銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

ムーア監督が、ボーイスカウト上がりだったとは!?!?!

2010-02-02 12:25:00 | Weblog
 実は日中関係の続編が来ています。転送許可が出たら、また、書きますが、今日はわきにずれて・・・・・

『ムーア監督の荷物が、日米間で、行方不明になる(+ボーイススカウト)』をお送りさせてくださいませ。

 この間、東宝シャンテ(日比谷)に『メスリーヌ』を見に行ったときに、隣でマイケルムーア監督の『キャピタリズム~~~マネーは踊る~~~』の予約券を買いに来ている若い女性がいて、『あ、その映画は、人気があるのだな?』と思いました。

 しかし、私はそれをまだ見ていないし、過去のムーア監督の作品は、一作もまだ、見ていないのです。

 それは、ムーア監督に対して、いささか以上の懸念があり、少し、身構えているというか、はすに構えて見ていたところがあるからです。それは、マスコミの報道が十分ではなかったとか、正しくなかったことに、よりますが、・・・・・アカデミー賞を取ったときに、『この人は、眉唾物の、人ではないか』と、少しですが、疑ってしまったからなのです。

 私の実体験から考えるのに、あれほどの真実を語る人が、この世の中で、無事であるわけが無いのです。しかも、撮影を自由に行うことができて、かつそれが当たり、かつアカデミー賞まで受賞するなどとは、予測だにできないことでした。したがって、彼は、ダブル、または、トリプル・スタンダードの人で、深層のところで、現代社会、もしくは資本主義を肯定している存在ではないかと、ずっと、心底で考えていたからです。
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 ところが、ある小さな映像をテレビで見た途端に、一転して、彼を信じるようになりました。東証で開かれたという、来日記者会見の模様です。「荷物が行方不明になったので、相撲取りのための洋服店に行って、急遽買い求めた」という発言が、私には、重要だったのです。奥様(マネージャーかな?)やら、他のスタッフも一緒です。荷物は多いはずですが、ムーア監督の衣服が入っているスーツケースだけが、どこかへ行方不明になるとは、chジョット不自然ですね。考えすぎ、または、ミステリーものの見すぎかもしれないが、それなりの制服を着た偽のスタッフが、他のカーゴへ移したと考えるとすこぶる妥当に成ります。

 で、『この人は、やはり、弾圧をされている。そして、それを乗り越えて、映画制作を続けている大物なんだ』と推察できたから。

 現代の弾圧は、ストレートには行われないのです。クリエーターに向かって、「作るな」とか「書くな」という命令が相手側、(今回は大資本とそれで生きているアメリカの1%の大金持ちたち)から、命令をされるわけではありません。

 私だって、警察から命令を受けていたり、朝日新聞から、抗議を受けたりしたことはありません。もちろん、民主党からも、小沢幹事長からも、井上ひさし氏からもです。朝日新聞は、拡販を口実に、ただで、数年間にわたり、読ませていただいているほどです。

 この原因を推察すると『私たち朝日新聞の論調に、雨宮舜を、最終的には、ねじ伏せてやろう』と思っておられる筋が、上部内にあるのだろうとなります。私自身は、批判をしているのに、ただで読ませてもらうのは心苦しいので、「もう、拡販の目的でも、要らない」と断ろうと考えているのですが、必ず、私が留守の間に契約が更改され、その確認の電話が、販売店ではないところから来ます。不思議なことです。ただ、この文章を書いたあとでは、新規更改は無いかもしれません。そうしたら、それが私の推論への、傍証にはなります。
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 朝日新聞がタダで読めるのは、一月あたり五千円ぐらいの得にはなります。が、それ以外のことに莫大な損失を受け続けていて、『ああ、こういう形で、現代では言論弾圧を受けるのだなあ』と、しみじみ感じています。しかも、ここ三年間は、ほとんど毎日、そういう現象を目にいたしました。家の中(パソコンが使いにくい現象)か、外のどこかで。

 だから、マイケル・ムーア監督の荷物が、日米間で、行方不明になったと聞いたとたんに、『あ、彼はこういう形で嫌がらせを受け続けていて、それが、一種の弾圧に当たるのだ』と推察しました。後で、「積み残していた」という続報もあった模様が、インターネットサーフィンでわかりましたが、それは、ムーア監督が記者会見で、言及したからこそ、出てきた話でしょう。
 その荷物が届けば、監督は普段着慣れた洋服で行動することができますが、それ以前は、誰だって、ドキッとするし、困惑する事態だと思います。私は『よくぞ、相撲取り用の洋服屋の存在を知っていらっしゃったわね。機転が、利きますね。偉い。・・・・・そして一番偉いのは、ご自分でも、このいきさつの裏に、不明朗な動機が隠されていることは、十分に察せられるであろうに、ユーモアのセンスで切り抜けておられて、そこが抜群といってよいほど偉い』と感じました。

 で、大きな興味を持って、生涯で初めて、インターネットサーフィンをしてみると、彼は家族の中では、下の方のこどもで、大変かわいがられて、かつ、自由に育てられたことも、推察をされました。これは、勇敢に外部に立ち向かう性格を養います。発言を恐れない人格を形成します。なるほど、と思いました。私なんかは長女だから、相当に違います。うらやましい育ちです。

 その次に、ボーイスカウトのイーグルを取っているということもわかりました。このイーグルとは日本では、富士章に当たるそうで、最高クラスの立場を意味します。ボーイスカウトは一種の軍隊組織になっていて、上になることは、絶対に大切だと教えられます。しかし、上になるためには、簡単ではありません。しかし、ひとつずつ、達成して階級が上がっていくので、何事にも達成感を味わい、その気持ちよさを味わい続けて、育ちあがったことも察せられます。
それが、この勇敢にして、エネルギッシュな映画作りの原点となっているとも考えます。
 ボーイスカウトは、軍隊組織状であることからもわかるように、体制内優等生を育てる目的があると思いますが、そこで、学んだ生きる手法を最高に生かして、世の中に役立つ行動をとっているのです。それが、体制批判でもあることは、一種の矛盾でもあります。

 ただし、その行動から、彼を悪人だと規定してしまうのは間違いです。むしろ聖人の域に達していると、私は感じるほどの、大物です。しかも、ここで、映画の製作は休むといっているからこそ、真実の大物です。次報で詳述しますが、その休むというところが、大きな感銘を受けるところです。

 彼の行動とは、結局はアメリカの文化史に大きな足跡を残すものです。こういう人材がアメリカにもいたということは、アメリカが誇ることと将来はなるでしょう。リンカーン大統領に匹敵をする重要な仕事を果たしていると、私は映画をまだ、一本も見ていないのに感じます。

 ともかく、そのボーイスカウト時代が大きくも役立っていると考えられる、リーダーシップですが、彼は、高校時代早くもそれを発揮しています。校長先生他をを批判をしています。これは、時代の風潮も味方した運動だったと思いますが、ともかく、その批判の様式が、独自で頭がよいです。校長より上の権限を持つ、教育委員に立候補するという形ですから、優れたかつ実効力のある様式をとっています。で、校長はムーア監督が、教育委員であった時期は校長を辞任していたそうです。それが、10代のことですから、とても驚きます。

 さて、今日も長くなりそうですので、ここで、いったんは切りましょう。この項目続くとさせてくださいませ。                          2010年2月2日  雨宮 舜
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