であるmihoさんと通訳のasaiさん。
デスクのFukiちゃんと、マネージャーのOKさん。
今回のおバカ旅のサポートに、深い感謝を込めて。
心から、ありがとうございました。
いつの日か、愛する誰かが
「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」
と、見つけてもらえたら。
サブタイトルにあるように、
このブログはいつもそんな思いで書き記しています。
⭐︎シリーズ過去記事リンク☆
「TRANSIT」
「TRANSIT 2」
「TRANSIT 3」
そんな両極を行ったり来たりする旅の「受難」を中心とするお話は、
もう一度だけ続かせていただきまちゅ......
書ききれない......
そもそも今回の旅はコニャ(奥さん)の仕事に付き合うということで、
日程や準備は全て彼女に任せていたのです。
勿論、ラテンの血が流れるコニャですから、そのいい加減さは極まりなし。
深い考えなど一切無し。
泊まるホテルや旅程なども旅の二日前にラインで知らされたくらい。
旅行保険なんてかけているハズもなく。
中でもイビサ島に荷物を忘れた「ブエリング」というエアラインはLCCというやつで。
「Low Cost Carrier=ロー・コスト・キャリア」
格安だけど、いろいろなコスト圧縮をしていて。その分、何かとリスクは高く。
それでもって、タダでさえケセラセラなラテンの血がさわぐ地元スペインのLCC。
何か問題が起こっても日本支社は勿論、日本語スタッフや窓口などもなく。
スペイン語か英語のみ。
英語は第二言語なので、自分たちのレベルとどっこいどっこい。みたいな。
仕事などでは普通は避けます。
コニャは押さえます。(´・ω・`)
トラブル後に各所に連絡してこの航空会社の評判を聞いてみても、
皆一様に「最悪」と。
「午前中に届ける?と言ったんだよね?
じゃぁ、間違いなく夜か次の日だと思うよ。
ソレが普通だけどね。その国では。エアラインにしても」
案の定、その後ブエリングから届く状況伝達のショートメールは、
何度も丁寧に伝えたスーツケースの色やモデル名も早速、
ちゃんと間違っていて。それを見ても、
このままでは明日の午前中にホテルに荷物が届く可能性は低く。
夕方出発の帰国便にはまず乗れないだろうと。
そんなショートメールは返信ができない一方的な情報伝達のみの形。
ただ、どーも、メールからすると、
荷物は深夜にイビサからバルセロナ空港へは運び込まれたようで、
空港でスタンバイとなっています。
「どーすべぇ......」
僕が恐れたのは、明日の朝。
空港が動き出して荷物の配送を始めた時、スーツケースの配送は、
きっと航空会社から別の運送会社に委託され。
その運送会社が間違わないなどという保証はどこにもなく。
むしろ間違う可能性の方が高く!?
しかも、運送会社が間違えた時には、
間違いなく航空会社は運送会社のせいにするであろうと。
そうなると僕らの予定している帰国は完全にアウト。
「冷静に考えると、ホテルへの配送はマズイな......」
とにかく荷物が約束の時間通りにこのホテルに届くのか?どうか?
僕としてはもう一度、その状況を確かめたく。
それも、ロストバゲッジ・カウンターの時のような片言英語同士の会話では、
またミス・コミュニケーションが発生するかもしれない。
とはいえ、動かないことにはなんともならず。
時刻は深夜一時近く。
僕は先ずブエリング航空のトラブル番号に電話。
日本支社もないLCC。スペイン語か英語のみ。
電話はAIキャラクターとのリモート会話形式。
幾つかのポイントをくぐり抜け、やっと最後のセクションにたどり着くと......
「只今営業時間外です。プツ......」
「なんだったんだ!?(@_@)この時間は......」
続いて、ブエリングの株主でもあり、
代理受付カウンターともなっていたイベリア航空の日本支社に電話。
スペインオフィスは閉まってるけど、日本なら空いている時間。
「運用などに関しては一切かかわっていませんので、
ブエリングの方と話してください。プツ......」
こうなったら、
スペイン語ができる人に明日の朝一番に状況確認をたのもうか、と。
コニャがホテルを頼んだ旅行代理店のマドリード支店の緊急番号に電話。
「荷物トラブルはサービス外になるので......
ソチラで粘り強くやるしかないのでは......」
続いて僕さん。
持っているカード会社の緊急番号に電話。
「それはサービス外となりますので......」
今度は、無理は承知でスペイン大使館の緊急電話に。
「それは、ご自身で対応してください。ピシッ!」
冷たい。そりゃそーか。
やばい。手が尽きた。ん?そーか。
今回はツカヘイさんの「神ゴト」で来てもいるわけで、
これだけ不可思議なことが連続するということは、もしかして、
何か神様的な理由があるのかも?しれない。
そーすると、ねーさんに相談したら何か突破口が開けるかな?と。
オフィスで絶賛働き中のねーさんにSOSラインを送信。
「知り合いの知り合いにスペイン語の通訳さんがいるから助けてもらうね」
「さっき、もらった航空会社のHPにスペイン語でクレームメール入れたよ。
飲まないといけない薬が入っているとか、そういうことも入れて。
裁判になった時にも証拠になるから」
と、感謝感激のありがたいラインが。
