「グランドで笑って、
練習場で泣く様に」
「体で表現することだから、
体で覚えなければいけない」
「野球は、
僕にとっては命をかけれるものだった」
つい最近、
そんな王貞治さんの言葉が心身に染み込んでくる
ドキュメンタリー番組が放送されていました。
「世界の王が、そこにいた」
というタイトルで、
僕が見たのはTV東京でしたが、
制作は同系列の「TVQ九州放送」さんとのこと。
上戸彩さんのナレーションもとても良い感じの仕上がりでした。
プロ野球の開幕に合わせた?
オンエアだったとは思いますが、
今季は何かと
「新庄BIGBOSS」
の動向ばかりが話題になる中、
番組は地味目に、
さらりと放送されていたように思います。
しかし、個人的には、
見ていて胸が熱くなるような部分も多々あって、
とても良い番組に思えました。
どこかにアーカイブや見逃しサービスなどがあれば
また見てみたいのですが、
今のところ見あたらず。
なので、番組内の言葉や内容を一字一句確認して、
正確に記すことは少々難しいのですが、ただ、
王さんが創り上げた常勝チーム
「福岡ソフトバンクホークス」
の選手さんや元選手さん達の言葉などはとても印象的で、
おおよそですが覚えていたりもします。
例えば、元ホークスの選手で、
名監督と言われて久しい前ソフトバンクホークス監督の
工藤公康さんは、
「監督になった時、
監督は恨まれるのが仕事だから......と言われましたね」
というようなお話をされていました。
同じく、元ホークスの選手で、
元日本代表監督の小久保裕紀さんは、
プロ野球界でも大きな事件として刻まれている、
1996年に福岡ダイエーホークスファンが起こした暴動事件の時に、
王さんが皆に話した言葉がとても印象的だったと話していました。
「王さんは、
あんなふうに怒ってくれるのが本当のファンだ、と。
勝った時に一番喜んでくれるのもあの人たちだから。
ありがたいことだ。
あの人たちを喜ばせるのが俺たちの仕事であって、
それができなければプロではない、、、
と話していました。
僕は
“ふざけるな......”
などと思っていたりもしていたので、
監督の言葉と姿にはとても学ばされました」
番組最後のハイライトでは、
盟友の長嶋茂雄さんからの手紙が届き、
その内容が披露されていました。
王さんが現役時代に活躍した「東京読売ジャイアンツ」は、
どこまで行っても長嶋茂雄さんのイメージ。
終身名誉監督も長嶋さん。
だから、あえて、別の地の、
違うリーグの、
弱小だった球団を選び。
そこで、その球団を、
ジャイアンツの様に強く、大きくしようと決めた王さん。
今では、
そのチームはジャイアンツを超えるほどの
強さとブランドをも確立し。
王さんも長嶋さんと同じく、
その強豪チームの会長、兼、
特別アドバイザーともなりました。
そんな関係もある長嶋さんからの手紙を目にした王さんは、
一言、
「これは大変ですね、、」
と、おしゃっていました。
長嶋さんの手紙はとても温かい内容のもので、
個人的に記憶している印象的だった部分は......
「王さんの打席は誰よりも自分が一番近くで見ていたから。
打球の角度はいつも45度だった。
うん、45度だった」
「プロ野球界で、僕の弟は王さんしかいない」
「オリンピックの開会式で、
王さんと松井君と一緒に
聖火ランナーを務めさせてもらいましたが、
あの時、ON砲は不滅だと実感しました」
番組の後半のナレーションでは、
「伝えること。
託すこと。
それが今の王さんの仕事」
という言葉もありました。
後日、番組に関しての情報を得ようと
ネットをサーフしていた僕は、
上にも記した小久保さんの言葉の載った、
あるメディアのインタビュー記事を見つけたのですが、
そこには、他にもこんな言葉が載っていました。
=============================
練習は普通センター返しが基本と言われていて、
大方の選手はそうしているわけですけど、
僕の場合は王監督から
「ボールを遠くに飛ばせ。
それにはバットを振った時、
背中がバキバキと鳴るくらい体を120%使え」
と言われました。
皆、練習の時は適当にやって、
試合で100%の力を発揮しようとするのですが、
これは間違いだということがいまはよく分かります。
(中略)
これは原辰徳監督から聞いた話なんですが、
(王さんが)ジャイアンツの監督だった頃のミーティングは
きつかったらしい。
選手たちは内心
「それは王選手だからできたんでしょ」
と反発したことが結構あったらしい。
おそらく王監督はそこで何かを感じ取られたんだと思うんです。
ダイエー時代、王監督は自分の話をする時、
必ず最初に一言
「手前みそで申し訳ないけど」
と断っておられました。
これは上に立つ人が下の人に話す時に
とても大切なことではないでしょうか。
=============================
王さんでも、きっと、
沢山の間違いをおかしながら、
色々なことにつまづきながら、
ここまで進んでこられたのだろうな、と。
大きな病気とも長く闘っておられましたし。
だからこそ、
偉大な方だと思うのです。
敬具。(^^)
練習場で泣く様に」
「体で表現することだから、
体で覚えなければいけない」
「野球は、
僕にとっては命をかけれるものだった」
つい最近、
そんな王貞治さんの言葉が心身に染み込んでくる
ドキュメンタリー番組が放送されていました。
「世界の王が、そこにいた」
というタイトルで、
僕が見たのはTV東京でしたが、
制作は同系列の「TVQ九州放送」さんとのこと。
上戸彩さんのナレーションもとても良い感じの仕上がりでした。
プロ野球の開幕に合わせた?
