雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

パリスのペン

2013-05-28 00:02:51 | 感謝
先日までアメリカの「ラス・ベガス(Las Vegas)」に
チロリと行かせてもらっていたのですが、
写真のペンは、そのラスベガスのストリップ沿いにある
「パリス(Paris)」という大きなカジノホテルのスタッフペンさん。
滞在中にずっとレンタカーを借りていて、
そのレンタカー屋さんのオフィスが入っていたホテルがそのパリス。
この写真の真ん中に佇んでいる「プチ」エッフェル塔と、
バルーンのオブジェのあるホテルさん。



オフィスは夕方には締まってしまうのですが、
べガスでは殆どのレンタカー屋さんが営業時間外での車の返却を
郵便受けの様な「返却専用ボックス」で24時間!
受け付けてくれていて。
ソコにキーと一緒に返却書類を入れればOK!
というシステム。

流石に眠らない街。
とても便利です(^^)

今回泊まっていたホテルは
「モンテ・カルロ(Monte Carlo)」というホテルで、
パリスから少し歩いた所に在ったのですが。
翌朝早くの便で帰国予定だったくせに
「シルク・ド・ソレイユ(Cirque du Soleil)」の新しいショウを見て、
その後も深夜まで街やらカジノやらを徘徊してしまい......
車を返却しようと思ったのは深夜二時過ぎ。
べガスでは

「本番はコレからだぜぇーーぃ!ダ━━━━(`∀´)ノ━━━━━━!!!」

ってな時間ですが、
すっかり眠たくなった僕は

「ブイイイーーン!!」

と、パリスの返却ボックスに車さんと一緒に向かいました。
パリスの駐車場内にあるレンタカー屋さんのパーキングロットに車を停め、

「ありがとよぉーーぉぉ、、、
君ともお別れだぁよぉ、、(´;ω;`)グスン...」

と、お世話になった愛しいお車さんに挨拶をして。
ヒト気の無い、
ホテル裏にある返却ボックスにキーと書類を入れようとした、ソノ時に......
その規定の返却用紙に走行距離や返却日時、GAS残量......
等を書き込むのをすっかり忘れていたことに気付きました。

「車を返すだけだからなぁ、、」

と、お金以外は何も持って来ていなかった僕はちょっとしたお困りモード。
べガスのストリップ沿いのホテルというのはドコも皆「巨大」で、
しかも返却ボックスのあるホテルの駐車場というのは
殆どが建物の裏の方にあって。
そこからホテルのフロントに行くだけでもとても歩かされます。
大抵が長い廊下を通り、ショップ、レストランエリアを通らされ、
だだっ広いカジノを抜けてやっと辿り着くような構造。

「通りすがりでもカジノでシッカリお金を使ってもらおうかねぇ......」

というような造り。。(´。` )
それでもしょうがないのでホテルのフロント方面に向かいつつ、
途中の通路沿いで、24h営業の、
ホテルの「小さな」コンビニ店が目に留まったので、
そこでペンが売ってないかどうか立ち寄って探してみました......が、
ありません。
最早歩くのがウザくなっていた僕は、念のため

「ペンなんておいてないですよねぇ、、!?」

と、アジア系の、
人柄の良さそうな若い女性店員さんに聞いてみました。

「無いです。。」

「そーですかぁ......分かりまちた。。」

と僕が残念そうに答えた時、
彼女はおもむろに僕に背を向けて、
レジ下に備え付けてあるお店の引き出しを開けだし。
ゴソゴソ.......と、その中を探リ出しました。
そして、一本のボールペンを見つけて、取り出し。
ハニカンダ様な笑顔と一緒に僕に差し出してくれました。

「(@゜o゜)にょにょにょ!?イイんですか?」

「差し上げます......」

僕はとても助かったし、とても嬉しかったので、
素直にソレを受け取り。
そして、なんとか「感謝の気持ち」を表したくて、
失礼の無い様な感じ......所作......でもって、
少しばかりのチップを渡そうとしたのですが......
彼女はそのハニカンダ様な、
申し訳無さそうな笑顔でナカナカ受け取ってくれません。
しばらくの間、

「ドゾドゾ、、」

「イエイエ、、」

というような押し引きを繰り返した後、もう一度

「とにかく僕の気持ちで、感謝の印というだけなんだけど......」

と話すと、
最後はなんだかとても嬉しそうな笑顔をして受け取ってくれました。
見ていた僕もなんだかとても嬉しくなるようなとても素敵な笑顔でした。

その後、
無事に車の返却を済ました僕は帰りにまたそのお店に寄って。
彼女はその時もまた可愛らしい笑顔と澄んだ瞳で迎えてくれて。
それで僕はミネラル・ウォーターを1本買って、

「君とお店の写真を撮りたいんだけど、、よいかなぁ、、?」

と聞いたのですが、彼女は、
彼女特有の少しハニカンダ、何処か?少しスマナソウな笑顔で

「YES」

と答えてくれました。



旅を宝物にしてくれるのは、
いつだってこんな素晴らしい人々に触れた記憶だったりします。
綺麗な風景やおいしい食事、お目当ての遊びや体験ごとも、
そこに素敵な人との触れ合いが加わったりすると、
そんな出来事達がさらに素晴らしい「宝」にまで
磨き上げられるような感じがします。
特に異国の地では、
異文化の中にいるという不安や心配などが心身に「潜在的」にある為か、
何かの助けを受けたような出来事というのは、
自分の国で過ごす日常ではあまり気にならない様なちょっとしたことでも、
とても有り難く、嬉しい気持ちになったりすることがあります。
そんなワケで、冒頭の写真......
一見、何の変哲も無いホテルのボールペンさんというのは、
僕にとってはこの旅で何物にも勝る最高のお土産......
いや......
「宝物」となっているモノなのです。(´ω`*)
きっと、ずーーと、大切に持っていると思います。



返却したレンタカーさんと一緒に走ったプチ・トリップも
とても楽しかったのです。
その旅を楽しくしてくれたのは、この二人の女性スタッフ。
H嬢とF嬢。
ため息が出るほど美しいセドナの自然の中で遊んでおります(^^)
後ろに見えるのは「カセドラル・ロック」
「大聖堂」と言われる岩山。

二人とも車の旅を「宝物」にしてくれたとても素敵な女性達です。
普段は仕事もバリバリとこなすスーパーな二人。
特にビッグアーティストを抱えるF嬢はこの時もトテモ忙しく、
LA(Los Angels=ロサンジェルス)から僕らと合流したのですが、
移動の車中でもずーーっと、端末でセカセカと仕事してました。
偉しっ!(><)/

二人にも心からの感謝をココに記しておきます(^_^)アリガトー☆

彼女達と走ったセドナグランド・キャニオンのお話はまた今度、
あらためて。。


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