ねーさんやお友達、その先のお友達さんには厚い御礼を伝えなければ!と。
しかし、やはり、ここまで来て一番大事なことは、
明日の午前中までになんとしても荷物を受け取ることで。
そうでなければ予定通り日本に帰れない。
飛行機もホテルも帰国後の仕事スケジュールも全て再調整しなければいけない。
何より、スーツケースの中にあるパソコン!
そこには大事なお仕事データが沢山。
「ねーさんに話しても事態が今以上に進まないということは......
神ゴトではなく、やはり現実力か。。
もう一枚カードを切るか......会社の旅行課に相談じゃ......」
僕は休暇中なのに会社のデスクのFukiちゃん(♀)に連絡。
彼女が社内のトラベルセクションの海外担当に話してくれて。
しかし、あいにく、その人がお出かけ中のようで。
戻る時間はわからない、とのこと。
でも、とにかく、そのエアラインは業務での使用は避けてます、とのことで。
さらには、イギリス・キャリアのあるマネージャーのOKさん(♂)にも相談。
スペイン語を話せる友達がいるので動けるか聞いてみる、との返事が。
しかし、今すぐ繋がるかはわからない、とのことで。
「こーなったら最終手段か......プロだからお願いしたくなかったけど。
もう、アノ先輩にスガルしかないな、、」
僕さんの旅におけるファイナルカード。
御大「JTB」のコーディネーターK先輩にライン。
この場合、内容はたった一言。
「助けてください」
早々に、トラブルの全容がわかるショートメールを全て転送してくれ、
との返事が。
僕さんはブエリングの状況報告ショートメールと緊急連絡先を全て転送。
そして、僅か5分後。
「全て話したから。ホテル配送はやめてもらって、空港にとどめてもらってる。
絶対空港で受け取る方がいい。
uzmetの言うように配送会社のトラブルが避けれるから。
明日の朝、航空会社のロスト&ファウンドカウンターに行って
報告書を出してください。
アイフォンの番号確認もするから忘れずに。
そこで本人確認して渡すそうです」
それから三時間後。翌朝7時。結局、
いろいろな心配で僕もコニャも一睡もできず。朝食も取らず。ホテルには
「もし荷物が届いたら引き返すので教えてほしい」
と伝え、そのままタクシーで再び空港へ。
空港に行く途中、もう一度Kさんとラインでコンタクト。
行ってみたら荷物は配送された後だった、、、が怖い、という状況確認。
「以前、アメリカで、取りに行ったら違う空港に送られていたことあったね。
わかるよ。なのでさっき、
オペレーターのお姉さんにつながって確認もしてもらいました。
一時間以内に取りに行くと伝わってますが、お姉さんがどう動くか、なので、
彼女のレスポンスが良ければいいのですが。
目で見るまでは安心できませんが、記録上ではまだ空港にあるそうです」
Kさん......
神。
経験が違う。
すげー......感激。
空港のカウンターにつくと、
荷物を受け取るために空港内を二か所ほど動かされ、それで、やっと、
イビサ島で荷物を預けて以来、約24時間ぶりに、自分の荷物と御対面。
「これで、なんとか、予定通り、今日の夕方に日本に出発できる、な、、」
かなり理不尽なことだけど......感激。意味のわからない感激。
ホッ、と一息と、ため息。
その後、僕らはチェックアウトのためもう一度空港からホテルへ戻ることに。
タクシーを捕まえ、取り戻した二つのスーツケースをトランクに乗せ、乗り込むと、
運転手さんは片言の英語がイケちゃうカナリ御陽気な人で......
「ヘイ!バルセロナは初めてかい?」
苦虫を噛み潰したような表情で顔を見合わせる僕さんとコニャ。
どう返答すればよいのか......???
「イエス!いい街でちゅね!(T . T)ぶぇ」
そこからホテルに着くまで、
既に僕らが回った名所のガイドを丁寧にしてくれた運転手さん。
泣き笑う様な複雑な気持ちで話を聞く僕さん達。
ホテルで降りた時には、
「ヘイ!このホテルからサグラダファミリア迄は、この道をこう行ってだな、、」
「あ、ありがちゅーーー、、、ヾ(;´▽`A``」
ホテルに戻るとスタッフさんに一通りの憐れみを受け。
チェックアウトの時間も好きに伸ばしていいよ、と。
それでも部屋の荷物は早々にまとめ、
スーツケースが無くて出来なかった下着や服の着替えもして、チェックアウト。
夕方までホテルに荷物を預け、もう5時間ほど、
僕らはバルセロナの街の散策に出かけることにしました。
数日前、僕の日本出発の便が飛ばなかった時、
予約していたサグラダファミリアの入場チケット時間には間にあわないだろう、
と考えたコニャが、予備でもう1日、
日本へ戻る、この日の入場券を押さえていました。
であれば、せっかくなのでソレもキャンセルせずに使うことにして。
ホテルを出た僕らはもう一度、
そこから歩いてすぐのサグラダファミリアに向かいました。
中に入ると、僕らは今回の旅で二度目となる祭壇の最前列に座り、
心労の果てに、故に、自然と無心となった祈りを前回より長い時間捧げ......
ホッとしたような、気が抜けたような、無心状態......
そんな祈りを終え、
あまりの受難さ加減に「受難のファサード」を正面に見る方の公園にも寄って、
今回の旅におけるサグラダファミリアの最後の写真を一枚。スマホでパシャリ。