オンエアだったとは思いますが、
今季は何かと
「新庄BIGBOSS」
の動向ばかりが話題になる中、
番組は地味目に、
さらりと放送されていたように思います。
しかし、個人的には、
見ていて胸が熱くなるような部分も多々あって、
とても良い番組に思えました。
どこかにアーカイブや見逃しサービスなどがあれば
また見てみたいのですが、
今のところ見あたらず。
なので、番組内の言葉や内容を一字一句確認して、
正確に記すことは少々難しいのですが、ただ、
王さんが創り上げた常勝チーム
「福岡ソフトバンクホークス」
の選手さんや元選手さん達の言葉などはとても印象的で、
おおよそですが覚えていたりもします。
例えば、元ホークスの選手で、
名監督と言われて久しい前ソフトバンクホークス監督の
工藤公康さんは、
「監督になった時、
監督は恨まれるのが仕事だから......と言われましたね」
というようなお話をされていました。
同じく、元ホークスの選手で、
元日本代表監督の小久保裕紀さんは、
プロ野球界でも大きな事件として刻まれている、
1996年に福岡ダイエーホークスファンが起こした暴動事件の時に、
王さんが皆に話した言葉がとても印象的だったと話していました。
「王さんは、
あんなふうに怒ってくれるのが本当のファンだ、と。
勝った時に一番喜んでくれるのもあの人たちだから。
ありがたいことだ。
あの人たちを喜ばせるのが俺たちの仕事であって、
それができなければプロではない、、、
と話していました。
僕は
“ふざけるな......”
などと思っていたりもしていたので、
監督の言葉と姿にはとても学ばされました」
番組最後のハイライトでは、
盟友の長嶋茂雄さんからの手紙が届き、
その内容が披露されていました。
王さんが現役時代に活躍した「東京読売ジャイアンツ」は、
どこまで行っても長嶋茂雄さんのイメージ。
終身名誉監督も長嶋さん。
だから、あえて、別の地の、
違うリーグの、
弱小だった球団を選び。
そこで、その球団を、
ジャイアンツの様に強く、大きくしようと決めた王さん。
今では、
そのチームはジャイアンツを超えるほどの
強さとブランドをも確立し。
王さんも長嶋さんと同じく、
その強豪チームの会長、兼、
特別アドバイザーともなりました。
そんな関係もある長嶋さんからの手紙を目にした王さんは、
一言、
「これは大変ですね、、」
と、おしゃっていました。
長嶋さんの手紙はとても温かい内容のもので、
個人的に記憶している印象的だった部分は......
「王さんの打席は誰よりも自分が一番近くで見ていたから。
打球の角度はいつも45度だった。
うん、45度だった」
「プロ野球界で、僕の弟は王さんしかいない」
「オリンピックの開会式で、
王さんと松井君と一緒に
聖火ランナーを務めさせてもらいましたが、
あの時、ON砲は不滅だと実感しました」
番組の後半のナレーションでは、
「伝えること。
託すこと。
それが今の王さんの仕事」
という言葉もありました。
後日、番組に関しての情報を得ようと
ネットをサーフしていた僕は、
上にも記した小久保さんの言葉の載った、
あるメディアのインタビュー記事を見つけたのですが、
そこには、他にもこんな言葉が載っていました。
=============================
練習は普通センター返しが基本と言われていて、
大方の選手はそうしているわけですけど、
僕の場合は王監督から
「ボールを遠くに飛ばせ。
それにはバットを振った時、
背中がバキバキと鳴るくらい体を120%使え」
と言われました。
皆、練習の時は適当にやって、
試合で100%の力を発揮しようとするのですが、
これは間違いだということがいまはよく分かります。
(中略)
これは原辰徳監督から聞いた話なんですが、
(王さんが)ジャイアンツの監督だった頃のミーティングは
きつかったらしい。
選手たちは内心
「それは王選手だからできたんでしょ」
と反発したことが結構あったらしい。
おそらく王監督はそこで何かを感じ取られたんだと思うんです。
ダイエー時代、王監督は自分の話をする時、
必ず最初に一言
「手前みそで申し訳ないけど」
と断っておられました。
これは上に立つ人が下の人に話す時に
とても大切なことではないでしょうか。
=============================
王さんでも、きっと、
沢山の間違いをおかしながら、
色々なことにつまづきながら、
ここまで進んでこられたのだろうな、と。
大きな病気とも長く闘っておられましたし。
だからこそ、
偉大な方だと思うのです。
敬具。(^^)
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