ねーさんが教えてくれた、
カタルーニャの神とガウディさんに捧げるお酒とライムもお持ちして。

実は、これは最初にここに来た時に、
「生誕のファサード」側の公園で捧げていたものでもあるのです、が......
結局、両方のファサードに捧げることになったという......FUSIGI......

つくづく思うのは、
時にトラブルは人が巻き起こしますが、
結局、人しかトラブルを解決してくれない。
大切なのは人であり。
人との関係。絆。
あたりまえだけど、身に沁みて、そんなこと。
サグラダファミリアを後にした僕らは、
また、バルセロナの街をプラプラと......
それは、またもや天国のような時間ではあって......




何があろうと、この街には、
思いつめた顔の人は見当たらないのです。




でも、バルセロナといったら!
FCバルセロナ!でしょ!
メッシでしょ!
カンプ・ノウ(Camp Nou)でしょ!と。

当初、先にバルセロナに入っていたコニャに試合チケットを頼んでいたのですけど......
チケットは取れるけど日程がうまく合わなかったとのことで。
カンプノウを前にして、ココでも涙がちょちょぎれた僕さん......
つくづくダメダメぷーなコニャ......
アーメン......
Kさんと、ねーさんと、ねーさんの友人であるmihoさんと通訳のasaiさん。
デスクのFukiちゃんと、マネージャーのOKさん。
今回のおバカ旅のサポートに、深い感謝を込めて。
心から、ありがとうございました。
いつの日か、愛する誰かが
「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」
と、見つけてもらえたら。
サブタイトルにあるように、
このブログはいつもそんな思いで書き記しています。
⭐︎シリーズ過去記事リンク☆
「TRANSIT」
「TRANSIT 2」
「TRANSIT 3」
精神的にも肉体的にも、
かなり大変な目に合われたのですね。
本当にお疲れ様でした。
どの写真も素敵です。
いつか、
ツカヘイさん、キミさん、ヤスケさんのスペイン話も、
ブログで教えて頂けると嬉しいです😊
ありがとうございます。(^^)
uzmetさんの臨場感あふれる文章を読みながら、私もドキドキ…ハラハラ…たまに思わずクスッと…すみませんf(^^;
頼れる仲間の方々がいてくださって、本当に良かったですね!
ステキな人が周りにおられるuzmetさんのお人柄も偲ばれます(^^)
奥様のコニャさんとのお話も、いつも微笑ましく感じています❤️
天国も地獄も綯交ぜの旅だったようですが、スペインは青空も建物も風景もとびっきり存在感があって印象的ですね(’-’*)♪
たくさんの写真を見せてくださって、ホントありがとうございます。
なんだかスペインは意外ですね。
ハナさんがいたんですね(^-^)
シャボン玉が綺麗です♪
ハナちゃんの話も同様で、とても不思議なことがあり、行くことになったのです。
また記しますので(^^)
おかえりなさい。
ご無事で何よりです。
ブログを拝見してますと
コニャさんはとても天然な方なんですね。
uzmetさんのコニャさんへの愛を感じました。
私は完璧主義で
友達からは、ひとりでも生きていけるね
と言われています。
だから、正直羨ましいです。
本当は弱くて今にも倒れそうだから。
誰かに怒られたい
誰かに守られたい
誰かに選ばれたい
おふたりの様な夫婦に憧れます。
ツカヘイさん家族の続編も楽しみにしています。
こんなとこで書けないようなひどい失態も沢山ありますし、過去記事にも多少ありますが......
完璧主義者であれば、その上の、完全主義を目指してみるのも良いかもしれませんねー(^^)
おはようございます。
たいへんな旅でしたね。
ご無事でおかえりなさいませ。
一番最初の記事を読んだとき
サグラダファミリアに
神事があるのかなぁと
思っていましたが
必要なことしか
起こらない
かもしれないけれど…
うちなら
間違いなく小鬼、発動してます(*^^*)
どんな意味があるのやら、と。はいー。